フリーランスになってからの一番の変化は、テレビをよく見るようになったことでしょうか。
会社勤めの頃は、バラエティ番組を見ることは全くありませんでしたが、今では時々見ます。
芸能人の皆さんは私の知らない人達ばっかりです。(>_<)

NHK の連続テレビ小説も「おしん」以来見ていませんでしたが、先日「あさが来た」を初めて見て、なかなか面白そうだなと思いました。途中からなので話の筋はさっぱりですが、登場人物が魅力的ですね。

「あさが来た」の主題歌、「365日の紙飛行機」も遅ればせながら聴かせていただいて、とても良い曲だと思いました。作詞は秋元康さんなんですね。「川の流れのように」の人だったとは。AKB48 が日本を代表する女性ポップグループだということも今頃知って、ああ恥ずかしい。|||(-_-;)||||||
(でもグループ名は知ってました。←苦しい言い訳)

365日の紙飛行機…今では毎日のように聴いています。そして聴くたびに好きになっていっています。

先日、ふと考えました。この曲って誰か英訳してる人がいるのかなって。
ネットで検索してみたのですが、英訳はなさそうでした。(私が知らないだけかもしれません。)

こんな素晴らしい曲に英訳がないのはもったいない。
そこで思いつきました。私が訳してみようかと。

洋楽の和訳は、これまでもいくつかブログにアップしてきましたが、日本語の歌を英訳するのは初めてです。
うまくいくのかなと思いつつ、やってみることにしました。

しかし、今回の試みは難易度が高いのです。
というのは、英訳をメロディに乗せて歌えるものにするのが目標だからです。

日本語の曲を英語で歌えるものにするには、いくつか考慮しなくてはなりません。
以下の3点に注意すべきと私は考えます。

①英語版は、日本語の歌詞の情報量に上乗せして言葉を足さなくてはならないということ。
②英語版の内容が、オリジナルからかけ離れたものではならないということ。
③字余りにも字足らずにもなっておらず、メロディにドンピシャリでなければならないということ。


さてさて、これは難儀だと思ったのですが、2日間かけて何とかできました。
結果はいかに。



本当にいい歌だなあ。癒されますね。
よろしかったら、私の英訳をメロディに乗せて歌ってみてくださいね。
20回くらいは自分で歌ってみて、ピッタリとメロディに収まることを検証していますので、大丈夫だと思います。

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365日の紙飛行機

作詞:秋元康
作曲:角野寿和・青葉紘季
編曲:清水哲平

朝の空を見上げて
今日という一日が
笑顔でいられるように
そっとお願いした

One day I smile while looking up the sky
Wishing for my peaceful state of mind
Let me have it wherever I am through the day
Please hear unspoken my small prayer


時には雨も降って
涙も溢れるけど
思い通りにならない日は
明日頑張ろう

Tears are falling on a rainy day
When my heart’s just searching for a door
Wait, tomorrow is another day for everyone
Just start all over what I do


ずっと見てる夢は
私がもう一人いて
やりたいこと好きなように
自由にできる夢

I can see myself in my future dream
Where everything’s so bright and clear to me
Do what you want
Do as you please
I can do whatever in my dream


人生は紙飛行機
願いを乗せて飛んでいくよ
風の中を力の限り
ただ進むだけ

Life is like a plane you’ve thrown in the sky
Loading all your dreams with the little wings so high
Flying in the wind with the power in your soul
Just go, there’s nothing you may fear


その距離を競うより
どう飛んだかどこを飛んだのか
それが一番大切なんだ
さあ心のままに
365日

Remember how you’ve flown
Remember where you’ve flown
How precious road you choose
You know you are the only one
Fly in the wind with the power in your soul
Be free, let yourself be free
Every day, yes, every single day


             ~Translated by Lady Satin~

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ここから先は、私の英訳を日本語にしてみます。
オリジナルの日本語にどのくらい近づくことができたかな。

One day I smile while looking up the sky
Wishing for my peaceful state of mind
Let me have it wherever I am through the day
Please hear unspoken my small prayer

ある日のこと
空を見上げて微笑む私
安らかな気持ちでいられるようにと
どこにいても一日中そんな気持ちでいさせてほしい
言葉にしないけど私の小さな祈りをどうかきいてください

