今日は久しぶりに翻訳のお話です。

よく受ける質問があるんです。
もしかしたら読んでくださっている皆さんの中にも、疑問に思ってる方がいらっしゃるかなと思いました。

それは、日本語の「それぞれ」に対応する英語は何か?というもの。

「それぞれ」を和英辞典で調べてみると、必ず載っているのが each ですね。
ほかには respectively なんて単語もあります。

先日も会社の後輩から聞かれました。
彼女曰く「「それぞれ」を英語にすると each ですよね。respectively も使えますよね。」

ええ、これと同じ質問を何回受けたかわかりません。

それぞれ= each と方程式のように思ってらっしゃる方がとても多いんです。
まるで条件反射のように。(>_<)

その度に私はこう答えています。
「常にそうなるとは限りません。each や respectively を使えるときもありますが、使えないときが多いです。」

こんなことをいうと「辞書には書いてあるんですけど...」と言われます。
確かに、簡単な英文だったら each で間に合うこともあります。

例)
ボールをそれぞれ3個ずつ three balls each
それぞれに対する個々の計画 an individual plan for each

これはこれで正しいフレーズですよね。しかし、英作文も翻訳も「相手に意図を理解してもらうこと」を常に考えながら英文を作らなくてはならないのは言わずもがな。日本語に「それぞれ」と書いてあるからといって、常に each を使って正確な英文が組み立てられるとは限りません。

ということで、つい最近あった例をあげてみますね。
取引先のメーカーさんからの英文のリライトの依頼でした。テレビの取説の中に出てくる文です。

まず、「それぞれ」を使わないこの文から...
(1) HDMI1 および HDMI2 端子に 4K 映像機器を1台接続します。

1台の映像機器からケーブルが2本出ていて、それを HDMI1 と HDMI2 端子に接続すると言う意味です。これに対して、依頼主は以下のような英文を書かれていました。

●修正前 Before revised
Connect one 4K video device to HDMI1 and HDMI2 terminals.

正しく書かれていますね。ただ、この場合、HDMI1 と HDMI2 の両方の端子にということを明確にするために、both を入れて、to を HDMI2 の前にも使う方がよいと思います。

●修正後 After revised
Connect one 4K video device both to HDMI1 and to HDMI2 terminals.

072.gifさて、今度は「それぞれ」を使った文です。翻訳元の日本語はこれでした。
(2) HDMI1 および HDMI2 端子に 4K 映像機器をそれぞれ1台ずつ接続します。

これに対する英文が自信がないということでした。以下の文を書かれていました。

●修正前 Before revised
Connect one 4K video device each to HDMI1 and HDMI2 terminal.

日本語の「それぞれ」があるので、each を使ったようです。推測するに、この方は each を使いたいんだけど、どこに入れたらよいものかと思われたんでしょう。適当にこのへんに入れてみましたという感じの文です。さて、英文としてはどうでしょうか...よさそうにも見えますが、たぶん通じない可能性が高いと思います。

(1) と意味が変わるのは、映像機器が2台あるということです。ケーブルがそれぞれの映像機器から出ています。

上の英文でちょっとまずいなと思うのは、one 4K video device に each では数が合いません。each は2つ以上あるという前提があってのみ使えます。上の英文では、映像機器が2台あるということが明確ではないんですね。

それぞれ = each という思いこみからいったん離れて、元の日本語が何を言いたいのかを咀嚼してみましょう。

(2) の日本文は別の表現にすると、こんな風に書けます。
(2)' 1台の 4K 映像機器を HDMI1 端子に、もう1台の 4K 映像機器を HDMI2 端子に接続します。

こう考えるとわかりやすい英文が書けそうです。
この場合は one… the other... を使ったらどうでしょうか。以下、作ってみました。

●修正後 After revised
Connect one 4K video device to HDMI1 and the other to HDMI2 terminal.

いかがでしょうか。おそらくこれで誤解のない英文になったのではと思います。
ここで the other としたのは、映像機器が2台あるという前提に解したからです。映像機器が複数あって、その中の2台という意味であれば、the other ではなく another とすべきだと思います。

今回のは一例ですが、英作文に行き詰ったら、別の方向からアプローチできないかと考えてみる習慣をつけてみると新たな発想が生まれることがあります。そんなときはとってもうれしい。

***************************

取説というのはエンドユーザーが読むわけですから、ユーザーにわかりにくい取説は劣悪なものと評価されます。私が翻訳の仕事をやり始めた頃は、まず日本語ありきで、日本語を一字一句、直訳していました。出来上がったものをネィティブに読んでもらうと「わけがわからない」と言われたことが何度もあります。

