visit に stay の意味が

あるんです。(^^)

今日はちょっと間違いやすい語法のお話です。

visit という単語は中学で習います。
意味は「訪問する」ですよね。

例文です
①I visited Tokyo yesterday.
② Many foreign tourists visit Kyoto.


ね、この使い方が visit の典型的な用法です。
例文は他動詞の用法ですね。

これが自動詞になると。。。
stay (滞在する)と全く同じ意味で使えるんです。

これ結構、盲点だと思います。

●ジーニアス英和大辞典の visit の自動詞の項目にこう書いてあります。
visit - (米)(町などに/ホテルなどに)滞在する(stay)(in, at/at)、(人の)家に泊まる(with)

例文)
I am visiting in Nagano.
私は今長野に滞在中です。

従ってこの文を stay を使って書くと。。。
= I am staying in Nagano.

全く同じ意味です。

***************

今日はこれだけ。
めずらしく短いでしょ。

明日から連休なんでショートバカンスしてきます。
帰ってきたらまた長いの書きます。
おみやげ買ってくるわね~。

皆様もよいゴールデンウィークを。043.gif

by ladysatin | 2014-04-25 23:21 | 語法_English Usage | Comments(0)

間接疑問文の不思議

今日は間接疑問文のお話です。

ある人がこんな質問をしてきました。
「直接疑問文から間接疑問文を作るときに、2つ作れる時と1つしか作れない場合があるのは何故なんでしょう?」

ん?どういうことなんだろうと思い説明を聞いてみると、こういうことらしい。
例文を作ってみますね。

例1) Who is the chairman of this committee?
これを Please tell me で始まる間接疑問文にします。
すると間接疑問文は2つできます。

1-1) Please tell me who the chairman of this committee is. ○ 正しい
1-2) Please tell me who is the chairman of this committee. ○ 正しい


どちらも正しいですね。
もうひとつ作ってみましょう。

例2) Who is your favorite singer?
これも以下の2つができます。

2-1) Please tell me who your favorite singer is. ○ 正しい
2-2) Please tell me who is your favorite singer. ○ 正しい


では、この文はどうでしょう。
例3) What is today’s special?

この文は2つ作れません。
3-1) Please tell me what today’s special is. ○ 正しい
3-2) Please tell me what is today’s special. × 間違い


えっ、と思いました?
3-2)も正しいんじゃないかって。
しかし、例3)の文からは3-1)しかできないのです。
なぜでしょうか。

その答えにいく前に、まず、例1と例2ではなぜ2つの間接疑問文ができるのかを考えます。

例1) Who is the chairman of this committee?
この疑問文を肯定文にしてみるとこうなります。

1-1’) The chairman of this committee is XXX. ○ 正しい
1-2’) XXX is the chairman of this committee. ○ 正しい

このように the chairman of this committee が、1-1’)では主語の位置に、1-2’)では補語の位置にあります。
そこで1-1’)と1-2’)の中の XXX を問う質問を作りなさいと言われて直接疑問文を作ってみたところ、両方とも例1の文となってしまいました。

つまり、例1の直接疑問文から2つの間接疑問文1-1)と1-2)が作れる理由は、肯定文にしたときに、1-1’)と1-2’)の2つが想定されるからなのです。

例2 の文も全く同じ考え方ができますので割愛します。

058.gif 問題はここから。
では例3 は何で同じ考え方ができないのでしょう?

もう一度書きますね。
例3) What is today’s special?

3-1) Please tell me what today’s special is. ○ 正しい
3-2) Please tell me what is today’s special. × 間違い


例1と同じように元の肯定文を作ってみます。
3-1’) Today’s special is beefsteak
Today’s special が主語の位置にあり、この文は正しいです。
そこで beefsteak をたずねる直接疑問文を作ります。
すると、例3の文ができ、間接疑問文は、Today’s special が従属節の主語である3-1)となります。

では3-2)の間接疑問文がだめな理由を考えます。
3-2) Please tell me what is today’s special. × 間違い
この文では today’s special が補語の位置にあります。
もしも、この文が正しいものであるならば、元の肯定文であるべき以下3-2’)が正しいということになります。
3-2’) Beefsteak is today’s special.

