emails in the chain

最近知った表現について

私の仕事は日英翻訳がほとんどなのですが、たまに英日翻訳の依頼がきます。英語から日本語への翻訳は、正直あまり好きではないのですが、他に何も入っていないときは引き受けています。

先日、その英日翻訳の依頼がきました。その中で、なんだこりゃという表現が出てきて、四苦八苦したというお話です。

タイトルの emails in the chain という表現です。

「鎖になっているメール」って何だろう?
あれかな?チェーンメールのことか?

チェーンメールって皆さんご存知ですか?「チェーンメールとはこの手紙を回さないと不幸になるといった「不幸の手紙」のメール版で、受け取った人に誰かに転送させることを目的とした迷惑メールです。」とネットにあります。(私はチェーンメールというものをもらったことはありません。)

でもチェーンメールは、英語ではそのものズバリの chain mail chain letter といい、emails in the chain なんて持って回った言い方はしないんです。

それで emails in the chain を調べてみました。そしたら、ここ数年で出てきた表現だとわかりました。初期のメールソフトにはついていなかった機能です。

Gmail や Windows10 に付いているメールソフトを使ってらっしゃる方は、ご存じだと思いますが、同じ件名のメールをやりとりをすると、そのやりとりのメールは一つのスレッドの中に格納されますよね。そのことを emails in the chain と言うようです。ネットで調べると、普通に使われている表現だとわかりました。

なるほど、鎖のようにつながっているメールのことだったんですね。昔のメールソフトはこういうシステムにはなっていなくて、同じ件名でも別々に表示されていました。Thunderbird は今もそうですね。

さて、emails in the chain を私が何と訳したかですが、これは難しかったです。「鎖になっているメール」とか「つながっているメール」では、何のことがさっぱりわかりません。

今回は、簡潔さよりわかりやすさを優先しました。

emails in the chain → 一つのスレッドの中の一連のやりとりのメール

長すぎると思いましたが、これ以外に思いつきませんでした。
「こういう訳はどう?」ってお勧めの訳がある方は教えてくださいね。
Commented by AO at 2018-07-21 11:36 x
文脈によってどのくらい説明の必要があるかが変わるとは思いますが。
「同スレッド内のメール」、「一続きのメール」とかはどうでしょうか。
でも本当に、長くても説明するしかない単語ってありますよね。
Commented by Ataron at 2018-07-21 12:50
こんにちは、なるほどメールのスレッドに関して言うんですね。 長い訳は、ちゃんと読んでくれる人には判りやすいと思います。 偉そうに言わしてもらうなら、「の」が多いので、「スレッドの中」だけは「スレッド中」が読み易いかも。

私、ビットコインのchainと Pretenders の Back On The Chain Gang を思い出しました^^;
Commented by ladysatin at 2018-07-21 16:49
AO さん
コメントをありがとうございます。

「同スレッド内のメール」素晴らしい。まさに私が探していたものです。私の訳をこんなに簡潔にかつ過不足なく表現してくださってうれしいです。こういう訳が全くひらめきませんでした。もっと日本語の表現力を磨かないといけません。本当にありがとうございました。
Commented by ladysatin at 2018-07-21 17:00
Ataron さん
コメントをありがとうございます。

おっしゃる通り、「の」が何回も出てきてますね。今読み返すと見苦しいです。もっと工夫が必要でした。AO さんの「同スレッド内のメール」のような訳をすべきでした。力不足です。

Pretenders 懐かしいですね。Chain Gang といえば、私の場合は Skid Row の Livin' on a Chain Gang です。今も聴くと若返ります。(^_^)
Commented by AO at 2018-07-21 18:14 x
気に入って頂けましたか! 嬉しいです。
今頃気づいたんですが、先ほどは記事を読んでふと書き込んでしまったので、「初めまして」のご挨拶もなしで失礼いたしました。
私はズブの素人からいきなりなりゆきでフリーの翻訳者になってしまった者でして、つい先日このブログを発見し、長年の経験のあるプロの方は違うなあ・・・と勝手に憧れていたところです。
今後も愛読させて頂きますね!
Commented by ladysatin at 2018-07-21 21:09
AO さん
こちらこそコメントをいただけてうれしかったです。
リンク先を拝見しました。素晴らしいご経歴をおもちですね。
あの訳がさっと出てくるのも当然です。納得しました。

ブログは不定期ですが、また遊びに来てくださいね。
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by ladysatin | 2018-07-20 23:14 | Comments(6)