英作文や翻訳をする際に、1つの日本語の単語やフレーズには、どの英単語やフレーズが対応するのかと考えがちですが、1対1で対応できないケースが極めて多いです。すべてにおいて、りんごが apple、 みかんが orange だったらどんなに簡単かと思いますが実際はそうではない。どんなに翻訳ソフトが高機能になっても完璧なものが作れないのは、そのあたりに理由はあるんでしょうね。

ある言語を他の言語に置きかえるという作業をする過程で大切なこと。日本語を英語にする場合であれば、この日本語が伝えたいことは何かを考えること、咀嚼すること。それにつきるかなと思っています。

ここにもやはり読む人への思いやりが反映されるように思います。

ではまた。001.gif
by ladysatin | 2015-03-29 20:03 | 日英 Translation | Comments(2)

今日は私のお仕事にまつわる軽いお話です。^^

最近は翻訳の仕事もやりつつ、テクニカルライティングの仕事も結構やってます。
テクニカルライティングというのは、いわゆる原稿作成のお仕事です。
いかにユーザーにわかりやすく、簡潔に書くか...私にとっては翻訳より難しいお仕事です。

テクニカルライティングというと何かカッコいいけど、めっちゃ地味な仕事なんです。
今、洗濯機の取説の原稿を書いているのですが、毎日、話が二転三転して、何度も書き直しています。
製品試作の段階では仕様がころころ変わるので、それを追いかけて原稿を書き直すのですが、一部だけ書き直したあと、全体の整合性がとれているかチェックするので、それがまた大変。

洗濯機といえば、一年ほど前に、タイ向けの洗濯機の取説作りましたというお話を書きました。
タイの人は柔軟剤が大好きなので、Fragrance course というコースがあるんですよって書いたんです。

さてタイ向けが終わったと思ったら、その次はインド向け洗濯機の取説を作ったんです。
インド向けはというと、Fragrance コースはなくなってました。

インド人は柔軟剤は大して使わないんですかね。

と思っていたら、ああやっぱり、インドならではのコースが...

その名も Sari course です。

サリーって、インドの女性の服ですよね。
サリーを洗うためのコースなんです。
手洗いコースとどう違うのか、今一つわかりませんでした。

それで、インドが終わって、洗濯機はしばらく途絶えていたんですが、最近、思いだしたようにまた洗濯機のお仕事が入りました。

今度はベトナム向けです。白物家電のメーカーさんは、アジアを集中して攻めているみたいですね。

ベトナム向けにはどんなコース設定があるのかしら?と思って仕様を見てみました。
そしたら、な~んとまたしても Fragrance course が入ってました。

ベトナムの人も柔軟剤が大好きなんですね。きっと。

ところで、アジア向けの洗濯機は、日本で売られているものとはかなり見た目が違うみたいです。かなりシンプル、というか簡素というか、おしゃれっ気が全くないの。やっぱりかなりコストを押さえている感じがします。先日、メーカーさんに実機チェックに行ったんですが、まず、日本の量販店には置いていないような縦型洗濯機でした。売れてほしいと切に願っています。結果はいかに。

日本のメーカーは、ここ数年はテレビで相当痛い思いをしたと思いますが、テレビ事業にまた力を入れ始めているところもあるようですし、テレビやオーディオ関連の製品がまた復活してほしいです。

明日からまた一生懸命、原稿作りに励まなくちゃ。

皆さんもどうぞ良い一週間をお過ごしください。

p.s. 今日は英語の話はなんもなくてごめんなさいね~。

029.gif
by ladysatin | 2015-03-22 20:52 | 英語と私といろいろ | Comments(5)

今回は、久しぶりに英作文のトピックにしようかなと思っていたんですが、旬の話題にします。

Amplifier のお話です。

え?どこが旬?

ええ、そうですよね。Amplifier は日本語では「増幅器」って何か難しい訳になっちゃうんだけど、皆さんご存知のエレキギターには欠かせない「アンプ」のことですね。

Rock に興味がある方はMarshall Amp(マーシャルアンプ)ってご存知かなと思います。アンプのメーカーって色々あると思うんですが、一番有名かつ、トップギタリストから絶賛されてきたアンプが Marshall Amp です。ロックの歴史における発明品とまで言われています。ロックのコンサートに行くとステージに Marshall Amp が積まれているのをよく目にします。その Marshall Amp の創業者 Jim Marshall 氏(2012年4月5日に死去)ついてのドキュメンタリーが今、制作されているとのことです。

今日は、そのドキュメンタリーについて取り上げようかと思います。ロックがお好きな方は興味があるかも。

Jimi Hendrix, Eric Clapton, Jeff Beck, Jimmy Page, Richie Blackmore などなど、一流のギタリストの音を支えてきた Marshall Amp がどんな歴史を紡いできたのか、私もとても興味があります。