Tears are falling on a rainy day
When my heart’s just searching for a door
Wait, tomorrow is another day for everyone
Just start all over what I do

雨の日は涙が溢れる
そんな時は心が扉を探しているの
でも待って
明日という日は誰にでもあるのよね
最初からもう一度やり直せばいいわ

I can see myself in my future dream
Where everything’s so bright and clear to me
Do what you want
Do as you please
I can do whatever in my dream

未来の夢の中に私が見える
そこではすべてが明るくて澄んでいる
やりたいことを好きなように
夢の中では何だってできるの

Life is like a plane you’ve thrown in the sky
Loading all your dreams with the little wings so high
Flying in the wind with the power in your soul
Just go, there’s nothing you may fear

人生はあなたが空に放った飛行機のよう
あなたの夢すべてを積んで小さな翼と一緒に空高く
心に力を秘めて風の中を飛んでいくの
ただ進むのよ
おそれるものなど何もないから

Remember how you’ve flown
Remember where you’ve flown
How precious road you choose
You know you are the only one
Fly in the wind with the power in your soul
Be free, let yourself be free
Every day, yes, every single day

どう飛んだか
どこを飛んだのか
覚えておいてね
大切な道を選んだあなた
わかっているよね
あなたという人はひとりしかいないということを
心に力を秘めて風の中を飛んでいくの
自由になるのよ
あなた自身を自由にしていいの
毎日…そう…ずっと毎日

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以上が、私の英訳の日本語訳です。

先にも書きましたように、言葉を足しています。
同じ長さ(時間)を歌うのに、英語は日本語より多くの言葉を必要とします。
なるべく元の日本語の詞のイメージをくずさないようにしたつもりですが、もちろん完璧とは思っていません。

英訳で特に苦労した点

「紙飛行機」をどう訳そうかと悩みました。

paper airplane とか paper plane が直訳になりますが、そのフレーズは使いたくなかった。
無味乾燥な感じがして、別の言い方を探しました。

最終的には paper を使わず、plane としました。でもそのままだったら航空機と解釈されます。
なので、you’ve thrown in the sky(あなたが放った)として、紙飛行機のことを示唆しました。
あと、little wings も紙飛行機の小ささを示したつもりです。

そして、「365日」も悩みました。

そのまま訳したら、あんまりじゃなかろうかと思い、最後に落ち着いたのが…Every day, yes, every single day…
ここはすぐにひらめきました。メロディにもきれいに乗ったので、これでいくことにしました。

気に入っているのは最後のフレーズ
Be free, let yourself be free
Every day, yes, every single day

最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。

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by ladysatin | 2016-03-10 02:27 | Music & English_3 | Comments(9)

友達になる

インターネットを介した人間関係って難しいですね。ブログや SNS における人様とのお付き合いは、顔が見えず言葉だけが頼りです。だからちょっとした言葉の使い方が人を傷つけてしまうことがあります。そんなとき、母語である日本語の難しさを感じます。

実際、私自身もブログや SNS で何度か他人の言葉に傷ついたことがあります。逆に、私が誰かを傷つけてしまったこともあるかもしれません。自分では言葉には細心の注意を払っているつもりでも、受けとる相手がどう感じるかがすべてなんですよね。

ブログにコメントをいただくと、コメントバックをしますが、書いた後で何度も読み直しをします。この表現はコメントをくださった方に失礼かもしれないと思い、3回か4回書き直すことがあります。逆に馬鹿丁寧になりすぎて、ここまで卑屈な書き方はしなくてもいいかなと思う時も書き直す場合があります。コメント欄は本文と違って編集ができません。数日経って書き直すと、書き直した日付になってしまいます。コメントバックは旬が命。だから神経を使います。それでも、何か変なコメントを返信しているのではと思い、あとで読み直すことがあります。何だか病気みたい。(>_<)

さて、今日は以前から気になっている言葉について書きたいと思います。

Facebook を利用している方は多いと思います。私も一年くらい前にアカウントを取得しました。目的は特になく、どんなものだろうというただの好奇心です。

本題に入る前になんですが、「Facebook をやっている」という言い方をよくききます。これって正しい日本語なんでしょうか?

