2015年 03月 05日
訳詞の世界~Is This Love – Whitesnake(和訳)
長年憧れていたミュージシャン(誰かはヒミツ)に、どうしてもお知らせしたいことがあって、ある方法でメッセージを送ったんです。A4で1枚ぎっしり書きました。何度も推敲に推敲を重ねて書いたので、死角なしの英文だったと思っています。
そしたら、な~んとお返事があって、あ~れ~みたいな感じで舞い上がってしばらくご飯が食べられへんかった。
このときほどインターネットの威力に感激したことはありません。うれしいよぉ。
と同時に乙女の頃の私に戻ってしまい、寝ても覚めても彼のことばかり。(。-_-。)ポッ
今、少し落ち着きました~。
そんなわけで週末のブログ更新は頭が回らずできまへんでしたっ。
ごめんよ~。
ということでここのところ訳詞をやってなかったので、久しぶりに...
今日は、そんな私の気持ちにぴったりな曲を選んでしまったの。
またしても趣味丸出しで Whitesnake の曲です~。
大好きなカバの声に酔いたい気持ちなのです。
で、タイトルは…
これって...LOVE ?
ではでは、まず前情報からいきますね。
Is This Love は、Whitesnake の売れまくったセルフタイトルのアルバムに入っているんです。バンド名がアルバムタイトルなので、海外では発表された年の 1987年にちなんで、 Nineteen eighty-seven album と呼ばれています。
一方の邦題は、めっちゃ仰々しい「白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス」っていうんです。
ラテン語で Serpens は「蛇」、Albus は「白い」という意味らしいです。
日本の Whitesnake のファンの人は皆、サーペンス・アルバスと言ってますね。
たまに間違えて、サーペンス・アルバムって言う人もいますけど。ぷっ。
サーペンス・アルバスは、ハードロック至上に残る名盤なので、聴かれていない方は是非。それで、このアルバムなんですけど、ギターは私の大好きな John Sykes 様 が弾いています。(なぜか敬称付き。うふふ)
Whitesnake のギタリストと言ったら、私は Adrian Vandenberg が大好きなんですけど、Sykes 様も素晴らしいんですよね~。めっちゃ美形。あとで写真アップしたろ。あの~、貴公子って感じの整ったお顔なのね。 Adrian は愛きょうのある美形で写り方によっては「ありゃ失敗っ」てなるときがあるんだけど(ごめん Adrian )、若い頃の Sykes 様はどこを切っても完璧な男前。
で、サーペンス・アルバスにまつわる話はネットで探せばたくさん出てくるのでこれ以上書きませんが、カバと Sykes 様が書いた曲はすべてが絶品なのです。その絶品の中の一つが、本日のパワーバラード、Is This Love なのです。
でも Sykes 様は、サーペンスが発売される前に、カバに解雇されてしまったんです。だから、Sykes 様バージョンはアルバムの音源しかなくて、サーペンスの曲は一度もコンサートでカバと一緒にやってないんです。
Sykes 様のギターがあまりにも素晴らしかったので、そのあとにギターで入った Adrian と Vivian ちゃんは、やりにくかったんじゃないかしら。あっ、もちろんお二人とも一流のギタリストなんですよ。でも、タイプが違うギタリストですよね。Sykes 様のギターはぐりぐりうねってうねって信じられない音を出すのでございます。自分が弾くために作った曲だから、他のギタリストは当然弾きにくいと思うんです。
それで、Is This Love は Official Video があるんですけど、バックの音は Sykes 様のギターが流れていて、Adrian と Vivian ちゃんは弾くポーズだけやらされてるの。それで、そのビデオをここに引っ張ろうかと思ったんですけど、内容がちょっとエッチなのでやめました。興味のある方は YouTube でご覧あそばせね。
今日は1990年の Donington のバージョンにしました。このときのソロは Steve Vai が弾いています。
かっこいいな~、Vai先生ってば。カメラを計算してるのがミエミエなんだけど、みとれてまう~。
では訳詞にいきます~。
この詞の中で私が一番好きなフレーズは2つあるの。
ひとつは.
I need you by my side to tell me it's all right ❤
それと
I can feel my love for you growing stronger day by day ❤
この2つのフレーズにカバの美声が絡むと「ちょっと~」って感じになります~。
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Is This Love
(Written by David Coverdale & John Sykes)
I should have known better than to let you go alone
It's times like these I can't make it on my own
Wasted days, and sleepless nights
And I can't wait to see you again
お前をひとりで行かせるなんて、俺ってなんて馬鹿な奴だ
そう考えるたびに、ひとりでやっていくことがつらくなる
無駄に日々を過ごし、夜も眠れない
もう一度お前に会いたくてたまらないよ
I find I spend my time waiting on your call
How can I tell you, babe, my back's against the wall
I need you by my side to tell me it's all right
'Cause I don't think I can take anymore
気づいたらお前からの電話を待っているんだ
どう説明したらいい?どこにも行き場がないんだ
俺のそばで大丈夫だと言ってほしいんだ
もうこれ以上耐えられないよ
Is this love that I'm feeling?
Is this the love that I've been searching for?
