訳詞の世界~The Load-Out / Stay - Jackson Browne(和訳)

私の大好きな Jackson Browne の名曲の訳詞です。

Jackson Browne は70年代を中心に活躍したウエストコーストを代表するシンガーソングライター(まだこれって死語でない?)です。派手さはないけれど、共感を呼ぶ詞の内容と心地よいメロディに癒されます。

この曲は77年の Running on Empty というアルバムに入っています。アメリカではビルボードの最高位3位までいったはず。

Running on Empty の邦題は「孤独なランナー」。この邦題をつけた人って感性が高いな~とよく思ったものです。私なんかには思いつかないタイトルです。

さて、今回の The Load-Out / Stay という曲ですが、Jackson Browne という人の誠実な人柄をとても表していると思います。こういう内容の曲ってほかに知りません。

ロックコンサートの設営をするスタッフのことを「roadie ローディー」といいますが、この曲には自分のコンサートのために働いてくれるローディーへの感謝の気持ちが詰まっています。

そしてコンサートに来てくれた観客に対する思いも。。。

コンサートツアーの移動の描写も生き生きとしていて目にみえてくるよう。。。

この訳詞するにあたり、また例によって解読が難しいところがいくつかあったのですがですが、不思議なもので「これだ」とひらめく瞬間があるんですね。その瞬間がやってきて、すべてがクリアになったのでここにアップすることにしました。

Jackson Browne を聴いたことのない方にも是非聴いていただきたいなと思っています。

★この曲の詞についても考察しています。
是非読んでいただるとうれしいです。
以下をクリックしてくださいね。
→ The Load-Out / Stay - Jackson Browne 訳詞考察

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1978年のコンサートのものですが、音声もクリアでとてもいいです。
Jackson Browne の飾らない人柄がにじみ出ています。
最後の方でおもしろい声で出てくる人は David Lindley さん。
弦楽器の達人です。(^^)

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The Load-Out / Stay

Now the seats are all empty
Let the roadies take the stage
Pack it up and tear it down
They're the first to come and the last to leave
Working for that minimum wage
They'll set it up in another town

客席は全部空っぽになったね
あとはローディーにまかせよう
ステージを片付けて解体する
一番最初にやってきて一番最後に出る人たち
最低賃金を得るために働いている
彼らはまた別の町でステージをセットしてくれるんだ


Tonight the people were so fine
They waited there in line
And when they got up on their feet they made the show
And that was sweet—

But I can hear the sound
Of slamming doors and folding chairs
And that's a sound they'll never know

今夜の観客は素晴らしかったね
並んで待ってくれて
立ち上がってショーを盛り上げてくれた
それは素敵だったよ。。。

でも僕には聞こえる
ドアを閉める音や椅子をたたむ音が。。。
そしてそれは彼らが知ることはない音なんだ


Now roll them cases out and lift them amps
Haul them trusses down and get'em up them ramps
'Cause when it comes to moving me
You know you guys are the champs

But when that last guitar's been packed away
You know that I still want to play
So just make sure you’ve got it all set to go
Before you come for my piano

今からケースを転がして、アンプを乗せて運ぶ
トラスを引っ張り下ろして、傾斜台に乗せる
だって僕のステージを移動させるとなると
君たちは最高の仕事をしてくれるからね

だけど、あの最後のギターの梱包が終わっても
僕はまだピアノを弾いていたいんだ
だから出発の準備が全部整ったか確認してきてね
僕のピアノを運びだす前に


But the band's on the bus
And they're waiting to go
We've got to drive all night and do a show in Chicago
Or Detroit, I don't know
We do so many shows in a row
And these towns all look the same

We just pass the time in our hotel rooms
And wander 'round backstage
Till those lights come up and we hear that crowd
And we remember why we came

でもバンドのみんなはバスに乗って
出発を待っているね
一晩かけてのドライブのあとはシカゴでショーがある
それともデトロイトだっけ
わからない
たくさんのショーを連日やってるからね
訪れる町がみな同じに見える

