2022年 05月 06日
訳詞の世界~Company - Rickie Lee Jones

Rickie Lee Jonesを取り上げられるのは二回目ですね。「Company」は“Love”や“Shine Your Light on Me”といった言葉が一度も出てこない、奥ゆかしいラブソング。“訳詞には訳者の心情が表れる”というのが私の持論ですが、ladysatinさんの“愛”対する所懐を垣間見たような気がします。
彼女がデビューして四十年余り。この曲を収録したアルバム以降は、メインストリームとは異なる場所での活動でしたが、その希有な存在感はアーティストを魅了するアーティストといわれていますね。ジャンルを問わないカバー・アルバムを四枚出していますが、私の好きなThe BandやNiel Youngの曲の解釈には驚嘆しました。
現在のお仕事の切っ掛けを作ったのが洋楽だったのですね。〈好きこそ物の上手なれ〉という諺がありますが、誰もがそうなることは出来ません。その努力に敬服いたします。お忙しいようですが、これからも細く長く、想い出の曲を取り上げてくださることを願っています。
さてお薦め曲ですが、前回気に入って頂けたので、今回もLarkin Poeにしました。十一月に発売する、『Blood Harmony』というアルバムからの先行リリース曲、「Bad Spell」です。甦り、炸裂する'70年代のリフに、肺腑を突かれます。ブルース・ハードロックを超えた、ヘビメタ・ブルースの降臨といった感じです。お楽しみ下さい。
コメントをありがとうございます。
Rickie Lee Jones のデビューアルバムは全曲素晴らしかったです。アルバムの邦題は「浪漫」でした。ジャケットの雰囲気にマッチしていて、よいタイトルだったなあと思います。
今の仕事のきっかけは確かに洋楽ですね。小学生の頃から聴き始めていて、中学生になって英語が教科に入ってから、私は初めて自分に自信が持てるものが出来ました。いつかは英語で食べていきたいと思っていましたが、大学卒業後は銀行員になったので、その時点で英語は過去のものになりました。めぐりめぐって、今、翻訳家として仕事が出来ているのは不思議な気がします。
Bad Spell を聴きました。本当に70年代にタイムスリップする感覚ですね。Larkin Poe が70年代にデビューしていたら、間違いなくスターになっていたと思います。前回も書きましたが、女性ボーカルの声が抜群にいいです。ロックボーカリストが憧れるような声の持ち主です。ちょっといないですね。この声は。まだ若いと思うので、これからもっとうまくなるでしょう。私も注目していこうと思います。

ありがとう
Thank you for your heartwarming comment.
うれしいです。ありがとうございます♪

お久しぶりです。六月末の酷暑の後に鬱陶しい天気が続いていますが、お元気で活躍されていますか?
週末、棚に並べたCDの後ろから、Diana Krallの『Wallflower』(2015年)という、封も切っていないアルバムが出てきました。聴いたことはある名前だけど、どんなアーティストかは見当も付かない。調べたらとても有名なジャズシンガー兼ピアニストでした。
収録曲に'60年代、'70年代のロックやポップスの曲が記されていたので、それに釣られた纏め買いの中の一枚だったのだろうと思います。
遣り繰りして購入したレコードの一枚一枚を、大切に聴いていた十代の頃を想い出して反省しました。人は豊かさや便利さを手に入れる度に、大切なものを失っていく。自分はそうなるまいと生きてきたつもりでしたが、行動の軌道修正が必要だと痛感しました。
今回の推薦曲は、その隠れていたCDの中の一曲「Operator(That's Not the Way It Feels)」です。原曲はJim Croceで、Carol KingやJoni Mitchellと同時代のシンガー・ソングライターです。想いを断ち切れない感傷が、映画の一場面のような歌詞で綴られています。中学生の時に、シングル盤を擦り切れるくらい聴きました。夜の電話ボックスで、好きな同級生の電話番号を書いたメモを握りしめていた。そんな想い出が蘇ってきます。結局、かけられませんでしたが……。
こんにちは。毎日暑いですね。
私の方はこのところ超多忙になってしまい、お返事が遅くなってすみません。
Diana Krall という歌手については、以前私のブログにどなたかがこの人の曲を紹介してくださったことがあって思い出しました。あまり印象には残っていませんが、ジャズシンガーだったのですね。90年代以降の歌手については本当に疎いので、この人については全く知識がありません。Wallflower というアルバムはカバーアルバムのようですね。私が知っている曲がいくつかありました。
Southern Man さんから教えていただく歌手やバンドは、半分は知らない人たちですが、Jim Croce も知らない人でした。本当に色んなアーティストをご存じですね。Operator も初めて聴く曲なのですが、なかなか風情があってよい曲ですね。時代を感じさせます。オペレーターとのやり取りの情景が目に浮かぶようです。


お久しぶりです。Diana Krall は普通です。あまり好んで聴きたい歌手ではないかもですが、コメントが難しいですね。Elvis Costello が旦那さんだとは知りませんでした。この人には良い印象がありません。その昔、Linda Ronstadt が Alison をカバーしたんですが、Linda のことをとても悪く言っていて、なんて狭量な人なんだと失望したことを思い出します。そんな印象なので、ほとんど聴いてないんです。でもせっかくアップしてくださったので聴いてみますね。いつもありがとうございます。
ご無沙汰しています。お元気ですか?
On Saturday Afternoons in 1963 もいいですね。ファーストアルバムは全曲素晴らしかったと思います。Night Train も好きでした。今聴いても古さを感じさせないですね。


コメントをありがとうございます。Rickie Lee Jones のファンの方からのコメントとてもうれしいです。コンサートも行かれたんですね。うらやましいです。私も一度は生で聴いてみたかったアーティストです。独特の感性と表現力が素晴らしいですよね。また日本に来てほしいです。