I Live Here

年齢を重ねると涙もろくなるというのは本当のことのようです。
若いときはテンションが上がっていた(笑)ので、涙とはあまりお付き合いがありませんでした。

ここ数年は、自分に直接関係のないことなのに、ほんのちょっとしたことで心が揺さぶられます。何故だろうと思いました。もしかしたら、人生の折り返し地点を通過し、死に向っていることを無意識のうちに日々感じとっているからかもしれません。

残りの人生をどう生きるのか。自分の生きた証を何かの形で残したい。そう思いながらも何もできていない自分に愕然とします。8月になるとその想いが強くなります。時代に翻弄され、無念な死をとげた人々に思いを馳せるとき、平和な日々のありがたさをかみしめると同時に、今の自分から一歩を踏み出さなくてはと思います。

被爆者である母は、よく原爆の話を聞かせてくれました。しかし、その話は断片的にしか覚えていません。今になって思います。もっともっと聞いておくべきだったと。今、「あの時の空はどうだったの?」と聞いても、「どうだったかねえ」と言うだけで、母は思い出すことができません。「お父さん今日はまだ帰ってこないね」と死んだ父のことをいつまでも待っているくらいですから。

戦争のこと、原爆のこと、遅いくらいだけれども、私はこのことに何らかの形で関わっていくことになると思います。
自分のできる範囲で。

さて、このところ毎週楽しみにしているドラマがあります。

「この世界の片隅に」

連続ドラマを見ることはめったにありませんが、このドラマは戦時中の広島が舞台ということで、最初から興味を惹かれました。実際に見て、大変丁寧に作られた良質のドラマだと思いました。毎週、涙なくしては見ることができません。

演じる俳優さんがすべてよく、安心して見ていられます。主人公のすず役の松本穂香さんを初めて知りましたが、素敵な女優さんでこの役にぴったりです。先日の第5話では、松坂桃李さん演ずる夫の周作と電車の中で喧嘩する場面があったのですが、そのシーンの微笑ましさに和みました。

個人的には仙道敦子さんの女優復帰がとてもうれしかったです。20数年ぶりということですが、ブランクを感じさせず、抜群の安定感です。第5話での号泣シーンは圧巻で、私も涙があふれました。

第6話では大変なことが起きるようなので、ますます目が離せません。

今回の記事は、このドラマについて書きたかったのです。というのも、こんなにいいドラマなのに、視聴率が10%ないみたいなんです(広島地区では20%いってるようですが)。なので、私のブログの読者の皆様には宣伝しておこうかなと思いました。TBS の回し者ではありませんよ (^^)

戦時中も普通の人々には慎ましやかな生活があったということ。
このドラマはそれを教えてくれます。

今日の記事のタイトル I Live Here は、「この世界の片隅に」に英語のタイトルをつけるとしたら…と考えたものです。




Commented by nory at 2018-08-17 15:06 x
私はこのドラマ知らなかったんですが次回の放送、録画予約しておきます!

玉ねぎを包丁でガシガシ切っていて流す生理的な涙と垂れる鼻水、一方の感情を発露として潤む涙は同じ涙でも成分が全く異種らしいですもんね、←サイエンス系の記事で読んだ読みかじり記憶。

若い頃に映画『マディソン群の橋』公開当時見てますけど今一つピンと来なくて(原作も一応読みましたが)センチメンタルなメロドラマって大衆の心を鷲掴みにしちゃうんだな~、ふ~ん(テンション低温反応)ぐらいでしたが四十路こいたら主人公二人の決定的な別れの場面で涙腺決壊しちゃいました。。。Satin姐さんの母上は亡き夫の帰りを待ちわびているんですね、う~ん、切ない乙女心ですね。。。
Commented by ladysatin at 2018-08-17 21:39
nory さんがこのドラマを見てくださると知り、この記事を書いてよかったと思いました。認知度が低いのかもしれませんね。昨日からこの記事にアクセスしてくださる方が増えているようなので、多くの方々に見ていただければと思います。

「マディソン郡の橋」はテレビでよく放送されていたので、私も3回くらい見ました。大人のメロドラマでしたね。私は「チャンプ」という映画を見ると、涙腺が崩壊します。始まりから終わりまで、ほぼ泣いてしまいます。