つい最近、そのドキュメンタリーの Trailer(予告編)を見たんですけど、これがまたカッコいいんですよ。私の大好きなミュージシャンが出ています。Adrian Vandenberg Slash です~。2人とも私のブログではチカラ入れていっぱい記事を書いたんで、どんだけ私が2人を好きかご存知の方はご存知かしら。だから、これ取り上げないわけにいきませんのです。

ではとりあえず、その Trailer から見てね。

ドキュメンタリーのタイトルは
Father of Loud - 爆音の父



Adrian がいた♪還暦でもこのカッコよさ。4月のコンサートにサテンは行きます。
Adrian 王子は Whitesnake のときからずぅぅっと、お慕い申し上げておりますの。

Slash はいつもマイペースでしゃべりはって、あのしゃべり方が大好きです。声もいいね Slash♪

もうひとりの人は、James Lynch。実はこの方、全く知りませんでした。
Dropkick Murphys というバンドのギタリストだそうです。有名なんでしょうか。
最後に It just looks f#ckin’ badass.(マーシャルは、めっちゃかっこえ~ねん)
って言ってた人。そういうあんたがかっこえ~とアタシは思ったけどっ♪

Caution★ - あっ、勢いで書いてしまいましたが f#ckin’ badass は、紳士淑女の皆様は、けっして、けっしてっ、お使いにならないでおくれやす。ここではもちろん、良い意味で使われているのですが、この2つの単語はご存じの通り、お下品でございます。もし、美しい女性がこんな言葉をはいたのを見たら、ワタクシその場で卒倒します。
たのむよ。(^^:)

それで、このビデオ見て終わりだなんて、私のブログではありえませんよね、皆さん。
遠いところからお越しくださった皆様を、手ぶらでお返しするわけにはいきませんわ。

で、アンプに関係する英語の勉強ってなんな~ん?…と思われたかた

実はこちらに Father of Loud のホームページがあるんですが、見ていただくと上の方に ABOUT って書いてありますでしょ。そこに紹介文があるんです。読んでたら、短い文章の中に英語の勉強になりそうな表現が結構ありました。それと、Jim Marshall さんについて簡潔にまとめられていて、本編を見たくなる良い内容でした。なので今回の記事に使わせていただこうかと思いました。

ではではパラグラフごとに見ていきます。試訳とお役立ちフレーズの解説です。
今回も英辞郎さんから引用させていただいています。

----------------------------------------------------------------------------------------------
<1>
Father of Loud. A new full-length rockumentary.
爆音の父。新たな長編ロックドキュメンタリー。

----------------------------------------------------------------------------------------------

●full-length - 〔映画・演劇・本などが〕ノーカットの、省略されていない、原作のままの

●rockumentary
これはさすがに英辞郎にも辞書にも載っていません。
rock + documentary の造語ですね。

----------------------------------------------------------------------------------------------
<2>
The Marshall Amp is one of the most recognized amplifiers in the world. Especially the deep, 'crunch' sound. Together with all the guitar players, we try to figure out how Marshall changed their sound and their perspective on Rock and Roll.

Marshall Amp は、世界で最も広く一般に認められたアンプの一つだ。特に、その深いクランチサウンドで有名だ。すべてのギタリストと共に、我々は、いかに Marshall がギタリストの音を変え、彼らのロックンロールに対する見方を変えたのかを解明していく。

----------------------------------------------------------------------------------------------

●recognized - 広く[一般に]認められている

●'crunch' sound
crunch は「バリバリ」という音を形容するときの表現ですが、クランチサウンドで検索してみたら、yahoo の知恵袋で詳しく説明してくださっている方がたくさんおられました。アンプの音を表現する専門用語のようです。「割れた音」つまりクリーン以外の音の総称なんですって。初めて知りました。

●guitar players
この表現ちょっと注意したほうがいいかも。日本語ではギタリストって言いますけど、英語の guitarist はロックギタリストに関して言えば、ほとんど使われなくなっているようです。私はロックミュージシャンのインタビューを YouTube で見るのが好きなんですが、guitarist はまず出てこない。guitar player を皆さん使っていますね。

「私の好きなギタリスト」と言うときは my favorite guitarist ではなくて my favorite guitar player の方がいいと思います。ちなみにベーシストも bassist ではなくて bass player が一般的。ドラマーは drummer です。ややこしいですね。

●figure out - 〔原因などを〕解き明かす、解明する

----------------------------------------------------------------------------------------------
<3>
- Worlds best anecdotes and story's are told and illustrated with archive footage -
- 最高のエピソードや秘話を、アーカイブビデオとともに紹介 –

----------------------------------------------------------------------------------------------

注)Worlds best anecdotes and story's はおそらくタイポかな。
 正しくは World’s best anecdotes and stories だと思われます。

「World's best 世界最高の」は誇張表現ですね。訳文からは「世界」はとっちゃいました。

----------------------------------------------------------------------------------------------
<4>
Great international guitar players like Slash (Guns 'n Roses, Slash's Snakepit, Velvet Revolver) Adrian Vandenberg (Whitesnake, Moonkings) and James Lynch (Dropkick Murphys) will guide us through the history of Marshall.