Facebook は SNS (Social Network Service) の一種ですから、日本語では「サービス」になると思うのですが、サービスって「やる」もの?私はサービスは「利用する」ものだと思っていたので、「やる」は変な気がしています。しかし、「今日は Facebook を1時間利用したの」とは言わないみたい。「今日は1時間 Facebook をやってたの」という方が耳に馴染みます。日本語の文法に詳しい方がいらっしゃったら、このあたりのこと教えていただけるとうれしいのですが。

前置きが長くなりましたが、今日は Facebook のある文言が気になっていますというお話です。

ある文言とは「友達になる」というフレーズです。自分のページを作って、初めてこの文言を見たときに、ぎょっとしたんですね。皆さんはいかがでしょうか。実はどなたかがこのことをブログか何かで書かれているのではと思い、検索したのです。その結果はゼロ。ということは、「友達になる」に違和感をもっているのは私だけなのかもしれません。なので、極めて少数派の意見かもしれないということを、お断りをしておきますね。

さて、「友達になる」は、この人と友達になりたいと思ったときに押す、友達申請用のボタンです。以前、大手英語教材会社の SNS に参加していたことがあったのですが、その時のボタンは「友達申請する」と表記されていました。これについては全く問題を感じませんでした。読んで字のごとくですからね。

一方、Facebook の「友達になる」はどうでしょう。この文言に私が違和感をもつのは、友達申請する側が、あたかも「友達になる」ことを決めるように思われるからです。

「友達になる」ことを決めるのは誰?それは友達申請をされる側ですよね。友達申請をされて、それを受けた側が「いいですよ。友達になりましょう。」と決めるんです。友達申請をする側には何の決定権もありません。それなのに「友達になる」って、申請する側が主導権を握っているかのような気がするのです。何だかずうずうしいいと思うのは私だけでしょうか。

そんなわけで、私はこのフレーズが妙に気になりました。そこで、英語バージョンではどうなっているのか言語設定を変えてみました。すると…「おお、そうだったのか」と納得しました。

わかったこと --- 「友達になる」の元となっている英語は Add friend でした。

ここであるフレーズが頭をよぎりました。それは…Add bookmark です。

ひょっとして Add friend は Add bookmark と同じノリで作られたのではないのでしょうか。

「はあ?」と思われるかもしれませんがこういうことです。

Add bookmark は「ブックマークを追加する」ということです。気に入った URL を登録するときに、この機能を使いますよね。Explorer だったら「お気に入りに追加」です。bookmark は気に入ったものであれば何でも登録できますね。そして、もう必要ないと思ったら簡単に削除できるんです。とっても便利な機能です。

一方の Add friend については、「友達になる」ボタンでお気軽に友達登録できます。もちろん、友達申請された側が承認しなければ、友達として登録はされません。しかし、「友達になる」という文言からわかるように、すでに「友達になる」ことは前提としてあるわけです。なので、とっても簡単に友達登録ができる点が、Add bookmark に似ています。そして、もうこの友達はいらないと思ったら、その友達を簡単に削除できるという点では、全く bookmark のシステムと同じです。

このように比較してみると、Add friend は Add bookmark のバリエーションなんじゃないのって私には思えるのです。つまり、Facebook における「友達」は bookmark の URL と同じ位置づけなのではないかと。もしそうだとしたら恐ろしいことだなと思っているのです。

なぜならば、Add bookmark は心をもたない URL を登録するわけですから、気に入らなくなったらどんどん捨てていけばいい。URL は文句を言いません。しかし、Add friend で登録されるのは、生身の人間です。一旦、友達登録するところまではいい。しかし、bookmark と同じように、この人とはもうかかわりたくないからとの理由で、良心の呵責もなくほいほい友達解除することが普通になってしまうとしたら…。

これって危険なことではないでしょうか。

Facebook には良い点がたくさんあると思います。世界中の人々と知り合いになれる、自分の世界が広がり心が豊かになるなど、人間関係の広がりからくる恩恵は確かにあるのでしょう。

しかし、その反面、お手軽に「友達になる」という行為の裏には、非常に殺伐とした空気を生み出す危険性をはらんでいるような気がしてなりません。

例えば、Facebook の色んなページを閲覧していて、この人と友達になりたいとまで思わなくても、面白そうな人だと思う程度でも「友達になる」ボタンを押しさえすれば、お手軽に友達になれます。相手から拒否されることもあるでしょう。拒否されると最初はショックかも。しかし、人間って環境に順応しますから、「ここはそういうところなんだ」と思ってしまえば、拒否されることにも慣れてしまいます。