ホテルの部屋でただ時間を過ごし
バックステージをうろついていると
ライトが上がってあの観衆のざわめきを聞く
そして僕らがなぜここへ来たかを思い出すんだ


Now we got country and western on the bus
R & B
We got disco in eight tracks and cassettes in stereo
We've got rural scenes & magazines
We've got truckers on the CB
We've got Richard Pryor on the video

We got time to think of the ones we love
While the miles roll away
But the only time that seems too short
Is the time that we get to play

さてバスにはカントリー&ウエスタンもあるし
リズム&ブルース
そして8トラックのディスコサウンドのカセットがステレオで聴ける
田舎の風景を眺めたり雑誌を読んだり
CB無線からはトラックドライバーの声
リチャード・プライヤのビデオもあるよ

何マイルもバスを転がしている間に
愛する人たちのことを思う時間もある
だけど唯一短く感じられる時間は
演奏している時なんだ


People you've got the power over what we do
You can sit there and wait
Or you can pull us through

Come along, sing the song
You know you can't go wrong
'Cause when that morning sun comes beating down
You're going to wake up in your town
But we'll be scheduled to appear
A thousand miles away from here

みんなきいて
みんなが僕らのショーを動かす力をもっているんだ
そこに座って待っていてもいいよ
それとも僕たちを引っ張ってくれてもいい

おいでよ一緒に歌おう
間違うなんてことあるわけないさ
だって朝日が照りつけるころには
みんなはそれぞれの街で目覚めるけれど
僕たちはここから1000マイル離れたところでショーがあるんだ


People, stay just a little bit longer
We wanna play just a little bit longer
Now the promoter don't mind
And the union don't mind
If we take a little time and we leave it all behind
And sing one more song...

みんなもう少しだけいてくれるかい
あと少しだけ演奏したいんだ
プロモーターは気にしないさ
ユニオンも大目に見てくれるさ
ちょっとだけ時間をもらって色んなこと全部忘れて
あと一曲歌ったとしても平気さ。。。

Commented at 2016-01-19 01:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ladysatin at 2016-01-20 00:35
marcy さん
いつもありがとうございます。
喜んでいます♪

たぶん同年代だと思います。私が一番好きなのはハードロックなんですが、Jackson Browne のようなウエストコーストの音楽も大好きです。この歌が入っているアルバムのほかに、Late For The Sky もよく聴きました。

Steely Dan もいいですね。個人的には Donald Fagen が好きで、彼の The Nightfly はお気に入りです。
Jack of Speed という曲は知りませんでした。また聴いてみますね。(^^)
Commented by Kihara at 2016-03-10 14:39 x
はじめまして。
素晴らしい歌ですね。そして素晴らしい対訳ですね。

「孤独なランナー」という邦題、おっしゃる通り、いいセンスですね。
この次のアルバムの「風のような女」もいいセンスだと思います。
(余談ですがボブ・シーガーが出したアゲンスト・ザ・ウィンドというアルバムの邦題「奔馬の如く」と、スティーリー・ダンのエイジャの邦題「彩」、ロイヤル・スカムの「幻想の摩天楼」もいいなあと思います)

ホールド・アウトのLPの帯にあった「たった1枚のレコードが人生を変えることだってある」というコピーに鳥肌が立ち、即買ったことが懐かしいです。

とても楽しく拝見させていただきました。厚く御礼申し上げます。
Commented by ladysatin at 2016-03-10 23:15
Kihara さん
初めまして。コメントをありがとうございます。
訳をほめてくださって大変恐縮いたします。

「孤独なランナー」という邦題は素敵ですよね。
私も Steely Dan の「彩」は覚えております。英語版は Aja でしたね。
山口小夜子さんがアルバムジャケットを飾っていて、当時は話題になりました。

