ladysatin の近況

いつもブログを読みに来てくださる皆様、ありがとうございます。

先日のオバマ大統領のスピーチの記事には大変な反響があり、あれ以来、一日のご訪問者の数が1000名を突破しました。それまでは、Google Analytics の集計で900名前後だったのですが、オバマ大統領のスピーチには多くの方が興味をもたれていることがよくわかりました。毎日、怒涛の訪問者です。w(゚o゚)w

ネットで検索したら、このトピックについては実に色々と上がっていますが、スピーチの英文に特化した記事を書いているのは私だけでした。だからかもしれません。

このスピーチの英文は突っ込みどころが満載です。解釈や文法についての質問をいただくたびに、自分が鍛えられます。本当にたくさんのコメントをいただき感謝です。

このところオバマスピーチの記事と戦争の弧の記事へのコメントバックで忙しく、次の記事を書く余裕がありませんでした。やっとコメント欄が落ち着いた感じがします。次は Stairway To Heaven の考察です。これはお約束事なのでやらないと。近いうちにアップします。

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さて話は変わりまして、つい先日の6月24日のことなんですが、Culture Club のコンサートに行ってきました。大阪公演です。私が Culture Clubっつか Boy George をどんだけ好きかは、この記事をご覧くださるとわかるかも。(*^_^*)
訳詞の世界~Miss Me Blind – Culture Club

で、来日することを George の facebook で知って、これは絶対行かなあかんと思い、全速力でぴあのサイトにダッシュしたのです。そしたら S席15,000円…高っ。SSもありました…25,000円。信じられん。こんなんぼったくりやで~と思いましたけど、見たいよ George が~。

私はもう関西にはおりませんゆえ、後方の席で見るくらいなら新幹線に乗ってまで行きません。悩んだあげく、SS席を購入しました。これなら前から5列以内で見ることできますから。これが5万でも買ったかもしれません。本当に大好きなんです...。(。-_-。)ポッ

ほんでチケットをゲットして、ホテル予約して、切符も OK。ただひとつ心配なことが。

6月24日は金曜日なんです。私は現在、数社と仕事の契約をしているのですが、平日よりも土日をはさんでの仕事が多いのです。金曜日に仕事をもらって次の月曜日に納品の形です。でも今回は、24日に一泊しないといけないので、金曜日に仕事いただいてもどうすることもできません。それゆえ取引先には、24日と25日は不在でございますの連絡をしました。そしたら…。

ある取引先から23日の木曜日に大量の仕事が…。メールを見ると「無理だったらおっしゃってくださいね」と書いてあります。やられた…。この「無理」というワードは私が一番きらいな言葉なのです。ええい、25日に帰ってきてからやるわいと決意して、この仕事引き受けました。

そして25日の晩から26日は寝る間をおしんでパソコンに向かい、6月27日の夜中(つまり今日です)に納品しました。ハアしんど。若いころのように無理はできひんなあと思いました。

話は戻りまして Culture Club です。書きたいのです~。
あんまり寝てないんですが、頭がさえているときは筆がばりばり進みます。

24日は朝早く起きて化粧も念入りに。何着ていこうかなあ。やっぱフェミニンなワンピにしよう。そわそわでした。新幹線の中での Walkman はもちろん Culture Club です。時々 Whitesnake カバが入ります。

新大阪に着きました。コンサートまであと2時間ほどあります。ところでチケットは持ってきているのか?家を出る前に確認はしたものの不安がよぎり、このあと何回もお財布に入れていたチケットを確認することになります。

御堂筋線で淀屋橋へ。この日は小ぶりの雨。
「こ~ぬか~雨ふる~みどうすじ~」ああ、フィフィは今何をしているんだろう。

George への思いは募る一方です。「みどうすじ~はこいのまち~、もとい、こいのみち~」と口ずさみながら、一旦、梅田で時間をつぶします。梅ブラですね。かつての私の庭、ホワイティ梅田を歩き回って阪神百貨店をぶらぶらしているうちに、そろそろいい時間。

地下鉄に乗って淀屋橋へ到着です。目指すはフェスティバルホール。心の中は George への思いでいっぱい。その反面、本当に今日コンサートがあるんだろうかと半信半疑。今この地に George がいるということが信じられない感じでした。そしてフェスティバルホールに着いて、ロビーに Culture Club と書いてあるのを見て、ああ本当に今日なんだと感無量でした。

それからは心臓がバクバクです。どうしよう。コンサートは7時開始。私は6時半すぎに会場入りです。前から5列目です。あ~ん、ステージと近いよ~。フェスティバルホールって、ステージと1列目の客席がものすごく近いんですね。ジョーホールだと1メートルくらい距離があるんで驚きました。

ああ喉が渇く。ペットボトルのお茶を何度も口にします。7時になりました。ああ、時間になっても席を探してうろうろしている人多し。7時5分あたりでやっと全員着席。

コンサート始まりました。メンバーとバックミュージシャンが次々にお出まし。あとは George を待つばかり。

本物だ~ 

なんか泣きそう。George かっこいいよ~。近いから顔もばっちり見えました。新曲以外は全部そらで歌える。ノリノリで一緒に歌ってダンスしました~。

合間のしゃべりでは George は、普通にネィティブと話すスピードで英語でしゃべってました。日本人だからゆっくりとか易しい英語でとかいう意識は全くないみたいでした。たまに歌が終わって「ありがとうございました」って日本語で言ってかわいかったです。