こうなると個人の bookmark 化が始まります。「友達解除されたって平気。ここでの人間関係は bookmark と同じだと思えば何ともない。だから私もいやなやつは友達解除しちゃう。」そんな人だって当然出てくるでしょう。

しかし、当然のことですがそんな簡単に事は進みません。私たちは心をもった人間なんですからね。

Facebook における人間関係のトラブルについては、皆さんもよく聞かれると思います。知らないうちに友達解除されて、ショックを受けた人の話とか、そのせいで心がすさんでしまったとか。さらには、友達解除されてそれが殺人事件に発展してしまった話(アメリカ)もあります。

このようにみてくると、「友達になる Add friend」という文言が、人としてのまっとうな神経を麻痺させるもののように思えてくるのです。

生身の人間を bookmark してしまうなんてあってはならないことですが、やっぱりそういうノリなのかなと思った出来事を体験をしました。それについて少しお話しします。

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Facebook に登録して間もなく、「知り合いかも?」の通知がきました。これは体験した方も多いかもしれませんね。私もこんなことがあるとは聞いていたのですが、自分は対象外だと思っていました。なぜならば、ごく親しい人以外には、Facebook への参加を知らせていなかったからです。

「知り合いかも?」の人は、10年以上前に退職した会社の同僚でした。何でこの人につながったんだろうと気味が悪くなりました。仲が良いというほどの人でもなく、記憶から遠ざかっていた人でした。あとで思い出したのですが、この人は私のメールアドレスをもっていたのです。こわいですねえ。アドレス帳をFacebook にインポートすれば、アドレス帳のメールアドレスと一致する人を Facebook が勝手に検索するんですね。頼みもしないのに。

私のところに「知り合いかも?」の通知が来たということは、この彼のところにも、私のことを「知り合いかも?」って通知がいくのかなあと思い、いやだなあと思いつつ、しばらくほっておきました。すると、案の定、その人からお友達の申請が来てしまいました。

10年以上も会っておらず、特に仲がよかったわけでもない私に、いきなり友達申請するというその神経は、私には理解できかねるものがありました。友達申請することに何も害はありません。しかし、私はその前にワンクッション入れてほしいと思うタイプなのです。この場合だったら、友達申請の前にメッセージを送るのが社会人としての礼儀だと、私は思ってしまうのです。

それにしても何故、私に友達申請してきたのだろうという気持ちが離れませんでした。これをどうすりゃいいの?ほっておいたらいつまでたっても「承認待ち」の印が自分のタイムラインに出っぱなしで落ち着きません。私の中ではこの彼と Facebook で友達関係を結びたいとは思っていませんでしたので、丁寧にお断りのメッセージを送ろうと思いました。それで、「承認待ち」の印のところにあったXマークを何気なく触ってしまったのです。

そしたらいきなり消えました。もうこのときは慌てふためきました。こんな時って「本当に拒否しますか?」とかなんとか確認メッセージがありそうなものです。この彼とはこれで終わりました。「承認待ち」が消えたことで安堵する一方、何の理由も告げることなく友達拒否してしまったたことで、自己嫌悪になりました。

ただ、たぶん、向こうは友達拒否されても何ともなかっただろうと思っています。というのも、この人には友達が670人いたのです。有名人でもないのに670人って一体…。

このとき私は思いました。「ああ、この彼にとって友達って bookmark なんだろうな」って。過去の知り合いをみつけては、あらゆる人に友達申請しているのではないかと推測します。

「飾りじゃないのよ。アタシは。」と言いたくなった。

この殺伐とした雰囲気が今の時代に合っているのかもしれませんし、合理的といえば合理的なのかもしれません。しかし、システムありきではないのではと思うのです。人の心があって、それを元にシステムが開発されるのであればよいことだと思うのですが、システムを先に作って、それに人の心を合わせさせようとしているのであれば問題かなと思います。

長くなりました。読んでくださった皆様に、私の意図がうまく伝わっているとよいのですが。

ではまた。001.gif
by ladysatin | 2016-03-03 00:16 | 英語と私といろいろ | Comments(13)