言葉の影響力って大きいですね。
「たった1枚のレコードが人生を変えることだってある」というコピーは確かにドキッとします。

私の記事を読んでくださり、またコメントまでいただき、大変うれしかったです。
こちらこそありがとうございました。
Commented by Southern Man at 2016-06-26 16:15 x
今では、メイソン・ディクソン線より南の音楽を主に聴いている私ですが、ウエストコースト・ロックがミュージック・シーンを席捲していた1970年代は、アサイラム・レーベルのミュージシャン一辺倒でした。中でも、その内省的な歌詞から、西海岸の吟遊詩人などと呼ばれたジャクソン・ブラウンのレコードは、リチャード・ブローディガンの本とともに私のマストアイテムでした。
ladysatinさんの英語力からすれば、「for a Dancer」や「Before the Deluge」を取り上げるのかと思いましたが、「The Road-Out/Stay」は一瞬意外でした。でも、考察を読ましていただいて納得しました。写実的な歌詞が、プロファイラーのように和訳をするladysatinさんに打って付けだったんですね。優しい歌詞の内容も訳者の人となりを現しています。この和訳、とても気に入っています。目で追いながら聴くと、ジャクソン・ブラウンのコンサート・ツアーの情景がありありと伝わってきます。アップ以来、このページを開いてよく聴いています。
音楽は、それを聴いた頃の出来事を鮮やかに甦らせてくれます。私の青春時代である1970年代。そこには胸を熱くする懐かしい思い出といっしょに、果たせなかった約束や叶わなかった夢もあります。しかし、今ではそれも、美しい遠い昨日になりました。ladysatinさんの訳詞とジャクソン・ブラウンの歌声。二人が連れていってくれる当時の記憶に、陶然とした心持ちで浸っています。ありがとうございます。

さて、お薦め曲です。ladysatinさんに紹介する曲は、歌詞にも気を使わなければなりません。私の聴いている曲といえば、与太者の“たわごと”のような歌詞が多いので困っています。実際、Balderdashという名の好きなバンドがあります。懊悩煩悶(言い過ぎです)の末、今回はダリル・ホール&ジョン・オーツの「Starting All Over Again」にしました。(Bon Joviの方じゃなくてすみません)
1972年にメル&ティムがヒットさせた曲のカバーです。ブルー・アイド・ソウルのデュオで、最も成功した二人のパワフルなステージを、1995年のライブで堪能してください。
Commented by ladysatin at 2016-06-27 20:18
Southern Man さん
いつも温かなコメントをありがとうございます。

アサイラム・レコードってありましたね。なつかしいです。Jackson Browne はアサイラムでした。私の大好きな Linda Ronstadt も。Linda の曲もいつか訳したいと思っています。

For A Dancer と Before The Deluge は Late For The Sky ですね。これもまたなつかしい。Jackson Browne の詞は情景がすっと頭に浮かぶようなものが多いです。The Load-Out/Stay は特にそうですね。働いているローディーの姿やステージを見つめる観客の姿、そしてバスの窓から風景を眺めながら、家で待っている家族を思う Jackson の姿も見えてきます。当時は舗装されてない道も多かったと思うので、土埃が舞う道を長距離移動していたのではと想像しています。

Starting All Over Again を早速聴かせていただきました。この曲も初めて聴きます。素晴らしい曲ですね。Hall & Oates の1995年コンサートのバージョンとってもよかったです。昨日から10回は聴いています。私のお気に入りになりました。Mel & Tim のオリジナルもよかったです。やっぱりメロディが曲の決め手なのかなあと思います。人の温もりを感じる曲って Timeless なんですね。

詞もすごく共感できました。同じような経験を何度かしました。きっと誰にでもありますよね。こんな経験を積み重ねて、少しずつ人間として成長していくのかもしれないですね。

良い曲のご紹介ありがとうございました。
Commented by Southern Man at 2016-07-04 22:36 x
Hall & Oatesの「Starting All Over Again」、気に入ってもらえて胸をなでおろしました。
ladysatinさんの〈訳詞の世界〉が私を遠い昨日に連れていってくれて、その頃聞いていたいくつかの古いメロディを思い出させてくれます。ラックからそれらのCDを取り出して聴き、「この曲、やっぱりいいなあ!」と思ったものを、YouTubeで確認してお薦めしている次第です。この曲は1990年の『Change of Season』というアルバムに入っているのですが、お薦めしたライブの方が決意のようなものが感じられて曲のイメージに相応しいと思いました。

