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preferable vs. desirable

今日は語法のお話です。

日本語では同じような意味に思えるのに、ニュアンスが違う単語って英語には結構ありますよね。

その一例として preferabledesirable をみてみます。
どちらも概ね「望ましい」と訳すことが多いと思います。

以前、ある人から質問がありました。
契約書関係では「~することが望ましい」というときに、It is preferable は出てきても、It is desirable はあまり出てこないとのことで、なぜでしょうということでした。

例えば、「当該の情報の利用は業務従事者に限定することが望ましい」という文です。

こういうときニュアンスの違いを確かめるには、英英辞典を調べると一発でわかるときがあります。

040.gifLongman で調べてみました。
すると、言外の意味が異なることに気づきました。
以下が記載文です。

★ preferable
better or more suitable

例文)For this dish, fresh herbs and garlic are preferable.
この料理には、新鮮なハーブやにんにくが望ましい(=より適している)。

★ desirable
Something that is desirable is worth having or doing.

例文)The ability to speak a foreign language is highly desirable.
外国語を話す能力は非常に望ましいものだ(=もっている価値がある)。

このように preferable には元々比較の意味があり「(より)望ましい、(より)適している」という意味になるのに対し、desirable は何かとの比較の意味合いはなく「望ましい」という意味の裏に「~の価値がある」という含意があるのですね。

したがって元の文「当該の情報の利用は業務従事者に限定することが望ましい」に関しては、「業務従事者」とその他の「利用者」を比較していると考えられるので、preferable が適切と考えて良さそうです。

一つの単語を選ぶのにも一苦労しますが、困ったときの英英辞典は頼もしい助っ人です。
by ladysatin | 2013-06-27 22:53 | 語法_English Usage | Comments(0)

What と How のお話

今日はよく使う口語表現やってみます。

1つ目は What's up? ^^

What’s up?ってよく聞きますね。

以前、外国人と仕事をしていたころに、電話をかけるとこの言葉をよく聞きました。
Hello. のあとに What's up?

「最近どう?何かあった?」
みたいな感じかな。

これに対する返事は、皆さんだったらどう答えますか?

以前、ある方から質問された内容です。

What's up?
ときかれると、たいてい
Nothing much. とか Nothing special.
という返事が返ってきます。
なぜ I'm fine. や I'm OK. ではだめなのでしょうか。


う~ん、いいしつも~ん。(^^)

How are you?
だったら I'm fine. はいいけど。。。

さあ、これをとくカギは。。。おそらく up にあるでしょうね。

そもそもWhat’s up?の up ってなんなの?ってこと。
もちろん「上に」という意味ではないですよね。

さて、辞書引いてみたよ。
するとこう書かれてありました。

What’s up の up は形容詞としての用法の一つで、
「起こっている(going on, happening)、行われている(taking place)」という意味とのこと。 
例) The race is up. 「レースが行われている。」
(ランダムハウス英和大辞典より)


つまり What’s up? は直訳すると「今、何が行われていますか?」という意味になります。
こうきかれては I’m fine や I’m OK は使えないですよね。

だから、「Not much. 別に~」なんて返事がかえってくるのかもしれませんね。

辞書によっては What’s new? と同じ意味と書かれているものもあるようです。
しかし、上記の通り、根本的な意味は異なりますので、完全に互換可能とは言いきれないと思います。

★ところで up には「現れて」という副詞の意味もありますね。
show up, come up, turn up などの場合の up はこの意味を含んでいます。
What’s up? の up に通じるものがあるみたい。

★それともうひとつ。これも注目してみて。
up には「終わった」という、全く逆の意味もあります。
The time is up. 時間が切れた。
The game is up. 試合が終わった。

奥深いですなあ。 up って実はとっても幅広い意味があるんだとわかりますよね。
こういう単純な単語こそあなどってはいけないという良い例かもしれません。

もうひとついってみよう。

2つ目は What about ~と How about ~の違い^^

これってもしかして語りつくされているのかしら?

両方ともほぼ同じと書いてある文献が多いですね。今日、ランダムハウス英和大辞典を調べてみたのですが、ほとんど意味の違いはないと書かれてありました。昨今では、ほぼ同じ意味として使われているのかもしれませんね。

しかし、本当に同じ意味なのだろうか?

