Look Me In The Eye

洋楽を聞いていると「あ、このフレーズがまた出てきた」と思うことがあります。

その中のひとつにこんなフレーズがあるよ。

Look me in the eye (*^.^*)

私はこの表現がとても好きです。

命令形だと「しっかり私を見てちょうだい。」と相手に懇願しているような印象があります。

私の大好きな Stevie Nicks Stop Draggin' My Heart Around という曲の中にある一節

Baby you could never look me in the eye

83年の曲なのだけれど、これって look の他動詞の用法なんですね。

lookは前置詞を伴う自動詞の用法が圧倒的に得意でしょ。

look at, look back, look for, look in, look up, look down, look on などなど。。。

なので何で look at my eye じゃないのかなあと思いました。

辞書で Look someone in the eye(s) の定義を調べてみました。

★ランダムハウス英和大辞典:(人を)正視する
★Longman: to look directly at someone when you are speaking to them, especially to show that you are not afraid of them or that you are telling the truth

単に「私の目を見る」だったら look at my eye(s) になるけど。。。

look me in the eye(s) における look は me を直接目的語としているわけだから、「私の目を見る」のではなく「目の中に映し出される私の姿を見る」という深い意味になるのかな。

どんな場面にぴったりかしら。

例えば、彼が浮気してそれが彼女にばれてしまった。
うつむく彼。
その彼に対して彼女は言うのです。
Look me in the eye と
ヾ(。`Д´。)ノ彡☆ブーブーッ!!

洋楽の歌詞のサイトで検索したら、この表現が出てくる、出てくる。

以下はlook someone in the eye(s)が歌詞の中に出てくる曲の例です。

Carly Simon --- Look Me In The Eyes(タイトルがそのものズバリです。)
KISS --- Hide Your Heart
Bon Jovi --- Live Before You Die, Living In Sin
Suzzanne Vega --- In The Eye
Tom Petty --- Here Comes My Girl

何でかなあと思ったのですが、語感がきれいだし音楽に乗せやすいフレーズだからなのかなと勝手に思っています。

それで、おまけだけど

実は

日本の歌謡曲にもあるのよ。

北島三郎先生の兄弟仁義

「俺の目を見ろ~何にもいうな~」

これすなわち
Look me in the eye~ Don’t say anything~

もうこれ以外の訳は考えられないと思ったわ~(^○^)
by ladysatin | 2013-04-30 07:10 | 語法_English Usage | Comments(2)

今日は以前、質問された内容を取り上げてみます。

その質問がこれです。

072.gif spirit of Samurai や spirit of challenge は Samurai spirit や challenge spirit ともいえると思います。
  これって、まるっきり同じ意味なのでしょうか?また、なぜ、ひっくりかえるのでしょうか?


このご質問者はアポストロフィsを使った表現はすでに理解されています。
Marry’s chocolate と chocolate of Marry
これは所有格を of でひっくり返していますね。

そうではなく「名詞を of で単純にひっくり返すのはなぜ?」という質問なのです。

この問題に入る前に spirit of challenge と challenge spirit についてご注意していただきたいことがあります。

日本語で「チャレンジ精神」という言葉があります。それを訳したものなのですが、英語では spirit of challenge とか challenge spirit という表現は実はしないんです。google で検索するとわかりますが、日本語のサイトばかりヒットします。日本人は何事も精神力に結びつけたがるので、こういう和製英語が出てくるのかもしれません。ゆえに、「チャレンジ精神旺盛な人」を訳すとしたら、まず内容を咀嚼した上で challenge spirit というフレーズを使うことなく英語訳をする必要があります。今回は趣旨が違うのでしませんが、和製英語にはご注意くださいね。

今回は spirit of Samurai と Samurai spirit で考えることにします。

spirit of Samurai で使われている of は「由来・所有・特徴」を表すと考えられます。訳としては「サムライに由来する精神」、「サムライがもつ精神」、「サムライに特徴的な精神」などいくつかの訳が考えられるでしょう。

一方の Samurai spirit も上記と同じような訳が考えられます。

では、何が違うの?といいうことになりますが spirit of Samurai でわざわざ spirit を前に出しているということは spirit が強調されていると考えられそうです。私は武士道のことは何もわからないのですが、Samurai に関係するであろうものには「作法、礼儀、習わし」などいろいろあると思います。それらの中の特に「精神」に言及するときに spirit of Samurai を使うだろうと考えました。

この of については Longman のオンライン辞書の記載がわかりやすかったのでリンクを張ります。
http://www.ldoceonline.com/dictionary/of

ここでの8番目の記載がこれに相当するようです。
used to state specifically which thing of the general type mentioned you are referring to:
「一般的に言われている種類の特にどれについて言及している」ということを述べるときに使う。

例1)the city of New York
例2)the art of painting
例3)the problem of unemployment

例1)はNew York city と言わず、わざわざ city を前に出しています。おしゃれな感じもしますが、必ずしもそうではなさそうです。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、New York city の中には New York county があります。Bronx や Quees などと同格で、New York city の5つの行政区の中のひとつです。例ですが、このNew York county とは違うことを言いたいときは例1)のような言い方をして city を強調すると思います。

例2)や例3)も同様に考えることができるでしょう。

この of については色々な可能性を考えてみました。その結果、強調するときの of と考えるのが最もわかりやすいかなと思いました。

皆さんはどう思われますか?
ではまた。001.gif
by ladysatin | 2013-04-29 22:53 | 語法_English Usage | Comments(0)

avoid の使い方

もうすぐ Golden Week ですね。
みなさんのご予定は?(^^)
私は故郷へ帰ります。まっ、すぐ戻ってきますが。

今日は英作文やりましょうか。

Golden Weekの話が出たついでに、こんな文を作ってみますね。

出張は、ゴールデンウイークの時期を避けて行ってください。

連休に出張に行く人はかわいそうですね。(p_q*)