たしかに、Eagles、Jackson Browneときたら、次はLinda Ronstadtですね。そうなれば、〈訳詞の世界〉にウエストコースト・ロックの御三家が揃いますね。彼女はカバー・ミュージシャンだったと思いますが、その選曲は実に秀抜で、クセのあるミュージシャンたちの名曲にスポットライトを当ててくれたような気がします。ぜひ、次の曲を聴き比べてみてください。いずれもアクの強い曲ですが、彼女が歌うとなぜか清々しく聞こえます。
「Willin'(Little Feat)」「Sail Away(Randy Newman)」「The Tattller(Ry Cooder)」「Everybody Loves a Winner(Delaney & Bonnie)」「Mohammed's Radio(Warren Zevon)」「The Dark End of the Street(Dan Penn)」

追記
洋楽版「天城越え」の「The Dark End of the Street」は、歌詞の内容からいって、そんなに静謐に歌ったらダメだろうと思われるかもしれませんが……それもLindaなんですよね。

Commented by ladysatin at 2016-07-05 22:07
Southern Man さん
Starting All Over Again は本当にいい曲だと思います。Hall & Oates はシングルカットされた曲くらいしか知らなかったので教えていただいてうれしいです。

70年代の後半は女性ボーカリストでは Linda Ronstadt と Olivia Newton-John が人気を二分していましたね。私は断然 Linda 派でした。声が素晴らしいんですよね。顔も愛嬌があって大好きでした。

Lindaのアルバムは初期の7枚をもっています。あげてくださった曲は全部知っていましたが、Mohammed’s Radio 以外はオリジナルの曲を聴いたことがありませんでした。今回聴かせていただいて、Linda は全く違うアレンジだったことがわかりました。彼女のアルバムの中では、個人的には The Tattler が入っている Hasten Down The Wind が一番好きです。Someone To Lay Down Beside Me は Karla Bonoff がオリジナルですが、この曲を聴くと涙が出そうになります。

Willin’ はLittle Feat だったんですね。Little Feat は Southern Rock のカテゴリーかなと思うのですが、Southern Man さんも聴かれるのでしょうか。私は Little Feat の曲の中で死ぬほど好きな曲があります。いつか訳をしたいと思っています。

The Dark End of the Street は詞を読むと確かに「天城越え」ですね。(^_^)
Commented by Southern Man at 2016-07-07 00:19 x
サザン、スワンプ、ルーツ等と呼ばれるロックが、私の好きなジャンルです。有名無名を問わず、しょっちゅう聴いています。なかでもザ・バンドとリトル・フィートは、私のFavorite Rock Bandです。はじめてコメントをする際に、名前をDixie Chickenにしようと思ったくらいです。
ザ・バンドはオリジナル・メンバーでの来日は叶いませんでしたが、リック・ダンコもリヴォン・ヘルムのRCOオールスターズもコンサートに行きました。リトル・フィートも二人と同じ1978年に来日。中野サンプラザで観た彼らのコンサートは、今でも私のベスト・ライブです。

リトルフィートの曲の中に、ladysatinさんの「死ぬほど好きな曲」があるなんて驚天動地――大感激です。新しくなった眉目麗しい姿が、アルバム『Dixie Chicken』のジャケットに見えてきました。
Commented by ladysatin at 2016-07-08 00:26
Southern Man さん
私は若い頃はハードロックをメインに聴いていましたが、サザンロックも聴くようになりました。といっても詳しいとまではいかないのですが、Lynyrd Skynyrd が大好きでした。The Band はアルバムはもっていないのですが、The Last Waltz という映画がありましたね。友人と見に行ってすごいミュージシャンがたくさん出ていたのを覚えています。あの映画で I Shall Be Released という曲を知りました。今思い出して YouTube で探したらありました。今見ても感動します。

