さて今日の問題です。^^

日本の気候は Japan's climate または climate of Japan のどちらがしっくりきますか?

こんなこと考えたことある?

考えてみましょ! ★⌒c( ̄▽ ̄)

まず Japan's climate と climate of Japan は両方とも所有の意味です。
climate of Japan の of は「所有の of」であり、それ以外には考えられません。

どちらが正しいのか?

答えはどちらも正しい。何故ならば、語法が正しいからですね。

しかし、google で検索すると圧倒的な差がでました。
climate of Japan が108,000件に対し Japan's climate は11,300件です。ということは、やはり climate of Japan の方がコロケーションがよいのでしょうか?これは説明がかなり難しいと思いますが、辞書で調べてみました。

ランダムハウス英和大辞典の記載です。そのまま抜粋しますね。

「所有の of はおもに無生物について用いる。 the boy's pen のことを the pen of the boy と は言わない。しかし、無生物の場合でも、国などの場合には the history of Japan の代わりに Japan's history ということがある。この現象は新聞英語に多く見られる。」

そういえば Japan’s economy は英字新聞でよく出てきます。逆に economy of Japan は あまり見ないような気がする。ランダムハウスの説明も交えて考えると、新聞などの文献では、簡潔でストレートな表現が好まれるということが言えるのかもしれません。

が。。。別の考え方を見つけました。これはなるほど!と思わずにはいられません。

日本を国土として考えるときは前置詞 of すなわち climate of Japan がぴったり。一方、日本を人間や社会のグループと考えるときは所有格、すなわち Japan’s economy がぴったり。

これをおっしゃっているのが帝京大学教授のクリストファー・バーナード先生です。
すごくわかりやすいのでリンクを貼らせていただきますね。

日本人英文法の意外な穴 129. "-s", or "of" ? (Part 1)
http://igainaana.blog4.fc2.com/blog-entry-32.html

For example, when "Japan" is seen as "an area or land", we would use "of", as in the following:
3) a map of Japan
4) the mountains of Japan

However, when "Japan" is seen as "a group of human beings / a society" we are more likely to use "-s", as in the following:
5) Japan's aid to foreign countries 日本の海外援助
6) Japan's hosting of a marathon 日本によるマラソンの主催(日本主催のマラソン)

そうだったのか~と、私はウンウンとうなずきっぱなしでした。
またおりこうになっちゃったな。

さて、今日はもう少しふみこんでみますよ。^^
同じく Japan がらみであと一つおもしろい比較をしてみましょう。

「日本の~」という場合、上に出した Japan's... という場合と Japanese... という場合があります。この違いについても考えてみました。

英字新聞などによく出てくる Japan's economy Japanese economy。この二つはどちらも「日本の経済」という訳で間違いありませんね。でも、どういうニュアンスの違いがあるのでしょうか?

書く人の気分次第で使っているのかな?(; ̄ー ̄)...ン?

それもあるかも。。。(○'ω'○)

しかし、この二つをよく見ると、決定的な違いがあります。

それは、品詞

Japan's は Japan という固有名詞の所有格
Japanese は形容詞


これに気づいたら答えは出たようなものかな?

以下のように考えてはどうでしょうか。

★Japan's
名詞の所有格だということはすなわち、「日本という国がもつ、日本国に属する、日本国に備わっている」という意味になるでしょう。そして、この後に来る名詞は、日本という国に所有されている、あるいは所属しているものになります。 economy が国の経済力、経済状態を表す場合、たとえば景気動向指数やGDPに基づく話は Japan’s economy となると思います。所有格であるがゆえ、「他の国でなく日本という国の」という排他的響きもあります。

★Japanese
形容詞としてその後に来る名詞を修飾します。この場合の「日本の」という意味の裏には、「日本に特徴的な、日本の特色といえる」という含意があります。 Japanese economy にはJapan’sがもつ排他性はないので、一般的に日本の経済について言いたい場合は Japanese がよく使われるように思います。例えば今後の日本の経済発展などに言及する場合は Japan’s economy より Japanese economy の方がしっくりくるように思います。

このように見ると Japanese culture が圧倒的に多く使われ Japan's culture がほとんど(といっては言い過ぎかもしれませんが)あまり使われないのが理解しやすいです。国技である相撲は Japan’s culture といえるかもしれませんが、一般に culture は人や風土が作り出すものなので Japanese culture というのだと思われます。日本の最近の若者文化は Japanese culture となるでしょう。

このように見てくると、「日本の○○○」という言い方って、英語では3通りあるってことね。

英語って奥深いなあと思います。
 
ではまた。
# by ladysatin | 2013-03-07 21:50 | 語法_English Usage | Comments(2)

ある中学生からの質問です。

a lot of = lots of と学校で教えてもらいます。

lots of は lots と複数形になっているのはわかるけど、a lot of は 「たくさんの、多数の」と言う意味なのに、なぜ a が付くのでしょうか?

おお、難しい質問です。・・・( ̄  ̄;) うーん

しかし、ちょっと辞書を引けばわかるかも。

じつは lot だけですでに「たくさん」という意味があるんです。

以下のように考えるとよいかも。

例えば、ひと山100個のリンゴがあって、それを one lot とすると

a lot of apples は(100個の)たくさんのリンゴ
lots of apples は(200個、300個、400個....の)たくさんのリンゴ


というふうに考えることができます。

つまり、結局両方とも「たくさんの」という意味になってしまうようです。

なんだかなぞなぞみたいかな?

(*'ー'*)ふふっ♪
# by ladysatin | 2013-03-05 21:47 | 語法_English Usage | Comments(0)