ま、それはおいといて、この文をを英文にしてみましょう。

この文に「避けて」という箇所がありますね。
「避ける」といえば、すぐに思いつくのが avoid でしょうね。いいと思います。

その avoid を使う時は注意してねっていうお話をします。

「ゴールデンウイークの時期を避ける」は日本語では全く問題ないのですが、avoid は危険や望ましくないものが起こるのを避ける場合に使うのが第一義です。

なので、accident や risk of fire などを直接目的語にするのは正しい用法なのですが、「ゴールデンウィークの時期」というのは、一般に楽しい時期なので、これを目的語にして "avoid Golden Week holidays (×)" とはしないようにしてくださいね。

avoid を使う場合は日本語を咀嚼して「ゴールデンウィークの時期に出張することを避ける」という文がよいでしょう。

とすると試訳ですが
Please avoid travelling on business during Golden Week period.

このように travelling を目的語にするといいと思います。

Golden Weekがネィティブの方になじみのない表現であれば "during Japanese consecutive holiday(s) period in May" のように書いてもよいと思います。

avoid は動名詞をとり to 不定詞はとりませんのでこちらもご注意をくださいね。

もうひとつ avoid には「~に近寄らない=stay away from」という意味もあります。
「Johnには近寄らない方がいいよ。」というときは You should avoid John.
なんていう使い方があります。

※今思い出しましたけど avoid と prevent を気分次第で使っちゃう人がいますが、この二つは意味が違いますので注意が必要です。またそのうちに書きたいと思います。

皆様、良い連休をお過ごしくださいね。
by ladysatin | 2013-04-19 21:16 | 日英 Translation | Comments(0)

This is tricky... な 英文法

今日のは、なぞなぞみたいかもよ。英文法の解説書に出ていた例らしいです。

以下のa)b)の英文について質問を受けました。

a) On account of his ill health, John was obliged to give up his job.
b) On account of John's ill health, he was obliged to give up his job.

「b)の文ではheとJohnが別人物になる」との説明が書かれているのですが、なぜなんでしょうか?

という質問だったんです。

これどうでしょう。皆様、よおく目をこらしてみてくださいね。
a)はJohnが主語であって、b)はheが主語なんですね。
それと副詞句のところが違うわけね。

さてさて、お料理、お料理。(^○^)

というわけでお料理です。\(^^\)(/^^)/

実はこれはトリックのような問題なんです。
副詞句”On account of ....”を以下のように後ろに移動させるとわかりやすいと思いますよ。

a’)John was obliged to give up his job on account of his ill health.
訳「ジョンは、彼の病気が理由で、仕事をやめざるを得なかった。」

b’)He was obliged to give up his job on account of John’s ill health.
訳「彼はジョンの病気が理由で、仕事をやめざるを得なかった。」

このように見ると「bの文章ではheとJohnが別人物になる」と解せると思います。

もう少し深く言えば、名詞とそれに対応する代名詞を同一文中で使用する場合、主たる文に重要な情報をもってきます。上記の例では、John was obliged to give up his jobが主たる文で、On account of his ill healthはサポート情報としての副詞句になります。重要な情報であるJohnが主文にあり、サポート情報にhisを使っています。ゆえにa)ではJohnとhisは同一人物になります。

通常、代名詞は既出の名詞に対して使用するものなので、「名詞→代名詞」の順序が普通ですが、a)の文に関して言えば、副詞句が前にきたため、たまたま順序が逆になり、「代名詞→名詞」の順になったと考えられます。

<別の例>
Tom saw a frog near him.
→Tomとhimは同一人物です。
Near him, Tom saw a frog. 
→Near himを文頭にもってきただけなので同一人物です。

しかし
Near Tom, he saw a frog.
→Tomとheは別人です。
あるいは、もしも、筆者が同一人物としてこの文を書いたとすれば、それは非文になります。

名詞と代名詞の順番って結構、神経使うものなんですね。
(*'-'*)
by ladysatin | 2013-04-15 22:52 | 英文法_English Grammar | Comments(0)

今日は英作文のヒントになりそうな内容を思い書いてみますね。

"お金やそれ以外の事で愛情を計る事ほど、愚かな事はないくらい分かっている"

この英訳をお願いしますと言われてしまいました。

おお、こいつは難しいわ~。

こんな文を英作するには、多角的な検討が必要だと思っています。
私がよくやるのは、同じ意味を表す日本語を作ってみるということ。

この文は換言すると
「お金やそれ以外の事で愛情を計る事に価値があると信じるほど、私は愚かではない。」と解釈できます。

「愛情を計る」は「愛の深さを測る」と考えることができます。
さらに、これは逆の書き方もすることができます。

つまり
「お金やそれ以外の事で愛情を計る事に価値があると信じるとすれば、私は愚かだということだ。」

そう考えて下記の文を作ってみました。

I would be stupid if I believed in measuring depth of love by money or other things.

直訳は「if 以下のことをすれば、私は愚かだということになる。」となります。

英語ではこのような言い方をよくしますね。

日本語を直訳するばかりでは、どうしても行き詰ってしまうことがあります。
そんなときは、別のアプローチをしてみるといいかもしれません。

ちょっとしたヒントを書いてみました。
by ladysatin | 2013-04-09 22:32 | 日英 Translation | Comments(0)