私が死ぬほど好きな Little Feat の曲は、まさに Dixie Chicken の中にあります。❤

Dixie Chicken の曲は全部良いと思うのですが、この曲だけは何百回いや何千回聴いたかわかりません。1日に10回以上リピートして聴いていた時期もあります。もちろんお出かけのときの Walkman にも入っています。どの曲だと思われるでしょうか。Southern Man さんに当てていただきたいです。 これかなと思ったら是非教えてください。

夏らしいイメージのイラストに変えましたが、そう言われると Dixie Chicken のジャケットの女性に似ているように思えてきました。実際の私はほど遠いですが 。σ(^_^;)
Commented by Southern Man at 2016-07-09 18:17 x
いよいよ、「Stairway to Heaven」の考察が始まりましたね。探究心をくすぐられながら、読ませていただきます。

映画『ラスト・ワルツ』を鑑賞されていたんですね。またまた、嬉しくなりました。曰く付きのコンサートだったみたいですが、観る方はそんな事情はどうでもいいですよね。ファースト・アルバムに収録されている「I Shall Be Released」は名曲です。
ついでにもう一曲、「It Makes No Defference」も視聴してみてください。この映画での、白眉の演奏だと思います。エンディングの、ロビー・ロバートソンのギターとガース・ハドソンのソプラノサックスの掛け合いが圧巻です。

さて、頂いていた宿題です。通り過ぎるわけにはいきませんよね。苦慮しました。標題曲はノリの良い名曲だし、「Fat Man in the Bathtub」も捨てがたい。
でもここは、ladysatinさんの〈いつか訳をしたい〉をヒントに、美しくも哀切なメロディが心を揺さぶる「Juliette」にしました。外していたらごめんなさい。
Commented by ladysatin at 2016-07-10 02:06
Juliette です…(゚ーÅ) ホロリ
やはり Southern Man さんにはお見通しでした。うれしくて泣きそう。

世の中には誰でも知っているような素晴らしい曲が山ほどありますが、あまり認知されず埋もれている名曲もたくさんあります。Juliette はシングルにもなっていないし、コンサートでも演奏されているのは YouTube でも見たことがありません。でもこの曲は紛れもなく名曲です。あの悲しげなイントロを聴いた瞬間から Juliette のとりこになりました。

もう何度となく聴いたJuliette… 亡くなった Lowell George さんに伝えたいです。こんなに素晴らしい曲を作ってくださってありがとうございますと。あなたの歌はずっと私の中で生きていますと。それくらい私の出会った数々の曲の中でも別格の曲、それが Juliette でした。

Southern Man さん、当ててくださってありがとうございます。本当にうれしいです。Juliette の訳詞をいつかしたいと思っています。いくつか難解な箇所があり、解釈に迷いがあってまだできていないのですが、いつかアップしたいと思います。気長に待っていてくださいね。

It Makes No Difference 聴きました。これもまた素晴らしい演奏ですね。若いころの Robbie Robertson はとても素敵です。教えてくださってありがとうございます。
Commented by Southern Man at 2016-07-11 21:14 x
I did it !
テストで満点をもらった小学生のように喜んでいます。

忘れ去られていく数多の曲。その中のひとつと奇跡のように出会い、時を超えるかけがえのない一曲になったんですね。そういう出会いこそが、音楽好きにとっての至福の瞬間だと思います。「Juliette」は短い歌詞ですが、詩的で奥が深そうです。貧弱な英語力の私ですが、どのように訳されるのか興味深い一節もあります。大切な曲だと思いますので、ご自身が納得できたらアップしてください。いくらでも待ちます。

やりとりが楽しくて、ついつい頻回なコメントになりました。拙文が多くのスペースを占めたことを申し訳なく思います。これからは〈訪問は頻繁に。コメントは良い曲を厳選して……〉という、普段のペースに戻ります。この二週間、お付き合い頂きましてありがとうございます。
Commented by ladysatin at 2016-07-11 22:12
こちらこそありがとうございます。
Southern Man さんとのやりとりはいつも楽しいです。
Juliette のことを誰かと話しをするとは夢にも思っていなかったので、とてもうれしかったです。
インターネットってすごいなあって、今さらのように思っています。
これからも気が向かれたときに、コメントをお願いいたします。(^_^)
Commented by Southern Man at 2017-09-22 21:55 x
ハイブローなブログをメールがわりに使用するのは恐縮とは思いましたが、ladysatinさんにどうしても聴いてもらいたい曲に出会ったのでコメントをしてしまいました。申し訳ありません。