えっ、正しいじゃない?
そう、正しくみえます。実際に口語ではありうる話です。
しかし、正しくありません。何か良さそうにみえますが、この文がだめなんです。

それは、Beefsteak が主語で today’s specialが Beefsteak を説明する補語の位置にあるからです。

考えてみればわかりますが、Beefsteak は今日は today’s special かもしれませんが、明日になったら today’s special は Spaghetti であり、明後日になったら omelet なのです。

ということは、Beefsteak の場所は不定のものがくるということ。
つまり「変数」なのです。
変数を主語にすることはできません。
変数は主語を説明する補語にはなりえても、大元の土台である、主語にはならないのです。

3-1’) Today’s special is beefsteak.
これは変数である beefsteak が補語の位置にあり正しい。
3-2’) Beefsteak is today’s special.
これは変数である beefsteak が主語の位置にあるから間違い。

よって、間接疑問文は3-1)しかできません。

例1と例2では主語と補語をひっくり返すことができるので間接疑問文も2つできるんですね。
The chairman of this committee is Mr. Smith. ○ 正しい
Mr. Smith is the chairman of this committee. ○ 正しい

The chairman of this committee も Mr. Smith も変数ではないことは明らかですね。

さらにおまけです。
John is Mariko’s English teacher. はOKです。
Mariko’s English teacher is John. もOKです。
間接疑問は2つできます。

John is a teacher. はOKです。
A teacher is John. はだめです。
不定冠詞の場合もひっくりかえせませんので、間接疑問は1つしかできません。

SVC の構文では S=C という説明をよくします。
これは間違いではありませんが、実体を表してはいません。
S=C だからといって何でも主語と補語をひっくりかえすことはできないのです。
それは、英語は方程式ではないからなんですね。

今回のテーマは間接疑問文についてでしたが、実は「補語とは何なのか」を考える問題でした。
by ladysatin | 2014-04-20 21:21 | 英文法_English Grammar | Comments(2)

過去完了と大過去 (1)

今日は過去完了と大過去について少し書きます。

この文を見てくださいね。

①He left the table before I finished eating dinner.
「彼は、私が夕食を食べ終わる前にテーブルを立った。」

難しくない文ですね。
では、これと同じ意味(事実関係)を表すために「had + 過去分詞」を使って書きます。

②He had left the table before I finished eating dinner.

この文は、私が食べ終わる前に、彼はすでにテーブルを立っていたという意味になりますから、この had left は完了を表しています。もうひとつ、彼がテーブルを立ったのは、私が食べ終わる前だという時間的な前後を単に明確にしたと考えれば、大過去の用法だともとれます。

さて、②の文が書けたところで、もう一つ①と同じ意味(事実関係)を表す英文を作りたいの。
「had + 過去分詞」を使って...

あと残っているのは...
had finished ですかね。

こうなります。
③He left the table before I had finished eating dinner.

これも①と事実関係は同じです。
②の had left は完了あるいは大過去でした。
③の had finished は完了です。

③の意味は
「彼は、私が夕食を食べ終わってしまう前にテーブルを立った。」

ということは、before を使った文は以下の3つが可能だということになります。

①主節・従属節ともに過去形
He left the table before I finished eating dinner.
before は時間関係を明確に表しているので、わざわざ大過去を使う必要はない。

②主節を過去完了の形にする。(完了または大過去の用法)
He had left the table before I finished eating dinner.
私が食べ終わる前に、彼はすでにテーブルを立っていたという完了、あるいは前後関係を明確に示すための大過去。

③従属節を過去完了にする。(完了の意味)
He left the table before I had finished eating dinner.
「私が食事を終わってしまわないうちに彼はテーブルを立った。」
私が食事を終えるという行為が完了していないことが強調されています。

これら3つの微妙なニュアンスは異なりますが、事実関係はすべて同じです。

今回は大過去についてちょっとだけしか書いていませんが、いずれまた詳しく書きたいと思っています。

ではまた。

by ladysatin | 2014-04-17 22:46 | 英文法_English Grammar | Comments(0)

今どきのICレコーダー

今日は、最近、不思議に思ったICレコーダーに関するお話です。

新しいICレコーダーを買った友達がいまして、「今どきのICレコーダーっておもしろい機能がついてんねんな。」というので何の機能なんだろうと思ってきいてみると、シャドウイング機能というものでした。

シャドウイングというと、英語の勉強をなさっている方はよくご存じの練習法だと思います。ネィティブの話す英語を追いかけながら話す練習ですね。その練習をするための機能だというのですが。。。

私: これって英語学習でやるシャドウイングのこと?
友: そうなんだけど、わけわからへんねん。

友達がとても不可解だというので、どんなものなのか日本語の取説を読んでみました。
すると、確かに変な機能だなあと思いました。

こういう仕組みです。

ICレコーダーの中に録音されている音声ファイルがあります。自分で録音したニュース英語でもよいでしょう。

まず、シャドウイングする箇所を設定します。始点Aから終点Bという具合です。

例として、A-Bの区間が1分あったとします。始点Aからネィティブの音を追いかけて発話します。これは普通のシャドウイングの練習の仕方です。そして終点Bに到達します。

その次に何が起こるかというと。。。
Bに到達したら次は、A-Bと同じ1分間が無音になるんです。その無音の時間が終わると、またA-Bの区間のシャドウイングを繰り返し、また無音で1分間過ぎるというものです。

これがずっと繰り返されるのですが、不思議なのが無音の時間です。。。

無音の間、学習者は何をするんでしょう?

