2013年 12月 11日
訳詞の世界~Sure Know Something – KISS(和訳)
現在形・過去形・現在完了の継続がからみあった複雑な英文構造のからくりを堪能しましょう。
ということで、英語が大好きな皆さんこんばんは。
そして KISS のファンの皆さんもおいでやす。(*^.^*)
今日のお題は KISS の Sure Know Something
KISS の曲は前回の訳詞の世界で Hide Your Heart の訳をしたのですが、この曲はその次くらいに私の好きな曲なもので、いつかやらなくっちゃと思っていたのです。
今回の曲 Sure Know Something は、失恋の痛手からまだ立ち直っていないナイーブな青年のお話で、内容は単純なものなのですが、難易度はかなり高いです。
というのは、複数の時制が入り混じっているからなの。主人公の僕の視点が現在にあるかと思えば過去に飛んだり。。。文法用語で言えば「現在形・過去形・現在完了の継続」この3つが使われています。
下の訳では、読んでいただく皆さんにわかりやすくするために文字の色を変えています。
現在形のところは黒、過去形のところはピンク、現在完了の継続のところは青
にしていますので、これらの時制がどう絡み合って物語を作っているのか。。。よかったら一緒に考えていただけるとうれしいです。
このあと2回、Sure Know Something を文法・語法の面から深~く考察しています。
続きは以下をクリックしてくださいね。
→ Sure Know Something – KISS 訳詞考察(1回目)
→ Sure Know Something – KISS 訳詞考察(2回目)
これ1995年の Unplugged Live のものです。
Paul かっこいいな~。
つい見とれてしまうのだ。
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Sure Know Something
(written by Paul Stanley and Vini Poncia)
I've been up and down, I've been all around
I was mystified, almost terrified
But late at night I still hear you call my name
浮き沈みもあったけれど、これまで僕には出来ないことなどなかった
かつて僕が感じた当惑、それは恐れに近いものだった
だけど、今でも夜遅くに聞こえるんだ
僕の名を呼ぶ君の声が
I've been on my own, I've been all alone
I was hypnotized, I felt paralyzed
But late at night I still want you just the same
自分だけの力でやってきたし、ずっと自分だけが頼りだった
僕は君に魅了されて、麻痺したかのようだった
だけど、夜になると今でも君を求めてしまうんだ
あの頃と全く変わらずに
(Chorus)
I've been a gambler, but I'm nobody's fool
And I sure know something, sure know something
You showed me things they never taught me in school
And I sure know something, sure know something
No one can make me feel the way that you do
And I sure know something
ずっと危険を顧みない人生を送ってきたけど、僕は簡単には騙されやしない
僕にはわかっていることがあるんだ
学校で教えてくれないことを君は教えてくれたね
僕にはわかっているんだ
誰も君のようには僕を感じさせることはできない
僕にはわかっているよ
I was seventeen, you were just a dream
I was mesmerized, I felt scared inside
You broke my heart and I still can feel the pain
17歳の頃、君はまるで夢に出てくるような美しい人だった
君のとりこになりながら、僕は心の中で怯えていた
君に振られたけど、今もなお心の痛みを感じることができる
I've been counted out, I've had fear and doubt
I've been starry eyed, never satisfied
'Cause late at night I still need you just the same
Just the same
誰かの仲間に入ることはなかったし、ずっと恐れと不安の日々だった
現実に目を向けることができず、決して満足したことはなかった
なぜなら、夜になるといまだに君を必要としているからさ
以前に同じようにね
I've been a gambler, but I'm nobody's fool
And I sure know something, sure know something
You showed me things they never taught me in school
And I sure know something, sure know something
No one can make me feel the way that you do
And I sure know something, sure know something
No one can tell me till I hear it from you
And I sure know something, sure know something
ずっと危険を顧みない人生を送ってきたけど、僕は簡単には騙されやしない
僕にはわかっていることがあるんだ
学校で教えてくれないことを君は教えてくれたね
僕にはわかっているんだ
誰も君のようには僕を感じさせることはできない
僕にはわかっているよ
君の口からそれを聞くまでは誰も僕に言うことはできないよ
僕にはよくわかっているんだ
この記事にはまだどなたからもコメントをいただいていなかったので、とてもうれいしいです。
見つけてくださってありがとうございます。
私が10代の頃 KISS の全盛期でした。Paul Stanley が大好きだった当時のことを思い出します。KISS はストレートなロックンロールもカッコいいのですが、この曲は独特な雰囲気があっていいですね。Sure Know Something は隠れた名曲だと思います。
自分が大好きな曲に共感してくださる方のコメントは特ににうれしいです。
喜んでいただけてこちらこそありがとうございました。
Ain't Quite Right は Sure Know Something に雰囲気が似ていますね。 この曲は、別れた女性のことを歌っています。彼は曲の中に出てくる女性のことが好きだったし、彼女は自分のことを愛してくれた (You gave me good love)。でもこのままじゃうまくいかないよね (But it ain't quite right)。という内容だと思います。あの頃の Paul は回りにいっぱい女の子がいたでしょうから、一人の女性と付き合うのは難しかったんじゃないでしょうかね。自分の経験を歌っていると思います。久しぶりに聴きましたがいい曲ですね。40年以上も前だなんて懐かしすぎます...。
本当にそうですね。Paul のソロアルバムの曲は KISS の曲にしても良かったくらいでした。でも一番売れたのは Ace のアルバムだったんですよね。