What と How は全く意味が違うやろう~と思うんですね。
これは、よく考えた方がよさそう。
根本的な違いを考えると常に互換可能ではないと言えるのではないでしょうか。

How about you? と What about you? の例で考えてみます。

例1)
テレビの番組で「私はセサミストリートが見たいです。あなたはどうですか?見たいですか?」と尋ねるときはどうかな。
I want to watch Sesami Street. のあとは。。。
How about you? がよさそう。
なぜなら、この場合は want to watch かどうかをきいているから。

例2)
次に、セサミストリート、グリー、刑事コロンボ(ふるっ^^)の中で、「私はセサミストリートが見たいけど、あなたは何が見たいですか?」というときはどうかな。
I want to watch Sesami Street. のあとは。。。
What about you? になるのではと思う。
だって、「何の(= What)番組が見たいの?」ってきいてるもの。

How は「いかがですか?」 What は「何ですか?」の意味の違い存在しているのではと思います。

I don't like this dress.
「私はこのドレスは好きじゃないわ。あなたはどう?」と聞くとき、好きかどうかが問題になっているので How about you? になるでしょう。

こう考えると、例文はいくらでも作れますね。

実際はほとんど同じように使われているのかもしれませんので、あんまり細かいこと考えなくてもいいのかもしれませんが、根本的な意味の違いを知っておくことってとても大切なんじゃないかと思っています。

皆さんはどう思われるでしょうか。

ではまた。
by ladysatin | 2013-05-03 21:16 | 語法_English Usage | Comments(0)

Look Me In The Eye

洋楽を聞いていると「あ、このフレーズがまた出てきた」と思うことがあります。

その中のひとつにこんなフレーズがあるよ。

Look me in the eye (*^.^*)

私はこの表現がとても好きです。

命令形だと「しっかり私を見てちょうだい。」と相手に懇願しているような印象があります。

私の大好きな Stevie Nicks Stop Draggin' My Heart Around という曲の中にある一節

Baby you could never look me in the eye

83年の曲なのだけれど、これって look の他動詞の用法なんですね。

lookは前置詞を伴う自動詞の用法が圧倒的に得意でしょ。

look at, look back, look for, look in, look up, look down, look on などなど。。。

なので何で look at my eye じゃないのかなあと思いました。

辞書で Look someone in the eye(s) の定義を調べてみました。

★ランダムハウス英和大辞典:(人を)正視する
★Longman: to look directly at someone when you are speaking to them, especially to show that you are not afraid of them or that you are telling the truth

単に「私の目を見る」だったら look at my eye(s) になるけど。。。

look me in the eye(s) における look は me を直接目的語としているわけだから、「私の目を見る」のではなく「目の中に映し出される私の姿を見る」という深い意味になるのかな。

どんな場面にぴったりかしら。

例えば、彼が浮気してそれが彼女にばれてしまった。
うつむく彼。
その彼に対して彼女は言うのです。
Look me in the eye と
ヾ(。`Д´。)ノ彡☆ブーブーッ!!

洋楽の歌詞のサイトで検索したら、この表現が出てくる、出てくる。

以下はlook someone in the eye(s)が歌詞の中に出てくる曲の例です。

Carly Simon --- Look Me In The Eyes(タイトルがそのものズバリです。)
KISS --- Hide Your Heart
Bon Jovi --- Live Before You Die, Living In Sin
Suzzanne Vega --- In The Eye
Tom Petty --- Here Comes My Girl

何でかなあと思ったのですが、語感がきれいだし音楽に乗せやすいフレーズだからなのかなと勝手に思っています。

それで、おまけだけど

実は

日本の歌謡曲にもあるのよ。

北島三郎先生の兄弟仁義

「俺の目を見ろ~何にもいうな~」

これすなわち
Look me in the eye~ Don’t say anything~

もうこれ以外の訳は考えられないと思ったわ~(^○^)
by ladysatin | 2013-04-30 07:10 | 語法_English Usage | Comments(2)

今日は以前、質問された内容を取り上げてみます。

その質問がこれです。

072.gif spirit of Samurai や spirit of challenge は Samurai spirit や challenge spirit ともいえると思います。
  これって、まるっきり同じ意味なのでしょうか?また、なぜ、ひっくりかえるのでしょうか?