Warren ZevonのCD『The Wind』のラスト・ソング「Keep Me in Your Heart 」がそうだったように、自分のサウンドに拘り続けたミュージシャンたちの置き手紙となったアルバムには、恒星が燃え尽きる前に最期の輝きを見せるような一曲が必ずあると思います。今、聴き終えたGregg Allmanの遺作『Southern Blood』のファースト・ソング「My Only True Friend」はまさにそういう一曲でした。Lynyrd Skynyrdの名曲「Tuesday's Gone」を彷彿させる典型的なサザン・ロックのスロー・バラード。彼の辿った人生を少しでも知っている者にとっては目頭が熱くなる歌詞。もう、あの頃のように陶酔できる曲には出会うことはないと思っていましたが、意想外の悦びです。こういう曲を聴きたいが為に、私は、若かった頃に夢中になって聴いていたミュージシャンたちのCDを、今でも買い続けているのだと切に思いました。

追記
ladysatinさんはLynyrd Skynyrdがお好きだったですね。一応(?)彼ら名義の『One More for Fans』(2015年)というCDで、Gregg Allmanは彼らのファースト・アルバムに収められている名曲「Tuesday's Gone」のカバーをしています。そちらの方も併せてお聴き下さい。
Commented by ladysatin at 2017-09-24 03:03
Southern Man さん
コメントはいつでも大歓迎です。ありがとうございます。

Gregg Allman が亡くなられていたとは、全く存じませんでした。今年の 5月だったのですね。早速 My Only True Friend を聴かせていただきました。この歌は素晴らしい。メロディもさることながら、詞が素晴らしいです。I’m running out of time というフレーズから、Gregg は、もう自分は長くないということがはっきりわかった上で、この歌を作ったのだろうと思いました。ありのままの心情が包み隠さず歌われていて、心にしみます。

I hope you’re haunted by the music of my soul when I’m gone のところでは、「僕が死んでも、僕の魂の音楽が君にずっとくっついてまわるといいなあ」と言っています。haunted は普通、幽霊とか悪いものに付きまとわれるときに使う単語ですが、この単語をあえて選んでいることから、Gregg のお茶目なユーモアが感じられます。

Warren Zevon の Keep Me In Your Heart も初めて聴きました。この曲も Warren が最後に残した歌だったんですね。Keep Me In Your Heart というフレーズが My Only True Friend にもありました。偶然だったのでしょうか。

Gregg Allman の Tuesday’s Gone もとても良かったです。Lynyrd Skynyrd のオリジナルも良いですが、Gregg の持ち歌と言ってもいいくらいに決まっていますね。サザンロックはやっぱりいいです。

Gregg は天国でお兄さんとセッションをしていることでしょう。

良い曲との出会いは心を豊かにします。
今回も素晴らしい曲のご紹介、ありがとうございました。
Commented by Southern Man at 2017-09-24 20:35 x
衝動的なコメントに丁寧に応えていただきまして、ありがとうございます。
貧弱な英語力の私がお薦めした曲の歌詞を、英語の達人であるladysatinさんに「…………詞が素晴らしいです」と言っていただき欣喜雀躍しています。(文章表現力が乏しいので、ついつい安直に四文字熟語を使ってしまいます。すみません) 更に、私が感覚的にゆっくりと頷いた“I hope you're haunted by …………”の一節を和訳し考察まで加えていただき、たいへん勉強にもなりました。たしかに、彼の最初のソロ・アルバム『Laid Back』(1973)は、もう40年以上にわたって月に一度は聴いていますから、紛れもなく憑依されているんでしょうね(笑)。これからは、その憑き物の一つに『Southern Blood 』が加わります。