Is this love or am I dreaming?
This must be love
'Cause it's really got a hold on me
A hold on me
今俺が感じているのが愛なんだろうか
ずっと探していたのはこの愛だったのか
これが愛、それとも夢を見ているだけなのか
きっとこれが愛なんだ
なぜなら俺をつかまえて離さないからさ
この俺を
I can't stop this feeling, I've been this way before
But, with you I've found the key to open any door
I can feel my love for you growing stronger day by day
And I can't wait to see you again
So I can hold you in my arms
この感覚がずっと続いているんだ
これまでもそうだったさ
だけど
お前とだったらどんな扉だって鍵を見つけて開けることができた
日ごとにお前への愛が強くなっていくのを感じるんだ
もう一度おまえに会いたくてたまらない
会ってお前をこの腕に抱きしめるんだ
Is this love that I'm feeling?
Is this the love that I've been searching for?
Is this love or am I dreaming?
This must be love
'Cause it's really got a hold on me
A hold on me
今俺が感じているのが愛なんだろうか
ずっと探していたのはこの愛だったのか
これが愛、それとも夢を見ているだけなのか
きっとこれが愛なんだ
なぜなら俺をつかまえて離さないからさ
この俺を…
**************************************
訳詞は以上です。(*゚ー゚*)ポッ
とってもわかりやすい内容でした。
カバちゃんの詞は、女性へのありったけの思いを歌ったものも結構あります。
この前の Too Many Tears もそうでした。
この歌なんですが、最初、別れた女性への未練を歌ったものかと思ったんですけど、そうじゃないですね。何らかの理由で女性はどこかに行かなくてはならなくて、彼女と離れてしまった彼は会いたい思いが募ってどうしようもないという歌みたい。
さて、英語学習の観点からいくつか書いておきたいことがあります。
今回はの例文はすべて英辞郎からの引用です。
★I should have known better than to let you go alone
お前をひとりで行かせるなんて、俺ってなんて馬鹿な奴だ
ここ大切な表現がありますね。英辞郎から2つ引用します。
●I should have known better. - もっとよく知っておくべきだった。/私としたことが。
I should have known better than to ask a question like this.
- こんな質問をした私がばかでした。/ばかなこと聞いちゃったね。
そのむか~し、Beatles の曲にそのものズバリ I should have known better という曲がありました。
邦題は「恋する二人」でしたよね。
★It's times like these I can't make it on my own
そう考えるたびに、ひとりでやっていくことがつらくなる
この文は形式主語構文のようですね。that を補うとこうなります。
It's times like these that I can't make it on my own.
直訳すると「自分ひとりでやっていくことができないのは、このような時々である。」
「time like these このような時々」と複数形の times になっているのは、「お前をひとりで行かせるなんて、俺ってなんて馬鹿な奴だ」と思うのは一度じゃなくて何回もあるからですね。
●make it
- うまくいく[やり遂げる・切り抜ける]、何とかする[調整する・やりくりする]、無事にやり遂げる[実行する]、成功する、出世する(英辞郎より)
★I find I spend my time waiting on your call
気づいたらお前からの電話を待っているんだ
ここは waiting on に注目。
普通は、何かを「待つ」というときは wait for ですよね。wait on はニュアンスが変わります。
●wait on -〔出来事が起きるのを〕待つ、待望する
つまり、彼女からの電話を今か今かと待っている切ない気持が表現されてるんですね。
★How can I tell you, babe, my back's against the wall
どう説明したらいい?どこにも行き場がないんだ
my back's against the wall は文字通り、「壁を背にする」という意味もありますが、ここでは比喩的に使われていて「心が追い詰められている」という意味です。
●with one's back against the wall - 窮地に陥って、追い詰められて(英辞郎より)
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①Is this love that I'm feeling?
②Is this the love that I've been searching for?
Is this love or am I dreaming?
This must be love
'Cause it's really got a hold on me
A hold on me
今俺が感じているのが愛なんだろうか
ずっと探していたのはこの愛だったのか
これが愛、それとも夢を見ているだけなのか
きっとこれが愛なんだ
なぜなら俺をつかまえて離さないからさ
この俺を
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この箇所すごくいいですよ。
①の love には冠詞がなくて②では the love となっていますね。
①は「漠然としたいわゆる愛」のことなんですが、②は「俺が探していたのはまさにこの愛か」と言ってます。
語法の解説はこの程度にしておきますね。
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ということで…
やっぱり Sykes 様のオリジナルバージョンをアップしておかないとフェアじゃないわ。
こちらがそうです。↓ 最高です~。
えっと….
きゃっ。
Sykes 様がこんなところに。
もうお待ちしていましたよ ❤
いつ見てもステキです。(*^^*)ポッ
ギターをもつお姿も素晴らしい Sykes 様
黒の Les Paul がこんなに似合うギタリストはほかにはいませんわ。
サイクスさま~ ❤
乙女丸出しの可愛らしさに脱帽です。
憧れのアーティストとのやり取りは興奮しますよね!
