気がつけば、最後の記事から2か月以上経ちました。

ブログをお休みしている間も、以前と変わらず毎日700名前後の皆様にご訪問いただいていました。検索エンジンから何らかの記事を読んでいただいて、リピートしてくださる方が増え、今に至っています。読んでくださる方が増えると、やはりうれしいです。新しい記事を書かなくても、日々、多くの皆様からコメントをいただき、拝読していました。

本当にありがとうございます。

少しだけ近況を。

引っ越したのが11月末だったのですが、その後すぐに在宅で翻訳の仕事に従事するようになりました。元の勤務先から外注という形でお仕事をいただいています。これまでの得意先メーカーからもご指名をいただいており、恵まれた状態でのフリーランス生活がスタートしました。ありがたいことです。

今、身にしみて思うことは、翻訳という仕事はインターネットの環境さえあればどこでもできるんだということです。これは基本、オンサイトで業務を行う通訳と全く異なる点です。遠隔地に住んでいても、実力さえあれば仕事は回ってきます。実力をつけるには地道に努力をしていくしかありません。これはどんな職業にも当てはまるのでしょう。これからも謙虚に翻訳も含めた英語の勉強を続け、もっと成長したいと思います。

翻訳のほかには DTP の仕事もさせていただいています。DTP は会社にいる間に身に着けたスキルでした。Adobe の InDesign と Illustrator が今主流の DTP のアプリケーションなのですが、このアプリが、翻訳と密接な関係があるのです。これから産業翻訳や技術翻訳を勉強しようと思う方には、DTP のスキルを習得することをお勧めしたいです。プロの翻訳者であっても DTP のスキルを有している人はごくわずかだと思います。機会がなければそこまで手が回らない領域なんですね。私の場合は、DTP を OJT で学べる環境にあったことが大きいです。翻訳プラス DTP の技能。ここはとても大切なことだと私自身が実感していることなので、いずれ記事にするつもりです。

ようやく新しい生活のリズムに慣れてきたので、ブログもそろそろ再開したいと思っています。毎週は無理でも、隔週くらいでできるといいなと思っています。

さて、前置きが長くなりましたが、本日のタイトル「母と暮せば」について少し書きたいと思います。公開中の映画ですので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。

私もどうしても年内に観ておきたくて、時間の空いた今日、行ってきました。「母と暮せば」は私の故郷、長崎が舞台となっています。以前、朝日新聞のボランティア翻訳の記事を書きました。その中で、私の母が被爆者で私は被爆2世であることを書きました。そのような背景もあり、この映画を早く観たかったのです。

泣くことを想定していたので、ハンカチは忘れずに持っていきました。案の定、最初から最後まで泣きっぱなしでした。こんなに泣いた映画は今までなかったように思います。感動を煽るような進行ではないのですが、登場人物の言葉ひとつひとつが胸に突き刺さるのです。

主人公の伸子役の吉永小百合さんの演技は、ものすごく自然でした。大女優だから当然なのでしょうが、やはり格が違うと感ぜざるをえませんでした。長崎弁はどうかなと思っていたんですが、こんなに上手だったとは知りませんでした。イントネーションも違和感がなく、長崎出身の私もすんなり入っていけるほどでした。そして伸子の言葉が、私の母の言葉のように聞こえました。

浩二役の二宮和也さんもよかったです。吉永さんの息子という設定にぴったりの雰囲気を醸し出していました。ただ、ひとつ気になったのは彼は自分のことを「僕」と呼んでたんですね。長崎の男性は自分のことを「おい」と言うんです。お前のことは「わい」。これが普通なので「僕」には少し違和感があったかな。でも、全国版では方言を使いすぎると、他府県の方にはわかりにくくなってしまうというのもあるので、言葉選びは難しいのかもしれないですね。

「母と暮せば」はキャスティングがとてもよかった。浩二の恋人役の黒木華さんは、昭和の時代にどこにでもいるような目鼻立ちの女性なんです。どちらかというと目が小さい。今どきのおめめぱっちりの女優ではこの役は合わない。黒木さんは田中裕子さんを思わせる女優さんですね。将来、あんな大女優になりそうな予感がします。

あと上海のおじさん役の加藤健一さんと、近所のおばさん役の広岡由里子さんも素晴らしかったんですよ。このお二人はきっと九州出身の人だと思っていたんですが、あとで経歴を調べるとそうではなかったんです。それくらい長崎弁が上手だったんです。

たくさん書きたいことはあるのですが、ネタばれになってはいけないのでこの辺にしておきます。

興味がある方のために「母と暮せば」のホームページにリンクを貼りますね。
素晴らしい映画なので、是非観てほしいな。
http://hahatokuraseba.jp/

えっと、英語の話題?

そうそう。英語の話が何もないのはあかんね。

実は「母と暮せば」を英語にするとどうなるかなあと帰り道で考えていました。
どう訳す?

Living with my mother... かな?
意味はOKですね。

でも、もっとシンプルに my はとっちゃおう。

Living with mother でどうでしょう。

mother に冠詞はいらないの?

うん、いらないの。
身近にある物や人には、愛称化が進んで冠詞は不要になることが多いから。

あと直訳ではないけれど、mother and son もいい感じ。
mother だけでもいいかもしれない。
それくらい母親の息子への愛がいっぱい詰まった作品でした。

私のは一例ですが、皆さんはどんな訳が思いつきますか?
よかったら教えてくださいね。

今年最後のブログを読んでくださってありがとうございました。

皆様、良いお年を。001.gif
by ladysatin | 2015-12-31 00:05 | 英語と私といろいろ | Comments(6)