シャドウイングはA-Bですでに終わっています。学習者はBの地点を少しずれこんで発話が終わるかもしれませんが、それでも50秒かそこらの無音の時間がそこから続くわけです。この間だまって待つのだとしたら。。。A-Bを5分に設定したら、次は5分間が無音になるのでしょうね。

う~ん。とても不思議な機能だと思います。シャドウイングの練習なら、従来からあるA-Bリピートの機能で十分でしょう。なんで、無音の時間をわざわざ設定するのだろうか?

リプロダクションの練習であれば、無音の時間があるのはわかります。リプロダクションというのは、ネィティブの発話がすべて終わってから、その内容を記憶しておいて、同じ内容を発話するという練習法です。これだったら無音の間に発話しますから納得できます。

シャドウイングという練習法はそもそも通訳のトレーニングの一つですが、近年、一般の英語学習者の中でも流行っているようです。そこに目を付けた機能として売り出しているのかもしれませんが、ちょっとずれているんじゃないかと思った次第です。おそらく商品開発者の人はシャドウイングのことよくわかっていないんじゃないかな。

シャドウイングの機能として、これがあったらいいなあと思うのは、シャドウイングした自分の声がICレコーダーの別のファイルに録音されて、あとで自分の声をきくことができるというもの。これだったら正確にシャドウイングできているかどうか確認できますよね。

ということで、今日はただの雑談でした。

また明日も仕事だ。
がんばろうっと。
(^-^)/
by ladysatin | 2014-04-05 22:12 | 英語と私といろいろ | Comments(0)

今日は最近ネットで話題になっていることを取り上げてみたいと思います。

私のブログでは人に焦点をあてた記事は書かないようにしています。
有名人に対してであっても批判的なことを書くのは気持ちのよいことではないですから。
でも今日は思いがあって書くことにしました。

吉松育美さんというミス・インターナショナルの慰安婦発言についてです。

吉松さんの3月29日のCBSラジオでの発言のことはネットでとても話題になっていて、相当な非難をあびているようです。
Google で検索すればたくさんでてきますが、ご存じない方のためにひとつだけリンクを貼っておきます。
→ 「慰安婦に謝罪する必要ないという考えは恥ずかしい」 ミス世界一・吉松育美さんの発言に批判殺到

慰安婦に関する問題は、極めてデリケートなことです。
発言するには相当の勉強をし、歴史に対する深い認識と洞察力が求められることはいうまでもありません。

しかし、吉松さんの発言は実に軽率なものでした。
慰安婦問題について、彼女は自身の無知をさらけだしました。
私は彼女が無知であったことは批判しません。
知らないことは誰にでもあることなのですからそれはいいのです。

素直に不適切な発言だったと謝罪すればそれですむことです。

彼女は確かにブログで謝りました。
しかし、その内容はとてもひどいものでした。

自分が英語で話した内容を日本語に訳した翻訳者のせいにしたのです。

私が今回、吉松さんのことを記事にした理由は、この人を応援するがゆえに、非常に配慮をして翻訳した方を侮辱する内容であったからです。

吉松さんのラジオでの発言のいきさつです。
********************
吉松さんの「ストーカーゼロキャンペーン」について、安倍首相の夫人が協力してくれているという話から、世界的に有名なフェミニストである Robin Morgan 氏が質問しました。その内容は、安倍首相がいわゆる「従軍慰安婦」に謝罪する立場を取っているのは昭恵夫人の働きかけによるものなのかというものでした。その中で Morgan 氏は sexual slaves(性の奴隷)という言葉を使って吉松さんに質問しました。

それについて吉松さんが答えた英語を起こしたものが以下です。
この箇所はこちらで5分頃から聞けます。→ 吉松育美さん ラジオ出演でのご発言(26.3.29)

Yes, I think so. And well...it seems that the opinion of some people in the Japanese right wing...is that, these women were common prostitutes. And all 80,000 to 200,000 of them. So they are not owed an apology. But the testimonies of the women who survived, provide them wrong, and as a Japanese I am embarrassed and ashamed of these comments, and as women, I am outraged that apologizing is even an issue.