母とは普通に会話できているのですが、色んなことを忘れていってます。「お父さんはずっと昔に死んだでしょ」というと「そうだったの」とわかってくれるのですが、またしばらくすると「お父さんが帰るまで待っとかなくちゃ」と言います。かわいい母です。
Commented by nory at 2018-08-20 12:27 x
映画『チャンプ』ウルウルこみあげちゃう名作ですねっ!鼻水もポタポタ…劇中に描かれる破局してしまった両親それぞれの苦しい胸の内もですけど子役の少年TJ君が名演技過ぎますわ。個人的には自分の小学生時代に行方不明状態だった父親が幾度か千円札を2~3枚程度、小遣い銭を私に恵みに来てた時の事をちらっと連想しちゃいます。夫婦の不仲は当事者二人の問題ですけど子供は親の都合に巻き込まれますからね~(^_^;『チャンプ』とストーリー展開は全く異なりますけどイタリア映画の『自転車泥棒』も痛々しいパパりん像が描かれていて、なんだか人生の悲哀とやるせなさ『チャンプ』もあの結末だから良いんでしょう、全然関係ないですけど私はフェー・ダナウェーと誕生日が同じです!ルー大柴も!笑

今年の春に他界した私の義母、80代半ばからアルツハイマー型の認知症が原因で老人ホーム住人させてたんですよね、私が誰なのか分からない恍惚度で施設面会時に「こんにちは」声を掛けると「はじめまして」返事をしてくれるマムを混乱させるわけにもゆかないので毎回ワンパターンの I'm really glad we met を繰り返すんですが30分もすれば「あなた誰?あなたのお名前は?ここはどこ?」Satin姐さんの母上と異なり夫と添い遂げたわけじゃなく長年義父の女性問題に悩まされた末に離婚してますから、あの世で元夫(私の義父)と再会する事は優先順位の上位にならなさそうですが一人だけ独身時代にゾッコン惚れ込んだ、うんと年上の妻子持ち男性がいたらしいですから、その彼と再会していてほしいです。(マディソン群的な話しですな。略奪愛に走れずひっそりと既婚者から身を引き別れを選ぶケースその1)

録画しておいたドラマ観ましたよ!私もTBSの回し者じゃないんですが(笑)当時はテレビがなくてラジオから流れて来るアナウンス…私の友人、向井ちゃん(局アナ)が声出演してるじゃないですか!いいネタ提供して頂きました~あとで向井ちゃんにLINEしときます!役者さん達も広島弁が絶妙ですね(広島、長崎は親しい友人が暮らす地です)次回のオンエアは夜9時からなんですね、念の為に録画予約しておきます!
Commented by ladysatin at 2018-08-21 01:57
nory さんもチャンプはご存じだったのですね。かなり古い映画なので、知らないんじゃないかなあと思っていました。チャンプは10回以上観ました。10分おきぐらいに涙をさそう場面が出てきます。TJ の役の男の子が上手すぎて。フェイ・ダナウェイはきれいでしたね。

お義母様は今年亡くなられたのですね。ご家族の皆様はまだお辛い時期を過ごされていることと思います。私の母はまだ健在ですが、幸せな人生だったと最後には思ってもらえるように、出来る限りのことをしたいと思っています。

ドラマご覧になりましたか。第6話の最後は悲しい場面でしたね。フィクションだということはわかっているのに、実にリアリティのあるドラマです。ご友人が声で出演されているとは素晴らしいです。是非、よろしくお伝えくださいね。視聴率とか関係なく、このドラマは今年のドラマの中で、一番価値あるドラマではないでしょうか。戦争を知らない若い方に、特に見ていただきたいです。次回は2週間開きますので待ち遠しいです。最終回まで見届けます。
Commented by ladysatin at 2018-09-08 01:57
第7話は号泣でした。尾野真千子さんの演技が素晴らしかった。すずさんは戦後をどう生きていくのでしょうか。第8話も見逃せません。本当に良いドラマです。
Commented by nory at 2018-09-12 19:00 x
いよいよ16日が最終回ですね、前回のオンエアは見逃してしまいました!ずわんね~んっ!(^_^;
最終話はバッチリ録画予約しとかなくちゃです!!!
今月2日に日帰りで母と二人、介護施設面会しに行ったんですけど祖母は4日に亡くなりました。
カリフォルニアで産まれた祖母の兄はノルマンディーで戦死してます。
二泊三日、金曜から日曜まで東京を留守して静岡行ってたんですよ。
葬式準備でバタバタしていた為、TVドラマ録画予約の事なんぞすっからか~んに忘れちゃってました。苦笑

