This is tricky... な 英文法

今日のは、なぞなぞみたいかもよ。英文法の解説書に出ていた例らしいです。

以下のa)b)の英文について質問を受けました。

a) On account of his ill health, John was obliged to give up his job.
b) On account of John's ill health, he was obliged to give up his job.

「b)の文ではheとJohnが別人物になる」との説明が書かれているのですが、なぜなんでしょうか?

という質問だったんです。

これどうでしょう。皆様、よおく目をこらしてみてくださいね。
a)はJohnが主語であって、b)はheが主語なんですね。
それと副詞句のところが違うわけね。

さてさて、お料理、お料理。(^○^)

というわけでお料理です。\(^^\)(/^^)/

実はこれはトリックのような問題なんです。
副詞句”On account of ....”を以下のように後ろに移動させるとわかりやすいと思いますよ。

a’)John was obliged to give up his job on account of his ill health.
訳「ジョンは、彼の病気が理由で、仕事をやめざるを得なかった。」

b’)He was obliged to give up his job on account of John’s ill health.
訳「彼はジョンの病気が理由で、仕事をやめざるを得なかった。」

このように見ると「bの文章ではheとJohnが別人物になる」と解せると思います。

もう少し深く言えば、名詞とそれに対応する代名詞を同一文中で使用する場合、主たる文に重要な情報をもってきます。上記の例では、John was obliged to give up his jobが主たる文で、On account of his ill healthはサポート情報としての副詞句になります。重要な情報であるJohnが主文にあり、サポート情報にhisを使っています。ゆえにa)ではJohnとhisは同一人物になります。

通常、代名詞は既出の名詞に対して使用するものなので、「名詞→代名詞」の順序が普通ですが、a)の文に関して言えば、副詞句が前にきたため、たまたま順序が逆になり、「代名詞→名詞」の順になったと考えられます。

<別の例>
Tom saw a frog near him.
→Tomとhimは同一人物です。
Near him, Tom saw a frog. 
→Near himを文頭にもってきただけなので同一人物です。

しかし
Near Tom, he saw a frog.
→Tomとheは別人です。
あるいは、もしも、筆者が同一人物としてこの文を書いたとすれば、それは非文になります。

名詞と代名詞の順番って結構、神経使うものなんですね。
(*'-'*)
# by ladysatin | 2013-04-15 22:52 | 英文法_English Grammar | Comments(0)

今日は英作文のヒントになりそうな内容を思い書いてみますね。

"お金やそれ以外の事で愛情を計る事ほど、愚かな事はないくらい分かっている"

この英訳をお願いしますと言われてしまいました。

おお、こいつは難しいわ~。

こんな文を英作するには、多角的な検討が必要だと思っています。
私がよくやるのは、同じ意味を表す日本語を作ってみるということ。

この文は換言すると
「お金やそれ以外の事で愛情を計る事に価値があると信じるほど、私は愚かではない。」と解釈できます。

「愛情を計る」は「愛の深さを測る」と考えることができます。
さらに、これは逆の書き方もすることができます。

つまり
「お金やそれ以外の事で愛情を計る事に価値があると信じるとすれば、私は愚かだということだ。」

そう考えて下記の文を作ってみました。

I would be stupid if I believed in measuring depth of love by money or other things.

直訳は「if 以下のことをすれば、私は愚かだということになる。」となります。

英語ではこのような言い方をよくしますね。

日本語を直訳するばかりでは、どうしても行き詰ってしまうことがあります。
そんなときは、別のアプローチをしてみるといいかもしれません。

ちょっとしたヒントを書いてみました。
# by ladysatin | 2013-04-09 22:32 | 日英 Translation | Comments(0)