このご質問者はアポストロフィsを使った表現はすでに理解されています。
Marry’s chocolate と chocolate of Marry
これは所有格を of でひっくり返していますね。

そうではなく「名詞を of で単純にひっくり返すのはなぜ?」という質問なのです。

この問題に入る前に spirit of challenge と challenge spirit についてご注意していただきたいことがあります。

日本語で「チャレンジ精神」という言葉があります。それを訳したものなのですが、英語では spirit of challenge とか challenge spirit という表現は実はしないんです。google で検索するとわかりますが、日本語のサイトばかりヒットします。日本人は何事も精神力に結びつけたがるので、こういう和製英語が出てくるのかもしれません。ゆえに、「チャレンジ精神旺盛な人」を訳すとしたら、まず内容を咀嚼した上で challenge spirit というフレーズを使うことなく英語訳をする必要があります。今回は趣旨が違うのでしませんが、和製英語にはご注意くださいね。

今回は spirit of Samurai と Samurai spirit で考えることにします。

spirit of Samurai で使われている of は「由来・所有・特徴」を表すと考えられます。訳としては「サムライに由来する精神」、「サムライがもつ精神」、「サムライに特徴的な精神」などいくつかの訳が考えられるでしょう。

一方の Samurai spirit も上記と同じような訳が考えられます。

では、何が違うの?といいうことになりますが spirit of Samurai でわざわざ spirit を前に出しているということは spirit が強調されていると考えられそうです。私は武士道のことは何もわからないのですが、Samurai に関係するであろうものには「作法、礼儀、習わし」などいろいろあると思います。それらの中の特に「精神」に言及するときに spirit of Samurai を使うだろうと考えました。

この of については Longman のオンライン辞書の記載がわかりやすかったのでリンクを張ります。
http://www.ldoceonline.com/dictionary/of

ここでの8番目の記載がこれに相当するようです。
used to state specifically which thing of the general type mentioned you are referring to:
「一般的に言われている種類の特にどれについて言及している」ということを述べるときに使う。

例1)the city of New York
例2)the art of painting
例3)the problem of unemployment

例1)はNew York city と言わず、わざわざ city を前に出しています。おしゃれな感じもしますが、必ずしもそうではなさそうです。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、New York city の中には New York county があります。Bronx や Quees などと同格で、New York city の5つの行政区の中のひとつです。例ですが、このNew York county とは違うことを言いたいときは例1)のような言い方をして city を強調すると思います。

例2)や例3)も同様に考えることができるでしょう。

この of については色々な可能性を考えてみました。その結果、強調するときの of と考えるのが最もわかりやすいかなと思いました。

皆さんはどう思われますか?
ではまた。001.gif
by ladysatin | 2013-04-29 22:53 | 語法_English Usage | Comments(0)

nowの意味

今さらですが now は「今、現在」という意味の副詞ですね。

Longman で調べると at the present time と説明されています。

しかし、「今」といっても「今」が示す範囲というのは主観をともなうもののようです。

これも同じく Longman に載っていた文です。
Just leave your shoes on the back porch for now.

for now = for a short time
と説明されています。

for now は口語では頻繁に用いられますね。
この for は期間を表す for ですが、これに now をくっつけて for now にすると、「さしあたって、今のところは」という意味になりますよね。

上の意味は「今のところは裏玄関のところに靴を置いときなさい。」となるでしょう。
しかし、それが30分なのか3時間なのかは言った本人にしかわかりません。

思ったのですが、英語の now と日本語の「今」という感覚がとても似ているような気がしています。

両者とも、ある一定の幅をもった時間を指していて、その時間というのは個人により考え方がまちまちなところ、ある種いい加減な感覚が now であり「今」ではないかと思いました。

ただそれだけの話なんですが、英語と日本語で発想が同じだなと思うことがときどきあるんです。

たとえば「恋に落ちる」は英語では fall in love と言いますよね。

このように全く同じ感覚が英語と日本語にあるような気がして。。。
now も似ているなと思ったのです。
そう思ったことって皆さんはありませんか?

ついでながら for now を英辞郎で調べました。

そしたら for now girl という表現が真っ先に出てきてびっくり。
意味は「とりあえずキープしておくだけの女、当面[差し当たって]の女、いっしょにいるのはいいけど結婚したいとまでは思わない女」ですとぉ。

本当にこんな言い方するんですか?
私は初めてききました。

またまたついでに表現パターンも載っていました。
(just [good, enough, good enough]) for now girl

もうええっちゅうねん、と思いつつ
for now girl があるんだったら for now boy ももちろんありかしら?