この放送をきいて、吉松さんを応援する方が日本語に訳したものがこれです。

はい、そうですね。日本の右側の人たちの意見の中には、当時の約8万人~20万人の女性はみんな売春婦だったので謝罪する必要はないという意見が出ているようです。しかし、生き残った方の実際の証言を聞くとそうではなかったという意見も出ているようです。様々な違った意見がありますが、実際に当時このような立場に置かれた女性達がいたことは間違いなく、日本人としてこれらのコメントに対して恥ずかしく、一女性としてこの謝罪が問題視されていること自体悲しく思います。

これを訳した方は善意であったであろうと思います。
Japanese right wing を「右翼」ではなく「右側」と訳し、さらには吉松さんの最後のコメント I am outraged を「悲しく思います」と訳されています。

●outrage の意味
to make someone feel very angry and shocked (Longman より引用)

つまり、I am outraged は I am angry などと比較にならないほどの怒りを表す表現なのです。本来は、「一女性としてこの謝罪が問題視されていることに大きな憤りを感じます。」と訳さなくてはならないところを、翻訳した方はあえてソフトに訳しているのです。おそらく、翻訳した方は、これをそのまま訳すとまずいのではないかと、機転を利かせたのでしょう。これは吉松さんへの配慮以外にないと思います。

すぐに、このことが問題発言として取り上げられ、吉松さんはとても狼狽したのでしょう。自分の発言した内容は youtube で流れていますし、今さらそんなことは言ってませんとは言えません。そこで、知性派で売りたい彼女は、自分の無知が知られないように、責任を翻訳者に転嫁しました。

吉松さんのブログの本文です。
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先日のCBSラジオでの一部翻訳により皆さんに誤解と混乱を招いた事をお詫び申し上げます。みなさんが参考にしている翻訳は応援して下さる日本の方々が分かるようにとボランティアで第三者が作成したものであります。翻訳を作成してくださった方も英語と日本語という違う言語を一生懸命に伝えようとしてくれていたはずです。しかし、言葉とニュアンスの違いにより誤解を招くような表現となっていたため私からもお詫び致します。100人いれば100通りの意見や考えがあり、それを表現また発言する自由は100人全員に与えられています。それぞれの意見を批判や否定をするつもりも、私の意見を押し付けるような思いも一切ありません。また、どんなことでも関心をよせ、自分自身の意見をしっかり持つことは素晴らしいと思います。色んな意見を寄せてくださった方、ありがとうございます。
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私はこれを読んで唖然としました。
何と言う傲慢さでしょうか。

「私からもお詫び致します」って、自分の部下の失態を詫びている上司のような口調です。

自分の発言のいたらなさを翻訳者のせいにするとは。
もし私がこれを訳していた本人だったなら、とても許せないと思いました。

結局、彼女への批判は収まらず、彼女は facebook でも謝罪を試みました。
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慰安婦問題について。ブログでも謝罪を申し上げましたが、今回の発言には勉強不足、かつ英語でのインタビューで言葉足らずな部分もあり、皆さんに大変な混乱と誤解を招きましたことお詫び申し上げます。私は、女性がいきいきと生きていける社会になってほしいと願っています。ただ慰安婦という女性の生き方、またそのような状況に身を置かなければならなかった女性がいたことに対して、悲しく感じているのです。
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私はとても不思議です。
なぜ素直に謝らないのか。

「まだこのことを語るには勉強する必要があったにもかかわらず、大変軽率な発言をいたしました。」

これだけでよかったのです。しかし、どうしてもプライドを捨て切れないので、何とか自分をきれいに見せようとする。そうすればするほどに、自分で自分を陥れていきます。

この慰安婦発言があるまで、私は吉松さんを応援していました。ストーカーにあっても毅然とした態度をとる彼女は気骨のある女性だと思っていました。それゆえに、とても残念でした。

墓穴を掘る - 滅びる原因を自ら作ってしまう。(広辞苑より)

英語では dig your own grave と言います。
全く日本語と英語が同じ発想であることが興味深いですね。

●dig your own grave
to do something that will cause serious problems for you in the future
将来、あなたにとって重大な問題を引き起こすであろうことをすること


先の音楽家の人といい、科学者の女性といい、さらにはこの方といい、「墓穴を掘る」人が多いと感じているのは私だけでしょうか。

********************
追記)
やっぱりこういう内容は私のブログには合わないかな。
たぶんあとで消すかな。。。と思いながら翻訳者の方が不憫で書いてしまった。

次回はいつもの私に戻って英語のベンキョーです。(^^)
by ladysatin | 2014-04-02 22:01 | 英語と私といろいろ | Comments(2)