祖父が理系のエンジニア、国家公務員だったので戦争には行かず戦時中技術屋をやってたんですよね。
だもんで母は沼津の軍事工場近場の防空壕で産まれたそうです。(終戦ギリギリ手前)
今年は義母と祖母、葬式2連発で義母も英国空軍のOLやってた元軍人ですから頭がラリルレロ(アルツハイマー型の認知症で施設へ入れてました)になる以前は戦争の話しをよく聞かせてもらいました。
実際に戦争を知る世代の人から当時の話しをぞんぶん聞いておくべきだなあってつくづく思いますよ。
長崎と広島、沖縄も先の大戦で多くの犠牲者を出しました。
もう二度と悲劇が怒らない事を切に願うばかりです。
Commented by ladysatin at 2018-09-13 00:06
nory さん
次回は最終回ですね。第8話も涙…涙でした。

nory さんのご祖母様が今月亡くなられたとのこと、お悔やみ申し上げます。今年はお二人も大切な方を亡くされ、大変お辛い年でしたね。大切な方の死を受け入れることは、すぐには難しいと思いますが、どうかお気を落とされませんように。

戦争を知る人々が生きている間はあまり思わなくとも、亡くなってから、あの頃のことをもっと聞いておけばよかったと思うものかもしれません。私の母はまだ生きていますが、もう戦争のことは断片的にしか覚えておらず、話が続きません。私がまだ10代の頃にもっと聞いておくべきでした。後悔先に立たずです。

戦時中を生きてきた人々がいて、今の私たちがあるということ。
それを決して忘れてはならないと強く思います。
Commented by nory at 2018-09-13 15:30 x
Satin姐さんの温かなお声掛け、お悔やみを頂戴できた婆さんとマム、二人は喜んでると思います♬
日本的に言わば?二人の供養になります~~~、どうも有難うございます!(^_^)

90過ぎまで長生きした二人、義母と私の祖母は共に第一言語が出生地英国とアメリカという違いあれども英語ですから今頃はあの世で英語トークしているかもしれないですね、もしくは言語を使用しなくても済むモードで(宇宙語ですか???笑)ガールズトークに花を咲かせているやもしれません。

今、母上が安心して暮らせるのも親孝行娘、 Satin姐さんの御尽力賜物と存じ上げます。
私は育ちが悪くべらんめえ口調で丁寧な言葉遣い苦手なんですけど↑頑張ってみました!笑っ笑っ!
録画予約するのを忘れない様にしないといけないですーーーー!先人の教えに学び、平和の有難さを噛みしめたいですね。
Commented by ladysatin at 2018-09-16 23:19
nory さんのご家族はインターナショナルなんですね。
うらやましいです。ガールズトークされてると思いますよ。

今日は「この世界の片隅に」の最終回でした。感想は…ちょっと雑だったなあ。悪くはなかったのですが、急いで終わらせたという印象でした。視聴率があまりよくなかったから早めに終わるかもって何かで見たのですが、9話で終わったのはそうだったのかな。前回までの展開がとても良かったから、やや残念でした。でも良いドラマだったことは間違いありません。平和についてまた考えるきっかけをもらえたし。

nory さんのべらんめえ口調、私は好きですよ。
Please stay as you are. OK.
Commented by nory at 2018-09-18 15:10 x
番組を第一話から視聴していたわけじゃないですから偶然!Satin姐さんブログで番組情報を知った次第でしたが、TBSじゃなくてNHKの朝ドラと大河を足して2で割った風な雰囲気の作品だなーって印象を受けますた。←素朴な感想その1.

東京住んでますし旦那との会話も日本語ですから私は全然インターナショナルじゃないですよ~、はっ!ここで一曲♬

https://www.youtube.com/watch?v=UEyD55J3MpQ

うちの旦那は私が買い求めた洋楽CD歌詞和文を読むと時々…いえ、四六時中…「この程度でプロの翻訳家かよ」←毒吐きコメント(笑)いやしかし彼の真意、趣旨、たぶん職業意識の高さを問いたいんでしょう。
その前に私の友人宅ベビーちゃんに会った時「ぶくぶくしていて可愛いですねえ」の「ぶくぶく」って言うのをやめてもらいたいですが…(^_^;;;

戦争モノだと最近見た映画でちゃんと娯楽作品になってる~と思った一作です。

https://www.youtube.com/watch?v=Y6rjKnyMF9E
Commented by ladysatin at 2018-09-19 03:22
「この世界の片隅に」が終わってしまって、楽しみが減りました。毎週待ち遠しかったから淋しい。

Dead Or Alive のリンクありがとうございます。You Spin Me Round しか聴いたことなかったです。Pete Burns は昨年亡くなってしまいましたね。

FLYBOYS という映画は知らなかったです。良さそうな映画ですね。
戦争ものは好きなので、観てみたいです。

nory さんのご主人は楽しそうな方ですね。日本語も上手なんだ~。
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by ladysatin | 2018-08-14 22:17 | 英語と私といろいろ | Comments(11)