Slash (Guns 'n Roses, Slash's Snakepit, Velvet Revolver)、 Adrian Vandenberg (Whitesnake, Moonkings)、そして James Lynch (Dropkick Murphys)といった国際的な大物ギタリストが、マーシャルの歴史を案内する。

----------------------------------------------------------------------------------------------

●guide ~ through - ~を導いて…を切り抜けさせる

----------------------------------------------------------------------------------------------
<5>
Jim Marshalls's ascent into the history books as ‘the Father of Loud’ and the man responsible for the 'Sound of Rock’ is a true rags to riches tale. Born in London, England, on July 29th, 1923.

「爆音の父」として、また「ロックの音」に貢献した人物として Jim Marshall が歴史の本に浮上するとなれば、まさに無一文から大金持ちへの物語となる。1923年7月29日、英国ロンドンに生誕。

----------------------------------------------------------------------------------------------

●responsible for – ~の原因となる、~の貢献者である
「~に対して責任がある、~の責任を負う」という意味で使われることが多いですが、今回の意味は「貢献者である」の意味で解釈するとすんなりいきますね。

●rags to riches - 無一文[貧乏]から大金持ちになった、卑賤より身を起こした
rag は元々「ぼろ切れ」の意味です。すごくわかりやすいです。

----------------------------------------------------------------------------------------------
<6>
In 1960 Jim opened a drum shop which soon became a popular haunt for the up and coming rock bands of the time. “All the drummers used to bring their groups in with them, which is how I got to meet guitarists like Pete (Townsend) and Ritchie (Blackmore).”Jim recollected. “They kept pestering me to stock guitars and amps so I decided to give it a go.” He quickly became aware of the fact his guitar playing customers were all searching for a sound they just couldn’t get from the amps available at the time.

1960年、Jim はドラムの店を開業。間もなくして、当時の前途有望なロックバンドに人気のたまり場となった。「ドラマーの連中は皆、バンドのメンバーを連れて来ていたよ。その中に Pete (Townsend) や Ritchie (Blackmore) なんかのギタリストがいたってわけさ」- Jim は回想する。「あいつらにギターやアンプを保管しておいてくれってしつこくせがまれてね。一丁やってみるかってことになったんだ。」彼にはすぐに気付いたことがあった。それは、ギターをやっている客は、当時手に入るアンプでは得ることのできない音を求めていたということだ。

----------------------------------------------------------------------------------------------

●haunt - よく行く場所、行きつけの場所、たまり場、たむろする場所

●up and coming - 活気に満ちて、成功する可能性がある、張り切って、やる気のある、意欲満々の、前途有望な、株が上がっている、新進気鋭の

●pester - ~を苦しめる、しつこく悩ませる、困らせる ~にうるさくせがむ、ワイワイ言う

●give it a go - 試してみる、試しにやってみる、挑戦してみる、一丁やってやる

●searching for
search の使い方は間違えやすいので気をつけて。
なくした指輪を探すときは search for my ring
なくした指輪を求めて部屋を探すときは search the room for my ring

----------------------------------------------------------------------------------------------
<7>
After five 'close but no cigar' attempts, the first Marshall head was built in September 1962. Prototype six became the first Marshall and it was placed in the shop window in September 1962. It was named the JTM45 - JTM being an acronym for Jim & Terry Marshall, Terry being Jim’s son. This game changing, all-valve head produced 30 Watts of clean power. The JTM45 was an instant hit due to its aggressive but musical tone, in fact twenty three orders were taken on the very first day it was put out.

「もう少しで完成」かという5回の試みのあと、最初の Marshall のヘッドは、1962年9月に作られた。試作品の6番目が最初の Marshall で、1962年9月に店のウィンドウに置かれた。その名は JTM – JTM は Jim と Terry Marshall の頭字語で、Terry は Jim の息子だ。この商売は変化をとげ、オール・バルブ・ヘッドが30ワットのクリーンパワーを生み出した。JTM45 はそのアグレッシブでありながらも音色の良さで、またたく間にヒットした。実際、発売初日に23台の注文があった。

----------------------------------------------------------------------------------------------

●close but no cigar - 〈俗〉〔解答などが〕惜しい[もうちょっとで当たりだ]、〔成果などがとてもいい線まで行ってるが〕いまいちだ◆【直訳】正解に近いが賞品の葉巻はあげられない

●Marshall head
この head はアンプの上にあるコントロール部のことですね。

●Prototype - 原型、試作品

●game - 〈話〉〔投機的な〕商売、仕事
game にこんな意味があったなんて。成功するかどうかわからない初期のビジネスだから game がピッタリなのかもしれませんね。

●all-valve head
これも辞書には載ってません。Marshall アンプの専門用語みたい。
(詳しい方に教えていただきたいです。どなたか~。)

●put out - 生み出す、生産する、製造する、出版する、本を出す、発行する、発売する、公開する

----------------------------------------------------------------------------------------------
<8>
Marshall quickly became the world’s pre-eminent rock amplifier maker. From that point on, as the saying goes, the rest is history.