って私は思ったんだけどな。(^^)
by ladysatin | 2013-03-19 21:52 | 語法_English Usage | Comments(0)

今日は英文のニュアンスの違いについて書いてみます。
以下の文を考えてみましょう。

A) There is no problem.(問題はありません。)
B) There is not a problem.(問題はありません。)

おお、これは微妙だぞ。
この二つとも文法的には正しく意味も同じですが、細かなニュアンスは異なるようです。

上記のA)B)はそれぞれ以下のように書きかえることができます。

A') No problem is present. 「全く問題はない。」
"No"は強意ですので「全く~ない」でよいかと思います。

B') Not a problem is present. 「一つも問題はない。」
"not"は基本的に、そのあとに続く部分を否定し、かつ"not + 単数名詞"では、「(二つ、三つどころか)一つもない」という意味になります。

例)Not a cloud was in the sky.
「空には雲一つもなかった。」

not a problemは「(一つでさえ、一つですら)問題はない」という意味合いになるでしょう。

結局、A)とB)の意図することは同じなんですが、この何ともいえないビミョ-なさじ加減があるって知っておくと何かいいことが。。。ある?ない?

きっと、今後英文を読む上でいいことあると思うわ。~(=^‥^)ゞ
by ladysatin | 2013-03-14 22:20 | 語法_English Usage | Comments(0)

on one's face vs. in one's face

これちょっとおもしろいかも。

こういう質問を受けたことがあります。

まず以下の二つの英文なんですが。。。

Her happiness showed on her face.
Your fatigue is showing in your face.


「どちらも○○が××の顔に出ている。(××の顔をみれば○○なのがわかる)という意味なのだと思うのですが、in one's faceとon one's faceに違いはあるのでしょうか?」
という質問でした。

う~ん、するどい質問ですよね。

この二つの違いは大変難しいですね。

in one's faceとon one's faceを辞書で調べるとイディオムで出てきます。
しかし、この場合はその意味ではなくて、明らかに読んだままのものでしょう。

考えるに。。。

普通は顔の表情、見た目について言うときはon your faceを使うと思います。でも、in your faceを使うと、表情では読み取れない内面が表されているのではと思います。

Her happiness showed on her face.
この場合は、にこにこしていかにも幸せそうな表情をしているのだとわかります。

Your fatigue is showing in your face.

この文を見て思いましたが、疲れていても、疲れを出すまいとにこにこして頑張っている人もいます。でも、その人をよく知っている他人からみると、疲れているのだとわかる場合がありますね。例えば、仕事のしすぎで目の下にくまができている、あるいはお肌が荒れている、など。一見にこにこしているとfatigue(疲労)は表情からはわからないけれど、実際は相当疲れているのでしょうという気持ちがin your faceという表現になっているのではと思います。

これ、私の勝手な解釈だったらここに載せられないなと思ったので、信頼できるネィティブのお友達に聞いてみました。

What do you think?
「どない思う?」 (-_-;

と聞いたら

Good interpretation.
「ええんちゃう」 パチッ☆-(^ー'*)bオッケー♪

と言ってくれたので今日のトピックに決定したのでした。
(^_^)
by ladysatin | 2013-03-11 22:14 | 語法_English Usage | Comments(0)

さて今日の問題です。^^

日本の気候は Japan's climate または climate of Japan のどちらがしっくりきますか?

こんなこと考えたことある?

考えてみましょ! ★⌒c( ̄▽ ̄)

まず Japan's climate と climate of Japan は両方とも所有の意味です。
climate of Japan の of は「所有の of」であり、それ以外には考えられません。

どちらが正しいのか?

答えはどちらも正しい。何故ならば、語法が正しいからですね。

しかし、google で検索すると圧倒的な差がでました。
climate of Japan が108,000件に対し Japan's climate は11,300件です。ということは、やはり climate of Japan の方がコロケーションがよいのでしょうか?これは説明がかなり難しいと思いますが、辞書で調べてみました。

ランダムハウス英和大辞典の記載です。そのまま抜粋しますね。

「所有の of はおもに無生物について用いる。 the boy's pen のことを the pen of the boy と は言わない。しかし、無生物の場合でも、国などの場合には the history of Japan の代わりに Japan's history ということがある。この現象は新聞英語に多く見られる。」

そういえば Japan’s economy は英字新聞でよく出てきます。逆に economy of Japan は あまり見ないような気がする。ランダムハウスの説明も交えて考えると、新聞などの文献では、簡潔でストレートな表現が好まれるということが言えるのかもしれません。