俺もある繋がりからヘビメタバントの「魔女卵」のレコードと映画「魔女卵」のデジタル化をしました。お礼に電話で話をしたいと言われたのですが、もはやオッチャンになったメンバーと電話して、ガックリすることがあったら16歳の頃の俺の憧れが、純粋なバンド小僧の夢が壊れてはいかんと思い、電話は丁重にお断りした事があります。あれだね、30年前頃のメンバーは自分のレコードや映画のビデオなんか持たないぜっていうのがカッコよかったんだろうね~(笑)
仕事でお会いした女優さんに遊びに来てと連絡先をもらった時、会ってみたら普通だったので以外と冷めたりすることが多かった。やはり、憧れにまさる妄想はない!因みにSykes 様は俺と同じくイケメンですな♪
コメントありがとうございます♪
改名したの?^^
魔女卵って知りませんでした。今、YouTube に行って聴きました。
日本のバンドってあまり知らないんですけど、良い曲を歌ってらっしゃいますね。
いい年をして恥ずかしいのですが、トキメキをもつって良い事ですよね。
昨日から Sykes 様の写真をながめていたら「やっぱステキ~」って思って。(*^.^*)
メッセージのミュージシャンもですけど、色んなひとにトキメキまくっています。
でも今は皆さんよいお年になられて雰囲気も変わったでしょうね。
私の中にあるのは若かりし頃のお姿なので、今の姿ではないんですよね。
憧れのままで胸にしまっておきます。
ファイトさんは Sykes 様と同じくらいイケメンなんですね~。
ちょっと~。信じるわよ~。(/*^^*)/♪
それと...
Sykes 様のお写真2枚追加しましたっ♪
Is This Love の PV にはカバちゃんの前の奥さんが出てましたね。
あれからもう30年なんですね~。
アメイジングワールドと言っていただいてうれしい限りです。(^^)
ありがとうございます。この女性は誰の事なんでしょうね。たぶん詞はカバ書いてると思うので、カバの過去の彼女かもしれません。(o^-^o)
それにしても1987年のアルバムには良い曲ばかり揃っていますね。Crying In The Rain と Bad Boys と Still Of The Night が私のお気に入りです。John Sykes とカバがもう一度一緒にやってくれたらなあと思います。
ところで、とろさんの絵文字はどうやって入力されていますか?
コメント欄に絵文字が入っているのは、とろさんが初めてです。
すごく知りたいです。教えてほしい♪
もちろんすごい訳もありがとうございますm(._.)m
とろさんのコメントは絵文字入りで、大変楽しいです。
また遊びに来てくださいね。(^^)
でも小さくてよく見えないですね。☺☠
m(._.)m🙇⤵気がつけば新年なっております😅あの頃は仕事が多忙だったのでカバさんのコンサートいけなかったです😣💧羨ましい限りです😣神戸といえばコンサート会場は2、3ヶ所ありますね🎵ひょっとして近隣に私は住んでるので結構お近いかもしれませんね😄
こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。
1990年のコンサートは神戸ワールド記念ホールでした。なんで大阪城ホールじゃなかったのかなあと思います。あの頃の Whitesnake は天下をとっていましたからキャパが小さすぎたと思います。とろさんは神戸在住ですか?私もあの当時は神戸に住んでいました。震災も経験しました。今は神戸から遠く離れたところにいます。また神戸に遊びに行きたいです。(^^)
ロックが好きなおっさんです(^^;;
Is this Love の動画を当時の「ベストヒットUSA」か何かで見て衝撃を受け、デイヴィッドはディープパープル当時から好きだったので「白蛇の紋章」は発売当時即買い入した記憶があります!
で、この曲のジョン・サイクスのプレイスタイル・・・ギターと身体がスイング?しながらのプレイ!・・・がめちゃくちゃかっこよくてまだ若かった当時(笑)・・・憧れたものでした。
でも解雇されたことはまったく知らなくてここにあった動画(Live At Donington 1990)は初めて見せていたたきましたがまったくギターソロは違いますね。
スティーヴも好きなギタリストですがやはりサイクスのサウンドとスイングがセットでIs this love だとすり込まれているので違和感は否めませんね。
でもこの歌詞の内容については、こんな私でもこの頃はまさに目の前にあるloveに気づけずに大切な人を失ってしまうという後悔を重ねましたので感情移入もしてしまいますねww
ありがとうございました!
初めまして。コメントをありがとうございます。
「白蛇の紋章」はハードロック史上に残る名盤ですね。カバさんの声が最盛期だったと思います。Deep Purple の時も人気がありましたが、Whitesnake になってから不動の地位を確立したと思います。あの声は他の人には無理って感じですね。私の中ではハードロックボーカリストの2大巨頭といえば、David Coverdale と Ronnie James Dio です。
サイクスさん私も好きでした。見栄えがよいので女性にも人気がありました。ギターのことはよくわからないのですが、すごく音がうねりますよね。そうそう、スイングしながらうねるんですよ。解雇されてからカバさんとサイクスさんの共演は一度もないので、あのアルバムで終わってしまいました。残念…。
確かに、目の前にある Love に気付かないで過ごしたことって私にもありました。大体が手遅れですね。(笑)
ハードロックファンの方のコメントは大歓迎です。
また遊びに来てくださいね。(^_^)