Marshall はすぐに世界有数のアンプメーカーとなった。それ以降については、ことわざにあるように、皆さんが知っての通りだ。

----------------------------------------------------------------------------------------------

●pre-eminent - 卓越した、傑出した

●From that point on
この on は時間の継続を表していますね。「その時点から先ずっと」の意味です。

●The rest is history - その後のことは周知の通り。/その後はご存じの通り。/その後の話は有名です。/後は知っての通り。◆相手が話の続きを知っている場合・もしくは一般常識が話の後に続く場合に使う

----------------------------------------------------------------------------------------------

以上で今日のお勉強はおしまいです。
今回の英文は短いものでしたが、やっぱり自分が知らないことがありました。
game に「商売」という意味があるなんて知りませんでした。これを知っただけでも収穫ありでした。

「●」の箇所は、アンプ用語以外のところは一般的に使われる英語で頻度の高いものばかりを抜き出していますので、参考にしていただけたら幸いです。m(_ _)m

さて本日のお別れは...
Marshall をバックにした Vandenberg’s Moonkings の Burning Heart


★Vandenberg’s Moonkings at Saitama Super Arena in 2014★

昨年10月の Loud Park のものです。Adrian の後ろに Marshall のロゴ入りアンプがいてはります~。いわゆる Marshall stacks マーシャルの壁 というやつです。Loud Park でも Marshall が使われていたんですね。それにしても、Adrian のロックシーンへの復帰を会場の皆さんが喜んでくださっているのを見ると、私は自分のことのようにうれしいです。(゚ーÅ)ウルウル

ではまた。001.gif

Oh, I forgot to say きゃっ & BANZAI
by ladysatin | 2015-03-15 16:45 | Music & English_1 | Comments(10)

今日は私の大好きな歌、Manic Eden Do Angels Die をピックアップします。

For today's article, I pick up my favorite song, Do Angels Die by Manic Eden.

Manic Eden was the group Adrian Vandenberg formed in 1994. The group was disbanded after a short period because Adrian was asked to rejoin Whitesnake. He said in an interview that it was a difficult decision to stop with Manic Eden.

I love all the songs in this self-titled album, Manic Eden. I listen to the album on the commuter train every morning (Yes, indeed). Do Angels Die in particular, is my favorite. If you are a Jimi Hendrix fan, this song will remind you of Little Wing. The intro of Do Angels Die is... Oh, Jimi...

Adrian said in one of the past interviews that this album was his way of paying homage to Jimi Hendrix. That is why he played Fender Stratocaster on the album. Do Angels Die was ultimate homage to Hendrix, he said. I was very impressed to hear that. Jimi must be very happy to know this in heaven. I have always thought Adrian is a great guitar player and songwriter. He is also wonderful as a person, I think.

I translated Do Angels Die last summer, and uploaded it once, but later I dropped it because there was one phrase of which the meaning was hard to understand. The phrase is, "But in her dreams, it's hard to tell the fringe from the seams"... Well, this seems to have a profound meaning. I guess fringe and seams represent something. I am still wondering what those mean.

I upload this article again today because this song is so beautiful...melody, lyrics, Adrian's guitar, Ron's vocal...everything. I want to share this with readers of my blog.



I cried a couple of times listening to this song. That was when I felt a sense of absurdity in circumstances I was in. When life was difficult, I felt I had no angel who would protect me. The girl in this song I empathize with may be in the same situation. She lives in a big city alone trying to reach for the sky, but it’s hard to get there. So, she cries. Do angels die?

