what の盲点

今日は what のめずらしい使い方について書いてみます。
これ初めて見たとき「なんじゃこりゃ?」と思ったんです。

またしても私を悩ますお友達からの質問。

Do it what you can.

「この what はなんなの~(?_?)」という彼女。

私はよく見もせず「関係代名詞なんちゃう? what you can は Do の目的語じゃ?」と言ったのですが、彼女はすかさず「姉さん、it がありますぜ。ヾ(- -;)」と突っ込んできよったのです。

おっしゃる通りでございます。「it が見えへんかったわ。ちっこいんやもん。あはは。」とごまかすわけにはいかず、「お調べいたします。」と彼女に言って調査しました。

インターネット調べたけどなくて、やっぱり辞書に戻るかと思ってあれこれ見ていたら、やっぱりありました。ランダムハウス英和大辞典、さすがです。あなたは常に私を助けてくれるのね。

ランダム先生が言うには、この what は接続詞なんですと。
そりゃあ、初耳ですわ。∑(=゚ω゚=;) マジ!?

ランダムハウスの記載を引用します。
what – conj.
…だけ、…ほど(as much as); …かぎり(as far as)


例文です。
He helps me what he can.
できる限り私を助けてくれる。

We warned them what we could.
彼らにはできるかぎり警告した。


ということは、質問の文はこういうことです。
Do it what you can. = Do it as much as you can.
「できるかぎり、それをしなさい。」

おそらく口語表現では出てこないと思います。文語体ですね。
私も長いこと英語扱う仕事やってますが、これは初めて知りました。

深いですなあ。what というやつ。(*´ο`*)=3
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by ladysatin | 2014-01-05 20:45 | 語法_English Usage | Comments(0)