“Keep me in your heart”のフレーズは意図したものではありませんでしたが、私はこのブログが大好きなので、ladysatinさんへの願望が無意識に表出したのかもしれません。いい歳をして、照れ笑いしながら頭をかいています。
Commented by ladysatin at 2017-09-25 13:53
こちらこそいつもありがとうございます。Gregg Allman と Warren Zevon は自分の死期が迫っていることを知っていて、最後の想いを届けたかったのでしょうね。そして、その想いは大切な人やファンに届きました。ある意味で幸せな最期だったかもしれません。

I’ll keep you in my heart. Thanks♪
Commented by Southern Man at 2017-11-12 15:25 x
出会えてよかった人、出会わなければよかった人。そのすべてと、偶然のめぐり会いやすれ違いを、絶えず繰り返し続けているトランプ札みたいな空間。それが世の中なんでしょうね。直近のコメント欄のやり取りを読ませていただきました。お疲れさまでした。心がぱさぱさに乾いたときには、甘い甘いラブ・ソングに浸りきるのが良いですよ。
――と勝手に思って、今日はDelbert McClintonの「Special Love Song」をご紹介します。極めて趣味に走ったミュージシャンのマイナーな曲なので、YouTubeに アップされているのかと心配しましたが、幸運にもありました。日本ではまったく無名ですが、私は彼の声質が大好きです。
Commented by ladysatin at 2017-11-12 22:12
Southern Man さん
こんにちは。お気遣いありがとうございます。あの一連のコメントのやりとりは、ちょっと自己嫌悪の部分があります。もっと上手な対応の仕方があったかもしれません。

Delbert McClinton という方は全く知りませんでした。Special Love Song って良い歌ですね。アメリカって本当にアーティストの層が厚いんだなと思います。日本に紹介されるのはほんの一握りなのかもしれないですね。今日は Special Love Song で心を潤します。(^^)
Commented by Southern Man at 2018-12-24 22:17 x
ご無沙汰しています。妙な表現かもしれませんが、相変わらずお忙しそうで安心しています。

巷間、話題の映画を鑑賞されたのですね。1975年、春。私が初めて行ったロック・バンドのライブが彼らでした。その年の秋に、映画のタイトル曲がおさめられた『A Night at the Opera』というアルバムを発売。大ヒットしましたね。その後、私はカントリー・ロック、サザン・ロックへと舵を切るのですが、懐かしい想い出です。

去年は、クリスマス・ソングにLynyrd Skynyrdの「Christmas Time Again」をお薦めしたのですが、今年はThe Bandの「Christmas Must Be Tonight」をプレゼントします。この曲と出逢って30年近くなりますが、イブの深夜(今夜もこれから聴きます)には毎年欠かさず聴いています。粛然とした演奏と歌詞が、聖夜に相応しい心洗われる名曲です。
Commented by ladysatin at 2018-12-26 21:21
Southern Man さん
お久しぶりです。お元気ですか?
今日は久しぶりに丸一日休みです。また明日から仕事なので、つかの間の休息です。

映画は観にいってきました。やたらと話題になっているし、大絶賛のようだし、おまけにワイドショーのみならずニュースでも取り上げられているし、とっても不思議な感じがしていました。実際に観た感想は…巷の評判とは違ったかな。でもあまりにも感動した人が多いようなので、否定的な意見は書きにくいかな。

私が初めて買った洋楽のアルバムが A Night At The Opera でした。まさにリアルタイムで、LPが擦り切れるまで聴きまくりました。Bohemian Rhapsody は一字一句暗記していて、今でも歌詞カードは不要なくらい。なつかしいです。Southern Man さんは1975年のコンサートに行かれたなんて、うらやましすぎます。体験としては、LIVE AID より1975年の日本公演の方が何倍も価値があると思います。いいなあ~♪

クリスマスソングのご紹介ありがとうございます。Christmas Must Be Tonight は落ち着いてじっくり聴きたい曲ですね。The Band ですね。

今年は記事をあまり書けませんでしたが、一年間お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。
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by ladysatin | 2013-12-01 16:08 | Music & English_2 | Comments(22)