2時間があっという間に過ぎていきました。まるで夢のようなひと時でした。今まで色んなコンサート見てきたけど、幸せを感じたコンサートは初めてでした。行ってよかったです。また仕事頑張らなくちゃって思いました。


これは今月のオーストラリアのコンサートの模様です。
83年の大ヒット Karma Chameleon です。

そうそう、7月11日(月)の SMAP×SMAP に Culture Club が出演するという噂がありましたが、違っていたみたい。いつ出るんだろう。楽しみです。

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ではでは。お付き合いくださいまして、ありがとうございます。001.gif

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※追記
曲の合間は George がおしゃべりで楽しませてくれました。私は George の顔を見ることに集中しすぎて話の内容をよく覚えていないんですが、σ(^_^;) 記憶をたどって思い出したことを書きます。

長い時を経て日本に戻ってこれたのは奇跡 (Miracle) だと言って、It’s a Miracle が始まりました。何て粋な George なんでしょう。

東京のときは喉の調子がよくなかったのかな。今日は調子いいよって言ってました。最前列の男の子をステージに上げて「あなたはコンサートに来た人の中で最年少だわよ」って言って喜んでました。George の優しさを感じました。

ペットボトルのお水をよく飲んでました。「こないだ55歳の誕生日だったのよ。こんなに歌うと大変だわ。水飲ませてちょうだいね。」なんて言ってました。仕草がいちいちかわいい George です。

Mikey の首のあたりに鼻を近づけて「Mikey っていい匂いがするわね」って言って、そのあとチューしてました。Mikey はいつものことだって顔で全く動じず、George に勝手にさせてました。面白かったです。

George が急に日本語で「そっちへいくな」「そのくるまにのるな」って Don’t Go Down The Street の日本語のパートのところを歌ってくれてとてもうれしかったんですが、そのあと「でも意味はさっぱりわからないのよ」って言っててずっこけました。

アンコールの Get It On の前だったと思うのですが、George が前から2列目の男性を指して「ここに70年代の素敵なファッションの方がいるわ」と言ったら、その方がジャケットを脱いで George にプレゼントしようとしたみたいでした。そしたら George が「あぶないよ」って(これまた Don’t Go Down The Street の日本語の歌詞)言って、しばし押し問答がありました。で、結局 George はジャケットを受け取ったんですが、そのジャケットは明らかに George には入らない幅でした。George は「アタシには無理ね」って言って、女性コーラスの真ん中の一番のナイスバディの方に「あなた着なさいよ」って渡してました。それが彼女にピッタリで、とってもカッコよかったです。George はその後もその男性には気を使っていて、Get It On の途中で何回かその人に語りかけるように歌っていました。George 優しい~ ❤

またほかにも思い出したら書きます。
by ladysatin | 2016-06-27 22:38 | 英語と私といろいろ | Comments(2)

オバマ大統領の広島スピーチの話題を2本書きました。
もう一つだけ原爆関連の記事を書きたいと思います。

4月の先進7か国 (G7) 外相会合の際に、アメリカの現職閣僚として初めて、広島市の原爆資料館をケリー国務長官が見学したことは、大きなニュースになりました。そのケリー国務長官から5月中旬に、原爆資料館の志賀賢治館長に感謝の思いを綴った手紙が届いたとのことです。手紙の日付は5月3日ですが、実際に届いたのはオバマ大統領が広島を訪れた翌日だったそうです。その内容は各新聞に報じられていると思いますが、全訳は今のところ見たことがありません。

実際には何が書いてあったのか、知りたい方もいらっしゃることと思います。
早速ですが、テレビのニュース画像から手紙のキャプチャをとって文字を起こしました。
短い手紙ですが、ケリー長官の人柄を垣間見る文面です。

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文面は以下の通りです。
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Thank you for hosting us at the Hiroshima Peace Memorial Museum during the G7 Foreign Ministers’ meeting.

G7 外相会合の期間中、私達を広島平和記念資料館にておもてなしくださり、ありがとうございました。

As I noted in the guestbook, visiting the memorial and remembering the stark realities of war affirm the importance of our work forward peace in a world free from the threat of nuclear weapons.

芳名録に記帳しましたように、資料館を訪れ、戦争の容赦ない現実に思いを寄せると、核兵器の脅威のない世界において、平和に向かって我々が取り組んでいくことの重要性を確信します。

The partnership between our two countries is a testament to the power of the deeply rooted values and interests that we share today.

我々2国間におけるパートナーシップは、我々が今日共有する、深く根付いた価値と利益の結集の証です。

Thank you also for the Spirit of Hiroshima book, a reminder of the powerful experience I had at the museum.