******************************

Do Angels Die
(music: Adrian Vandenberg, lyrics: Ron Young)

There's a rose that grows up through the pavement
She's reachin' for the sky, but she knows
She's lost in a world that has no pity
It's hard to keep the rats from your door


歩道に咲く一輪のバラ
彼女には夢がある
だけどわかっているんだ
情け容赦のない世界で自分が途方に暮れていることを
ネズミをドアから遠ざけるのも難しいことさ

But in her dreams, it's hard to tell the fringe from the seams
And then she cries, do angels die


でも彼女の夢の中では境界と縫い目の違いがわかりにくい
そして彼女は泣くんだ
天使は死ぬのだろうかと

Everything she wants, everything she needs
It's hard to reach the sky, when you're on your knees


彼女が望むすべて
彼女が必要とするすべて
ぼろぼろになっていては夢に届くわけがないよ

Everything she wants, everything she needs
Reachin' for it all, but she's in too deep


彼女が望むすべて
彼女が必要とするすべて
すべてをかなえたいのに
彼女は深みにはまっているんだ

Now all her friends, the hookers and the prancers
They're tryin' to find the sense in it all
But she knows, that nobody has the answers
And no one gives a damn when you fall


売春婦とゲイが彼女の友達さ
彼らもすべてに意味を見つけようとしている
だけど彼女は知っているんだ
誰も答えなんてもってないということをね
それに堕落していく奴を見ても
誰も気にかけたりしないさ

She understands, you never get the blood off your hands
And then she cries, do angels die


彼女はわかってるんだ
手についた血を拭い去ることなんてできっこない
そして彼女は泣くんだ
天使は死ぬのだろうかと

Do angels die, do angels cry, cry cry cry, do they cry
Do you hear them cry as they're falling down, do they make a sound...


天使は死ぬのかい
天使は泣くのかい
天使が泣くのが聞こえるかい
落ちてくるとき天使は音を立てるのかい


*************************************

さて、考察をちょっとだけします。

この詞の中には、she と you が出てきます。
she はもちろんこの歌の中に出てくる女の子。では you は誰かなと思ったんですが、特定の人ではなくて、一般論として言っているように思います。だから「あなた、お前」という訳をつけていません。

一文だけ理解できない文がありました。
★But in her dreams, it's hard to tell the fringe from the seams
でも彼女の夢の中では境界と縫い目の違いがわかりにくい

訳はこれ以外にないと思うのですが、ここに出てくる「fringe 境界」と「seams 縫い目」は何を指してるんでしょう。ここだけは色々調べてみたけれど、さっぱりわかりませんでした。おそらく深い意味がありますね。これを書いた Ron さんに聞きたいです。

★She's reachin' for the sky
彼女には夢がある

reach for the sky の reach は自動詞です。

●reach for the sky (英辞郎より)
 1.手を高く上げる
 2.大志を抱く
 ・Our English teacher told us to reach for the sky and seek lofty goals.
  英語の先生は私たちに、大志を抱き、高い目標を持ちなさいと言った。

ここではおそらく2の意味で使われていると思い「夢があるんだ」としました。

★It's hard to reach the sky, when you're on your knees
ぼろぼろになっていては夢に届くわけがないよ

今度は reach が他動詞で使われています。先ほどの reach for the sky を「夢がある」としたので、そこを受けて「夢に届く」という訳語を入れています。

もうひとつ on your knees は文字通り「ひざまずいて」でもよかったんですが、これも英辞郎に別の意味がありました。

●on one's knees (英辞郎より)
 1.〔嘆願・礼拝などのために〕ひざまずいて
 2.疲れ果てて、崩壊寸前で、衰退しかけて

2の意味から「ぼろぼろになって」と訳しましたが、on one’s knees にそんな意味があるなんて知らなかったです。またひとつお利口になったよ。

★the hookers and the prancers
売春婦とゲイ

hooker はすぐわかりましたが、prancer は「気性の激しい[元気いっぱいの]馬」と英辞郎にありました。意味をなしません。スラングかなと思って urban dictionary を引いたら、a gay boy とありました。(I didn't know this.) うん、これでしょう。

★And no one gives a damn when you fall
それに堕落していく奴を見ても誰も気にかけたりしないさ

●give a damn (英辞郎より)
〈俗〉気にする、関心を持つ◆通例、否定文で用いる。
・He doesn't give a damn about the environment. : 彼は環境問題に関心がない。
・So what? Who gives a damn? : だから何だよ。誰も気にしねえって。

give a damn は大人の女性は使わないようにしましょうね。お下品だから。(;^ω^A

001.gif

****************

I'm going to translate one more song written by Adrian sometime.
Sailing Ships...I love this song.
by ladysatin | 2015-03-10 17:58 | Music & English_1 | Comments(6)

最近あったいいこと。

長年憧れていたミュージシャン(誰かはヒミツ)に、どうしてもお知らせしたいことがあって、ある方法でメッセージを送ったんです。A4で1枚ぎっしり書きました。何度も推敲に推敲を重ねて書いたので、死角なしの英文だったと思っています。

そしたら、な~んとお返事があって、あ~れ~みたいな感じで舞い上がってしばらくご飯が食べられへんかった。
このときほどインターネットの威力に感激したことはありません。うれしいよぉ。

と同時に乙女の頃の私に戻ってしまい、寝ても覚めても彼のことばかり。(。-_-。)ポッ
今、少し落ち着きました~。

そんなわけで週末のブログ更新は頭が回らずできまへんでしたっ。
ごめんよ~。

ということでここのところ訳詞をやってなかったので、久しぶりに...