が。。。別の考え方を見つけました。これはなるほど!と思わずにはいられません。

日本を国土として考えるときは前置詞 of すなわち climate of Japan がぴったり。一方、日本を人間や社会のグループと考えるときは所有格、すなわち Japan’s economy がぴったり。

これをおっしゃっているのが帝京大学教授のクリストファー・バーナード先生です。
すごくわかりやすいのでリンクを貼らせていただきますね。

日本人英文法の意外な穴 129. "-s", or "of" ? (Part 1)
http://igainaana.blog4.fc2.com/blog-entry-32.html

For example, when "Japan" is seen as "an area or land", we would use "of", as in the following:
3) a map of Japan
4) the mountains of Japan

However, when "Japan" is seen as "a group of human beings / a society" we are more likely to use "-s", as in the following:
5) Japan's aid to foreign countries 日本の海外援助
6) Japan's hosting of a marathon 日本によるマラソンの主催(日本主催のマラソン)

そうだったのか~と、私はウンウンとうなずきっぱなしでした。
またおりこうになっちゃったな。

さて、今日はもう少しふみこんでみますよ。^^
同じく Japan がらみであと一つおもしろい比較をしてみましょう。

「日本の~」という場合、上に出した Japan's... という場合と Japanese... という場合があります。この違いについても考えてみました。

英字新聞などによく出てくる Japan's economy Japanese economy。この二つはどちらも「日本の経済」という訳で間違いありませんね。でも、どういうニュアンスの違いがあるのでしょうか?

書く人の気分次第で使っているのかな?(; ̄ー ̄)...ン?

それもあるかも。。。(○'ω'○)

しかし、この二つをよく見ると、決定的な違いがあります。

それは、品詞

Japan's は Japan という固有名詞の所有格
Japanese は形容詞


これに気づいたら答えは出たようなものかな?

以下のように考えてはどうでしょうか。

★Japan's
名詞の所有格だということはすなわち、「日本という国がもつ、日本国に属する、日本国に備わっている」という意味になるでしょう。そして、この後に来る名詞は、日本という国に所有されている、あるいは所属しているものになります。 economy が国の経済力、経済状態を表す場合、たとえば景気動向指数やGDPに基づく話は Japan’s economy となると思います。所有格であるがゆえ、「他の国でなく日本という国の」という排他的響きもあります。

★Japanese
形容詞としてその後に来る名詞を修飾します。この場合の「日本の」という意味の裏には、「日本に特徴的な、日本の特色といえる」という含意があります。 Japanese economy にはJapan’sがもつ排他性はないので、一般的に日本の経済について言いたい場合は Japanese がよく使われるように思います。例えば今後の日本の経済発展などに言及する場合は Japan’s economy より Japanese economy の方がしっくりくるように思います。

このように見ると Japanese culture が圧倒的に多く使われ Japan's culture がほとんど(といっては言い過ぎかもしれませんが)あまり使われないのが理解しやすいです。国技である相撲は Japan’s culture といえるかもしれませんが、一般に culture は人や風土が作り出すものなので Japanese culture というのだと思われます。日本の最近の若者文化は Japanese culture となるでしょう。

このように見てくると、「日本の○○○」という言い方って、英語では3通りあるってことね。

英語って奥深いなあと思います。
 
ではまた。
by ladysatin | 2013-03-07 21:50 | 語法_English Usage | Comments(2)

ある中学生からの質問です。

a lot of = lots of と学校で教えてもらいます。

lots of は lots と複数形になっているのはわかるけど、a lot of は 「たくさんの、多数の」と言う意味なのに、なぜ a が付くのでしょうか?

おお、難しい質問です。・・・( ̄  ̄;) うーん

しかし、ちょっと辞書を引けばわかるかも。

じつは lot だけですでに「たくさん」という意味があるんです。

以下のように考えるとよいかも。

例えば、ひと山100個のリンゴがあって、それを one lot とすると

a lot of apples は(100個の)たくさんのリンゴ
lots of apples は(200個、300個、400個....の)たくさんのリンゴ


というふうに考えることができます。

つまり、結局両方とも「たくさんの」という意味になってしまうようです。

なんだかなぞなぞみたいかな?

(*'ー'*)ふふっ♪
by ladysatin | 2013-03-05 21:47 | 語法_English Usage | Comments(0)