また、図録「ヒロシマを世界に The Spirit of Hiroshima」を贈呈いただきありがとうございました。この本を見ると、資料館での強烈な体験が思い出されます。

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以上です。ケリー長官の手紙は、難しい言い回しもなくわかりやすい英語ですが、訳しにくいところがあります。the power of the deeply rooted values の power を「力」とするとどうしても馴染めず、「結集」という言葉を使いました。「結集」することで「力」となると思ったからなのですが、自分ではまだ納得のいく訳ではありません。

手紙にあった ”the Spirit of Hiroshima book” とはおそらくこの本のことだと思います。
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原爆資料館の志賀館長は、図録を贈ったことについて、海外の来賓からお礼の手紙を受け取ったのは初めてだと話されたとのことです。このことからも、いかにケリー長官が、資料館の見学で衝撃を受けたかがわかるような気がします。また、ケリー長官の資料館訪問がなかったら、オバマ大統領の広島訪問も実現していなかったかもしれません。

またあの夏の日がやってきます。
今年の夏は少し違う夏になるような気がしています。
by ladysatin | 2016-06-09 23:03 | 英文精読_Reading | Comments(4)

前回のオバマ大統領の広島スピーチに関する記事は、想像以上に多くの方に読んでいただいているようです。ありがとうございます。その中で the arc of that terrible war arc をキーワードに検索をかけて、記事を読みに来ていただいている方が多いようです。この arc は何のことでしょうかと質問を受け、前回の記事でコメント欄に回答しましたが、記載箇所がわかりにくいこともあって、この件については記事を独立させることにしました。

前回の記事はこちらです。
オバマ大統領の広島スピーチ(全文・日本語訳)

arc の訳は英和辞典にある通り「弧」になります。しかし、この訳が新聞などの訳には出ていないため、疑問に思われている方が多いようです。この arc は、「弧」として明確に訳出する必要があると思います。

もう一度この箇所のあるパラグラフを見てみましょう。前回の記事の試訳です。
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9) That is why we come to this place. We stand here, in the middle of this city, and force ourselves to imagine the moment the bomb fell. We force ourselves to feel the dread of children confused by what they see. We listen to a silent cry. We remember all the innocents killed across the arc of that terrible war, and the wars that came before, and the wars that would follow.

だからこそ我々は、この場所に来るのです。我々は、ここ、この都市の中心に立ち、我々自身に、爆弾が投下されたときの瞬間を想像することを強いるのです。目の当たりにした光景に混乱した子供たちの恐怖を感じることを、我々自身に強いるのです。我々は、無言の泣き声に耳を傾けます。我々は、あの恐ろしい戦争の弧の中で、またその前の戦争、そしてその後起こったの戦争の中で殺された、全ての罪なき人々を追悼します。
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ここから先は解説です。お断りしておくと、私は地政学についての知識はありません。ですので、下に書いた内容は、あちこち調べて、こういうことであろうと行き着いた内容です。

across the arc of that terrible war は比喩表現で、the arc はこの場合、戦争が起こった地域を指していると思います。arc は地政学における概念で、イギリスの地理学者のマッキンダーが、アフリカ、バルカン半島から中東を通って、東南アジア、朝鮮半島に至る、帯状の紛争の地域を「危機の弧 arc of crisis」と定義したのが、この用語 arc が使われた起源のようです。これになぞらえて、アメリカは油田のあるアフリカ北部を「チャンスの弧 arc of opportunity」、治安と経済が安定しているヨーロッパを「安定の弧 arc of stability」として、アメリカの世界戦略基盤と考えています。また、紛争地域を「不安定の弧 arc of instability」と呼ぶようです。

これら一連の表現から the arc of that terrible war という表現をオバマ大統領は使っているのだと思いました。
the がついているのは、世界大戦に関わった国々も地域も特定されているからです。

ところで、「なぜ弧というのか」という疑問も出てくるかと思います。これはおそらく形状のことだと思います。調べてみたのですが、arc of XXX という表現はよく使われているようです。先に述べた「不安定の弧 arc of instability」は、まっすぐに伸びているものではなく、弧の形であらわされています。

以下のサイトで地図上に、ARC OF INSTABILITY を弧で示してあります。
http://www.tlaxcala-int.org/article.asp?reference=14134
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また、以下のサイトでは、ARC OF TENSION がやはり弧状に地図に示されています。
https://www.americanprogress.org/issues/security/report/2012/04/18/11439/climate-change-migration-and-conflict-in-northwest-africa/
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こちらは ARC OF DEFORESTATION の地図です。
http://www.economist.com/node/21541033

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上記3つの例のように、なだらかなカーブを描く帯状の地帯を「arc 弧」と表現すると考えてよいと思います。

また、第一次安倍内閣のときに麻生外務大臣が提唱した「自由と繁栄の弧 (the arc of freedom and prosperity)」の指す地域は、「北欧諸国から始まって、バルト諸国、中・東欧、中央アジア・コーカサス、中東、インド亜大陸、さらに東南アジアを通って北東アジアにつながる地域(Wiki より引用)」です。これも形状が弧の形です。

このようにみてくると、the arc of that terrible war も同様に、 that terrible war が指す地域を弧状ととらえて、この表現がなされているのではないかと思います。
by ladysatin | 2016-06-06 23:53 | 英文精読_Reading | Comments(8)