今日は、そんな私の気持ちにぴったりな曲を選んでしまったの。
またしても趣味丸出しで Whitesnake の曲です~。
大好きなカバの声に酔いたい気持ちなのです。

で、タイトルは…

これって...LOVE ?


072.gifではでは、まず前情報からいきますね。

Is This Love は、Whitesnake の売れまくったセルフタイトルのアルバムに入っているんです。バンド名がアルバムタイトルなので、海外では発表された年の 1987年にちなんで、 Nineteen eighty-seven album と呼ばれています。

一方の邦題は、めっちゃ仰々しい「白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス」っていうんです。

ラテン語で Serpens は「蛇」、Albus は「白い」という意味らしいです。
日本の Whitesnake のファンの人は皆、サーペンス・アルバスと言ってますね。
たまに間違えて、サーペンス・アルバって言う人もいますけど。ぷっ。037.gif

サーペンス・アルバスは、ハードロック至上に残る名盤なので、聴かれていない方は是非。それで、このアルバムなんですけど、ギターは私の大好きな John Sykes 様 が弾いています。(なぜか敬称付き。うふふ)

Whitesnake のギタリストと言ったら、私は Adrian Vandenberg が大好きなんですけど、Sykes 様も素晴らしいんですよね~。めっちゃ美形。あとで写真アップしたろ。あの~、貴公子って感じの整ったお顔なのね。 Adrian は愛きょうのある美形で写り方によっては「ありゃ失敗っ」てなるときがあるんだけど(ごめん Adrian )、若い頃の Sykes 様はどこを切っても完璧な男前。

で、サーペンス・アルバスにまつわる話はネットで探せばたくさん出てくるのでこれ以上書きませんが、カバと Sykes 様が書いた曲はすべてが絶品なのです。その絶品の中の一つが、本日のパワーバラード、Is This Love なのです。

でも Sykes 様は、サーペンスが発売される前に、カバに解雇されてしまったんです。だから、Sykes 様バージョンはアルバムの音源しかなくて、サーペンスの曲は一度もコンサートでカバと一緒にやってないんです。

Sykes 様のギターがあまりにも素晴らしかったので、そのあとにギターで入った Adrian と Vivian ちゃんは、やりにくかったんじゃないかしら。あっ、もちろんお二人とも一流のギタリストなんですよ。でも、タイプが違うギタリストですよね。Sykes 様のギターはぐりぐりうねってうねって信じられない音を出すのでございます。自分が弾くために作った曲だから、他のギタリストは当然弾きにくいと思うんです。

それで、Is This Love は Official Video があるんですけど、バックの音は Sykes 様のギターが流れていて、Adrian と Vivian ちゃんは弾くポーズだけやらされてるの。それで、そのビデオをここに引っ張ろうかと思ったんですけど、内容がちょっとエッチなのでやめました。興味のある方は YouTube でご覧あそばせね。

今日は1990年の Donington のバージョンにしました。このときのソロは Steve Vai が弾いています。
かっこいいな~、Vai先生ってば。カメラを計算してるのがミエミエなんだけど、みとれてまう~。



では訳詞にいきます~。
この詞の中で私が一番好きなフレーズは2つあるの。

ひとつは.
I need you by my side to tell me it's all right  

それと
I can feel my love for you growing stronger day by day  

この2つのフレーズにカバの美声が絡むと「ちょっと~」って感じになります~。

***************************************************
Is This Love
(Written by David Coverdale & John Sykes)

I should have known better than to let you go alone
It's times like these I can't make it on my own
Wasted days, and sleepless nights
And I can't wait to see you again

お前をひとりで行かせるなんて、俺ってなんて馬鹿な奴だ
そう考えるたびに、ひとりでやっていくことがつらくなる
無駄に日々を過ごし、夜も眠れない
もう一度お前に会いたくてたまらないよ

I find I spend my time waiting on your call
How can I tell you, babe, my back's against the wall
I need you by my side to tell me it's all right
'Cause I don't think I can take anymore

気づいたらお前からの電話を待っているんだ
どう説明したらいい?どこにも行き場がないんだ
俺のそばで大丈夫だと言ってほしいんだ
もうこれ以上耐えられないよ

Is this love that I'm feeling?
Is this the love that I've been searching for?
Is this love or am I dreaming?
This must be love
'Cause it's really got a hold on me
A hold on me

今俺が感じているのが愛なんだろうか
ずっと探していたのはこの愛だったのか
これが愛、それとも夢を見ているだけなのか
きっとこれが愛なんだ
なぜなら俺をつかまえて離さないからさ
この俺を

I can't stop this feeling, I've been this way before
But, with you I've found the key to open any door
I can feel my love for you growing stronger day by day
And I can't wait to see you again
So I can hold you in my arms

この感覚がずっと続いているんだ
これまでもそうだったさ
だけど
お前とだったらどんな扉だって鍵を見つけて開けることができた
日ごとにお前への愛が強くなっていくのを感じるんだ
もう一度おまえに会いたくてたまらない
会ってお前をこの腕に抱きしめるんだ

Is this love that I'm feeling?
Is this the love that I've been searching for?
Is this love or am I dreaming?
This must be love
'Cause it's really got a hold on me
A hold on me

今俺が感じているのが愛なんだろうか
ずっと探していたのはこの愛だったのか
これが愛、それとも夢を見ているだけなのか
きっとこれが愛なんだ
なぜなら俺をつかまえて離さないからさ
この俺を…

**************************************
訳詞は以上です。(*゚ー゚*)ポッ

とってもわかりやすい内容でした。
カバちゃんの詞は、女性へのありったけの思いを歌ったものも結構あります。
この前の Too Many Tears もそうでした。

この歌なんですが、最初、別れた女性への未練を歌ったものかと思ったんですけど、そうじゃないですね。何らかの理由で女性はどこかに行かなくてはならなくて、彼女と離れてしまった彼は会いたい思いが募ってどうしようもないという歌みたい。

072.gifさて、英語学習の観点からいくつか書いておきたいことがあります。
今回はの例文はすべて英辞郎からの引用です。

★I should have known better than to let you go alone
お前をひとりで行かせるなんて、俺ってなんて馬鹿な奴だ

ここ大切な表現がありますね。英辞郎から2つ引用します。
●I should have known better. - もっとよく知っておくべきだった。/私としたことが。

I should have known better than to ask a question like this.
- こんな質問をした私がばかでした。/ばかなこと聞いちゃったね。

そのむか~し、Beatles の曲にそのものズバリ I should have known better という曲がありました。
邦題は「恋する二人」でしたよね。

★It's times like these I can't make it on my own
そう考えるたびに、ひとりでやっていくことがつらくなる

この文は形式主語構文のようですね。that を補うとこうなります。
It's times like these that I can't make it on my own.

直訳すると「自分ひとりでやっていくことができないのは、このような時々である。」
「time like these このような時々」と複数形の times になっているのは、「お前をひとりで行かせるなんて、俺ってなんて馬鹿な奴だ」と思うのは一度じゃなくて何回もあるからですね。

●make it
- うまくいく[やり遂げる・切り抜ける]、何とかする[調整する・やりくりする]、無事にやり遂げる[実行する]、成功する、出世する(英辞郎より)

★I find I spend my time waiting on your call
気づいたらお前からの電話を待っているんだ

ここは waiting on に注目。
普通は、何かを「待つ」というときは wait for ですよね。wait on はニュアンスが変わります。

●wait on -〔出来事が起きるのを〕待つ、待望する

つまり、彼女からの電話を今か今かと待っている切ない気持が表現されてるんですね。

★How can I tell you, babe, my back's against the wall
どう説明したらいい?どこにも行き場がないんだ

my back's against the wall は文字通り、「壁を背にする」という意味もありますが、ここでは比喩的に使われていて「心が追い詰められている」という意味です。

●with one's back against the wall - 窮地に陥って、追い詰められて(英辞郎より)

****************************
①Is this love that I'm feeling?
②Is this the love that I've been searching for?
Is this love or am I dreaming?
This must be love
'Cause it's really got a hold on me
A hold on me

今俺が感じているのが愛なんだろうか
ずっと探していたのはこの愛だったのか
これが愛、それとも夢を見ているだけなのか
きっとこれが愛なんだ
なぜなら俺をつかまえて離さないからさ
この俺を
*****************************

この箇所すごくいいですよ。
①の love には冠詞がなくて②では the love となっていますね。
①は「漠然としたいわゆる愛」のことなんですが、②は「俺が探していたのはまさにこの愛か」と言ってます。

語法の解説はこの程度にしておきますね。

*****************************

ということで…

やっぱり Sykes 様のオリジナルバージョンをアップしておかないとフェアじゃないわ。
こちらがそうです。↓ 最高です~。


えっと….

f0307478_2131956.jpg

きゃっ。

Sykes 様がこんなところに。

もうお待ちしていましたよ

いつ見てもステキです。(*^^*)ポッ


f0307478_17383430.jpg


ギターをもつお姿も素晴らしい Sykes 様 038.gif

黒の Les Paul がこんなに似合うギタリストはほかにはいませんわ。














f0307478_1656526.jpg


サイクスさま~ 
by ladysatin | 2015-03-05 21:11 | Music & English_1 | Comments(5)