Stairway To Heaven - Led Zeppelin 訳詞考察

今日は Stairway To Heaven の詞を詳細に見ていきたいと思います。今回も長い長い記事になると思います。

訳詞の記事はこちらです。→ 訳詞の世界~Stairway To Heaven - Led Zeppelin(和訳)

そうそう Stairway To Heaven の裁判は、Led Zeppelin が勝訴したそうです。よかった~。ファンとしては胸をなでおろしているところです。

ご存じない方もいらっしゃると思いますので少し説明しますと、Stairway To Heaven のイントロの部分が、米国のバンド Spirit が1967年に発表した Taurus という曲に酷似しているとして、Spirit 側が2014年に訴訟を起こしたというものです。Spirit 側は金銭的補償や曲のクレジットを求めていたとのこと。その裁判の評決が6月23日にあり、ロサンジェルス連邦地方裁判所の陪審員は原告の請求を退ける評決を下したとのことです。

これを知って私は「当たり前でしょ」って思いました。確かに Taurus と Stairway To Heaven のイントロは似ています。でもほんのちょっとだけ似てますなという程度で、これを盗作と認めたらほかにもわんさか出てくると思うんです。それに裁判起こすんだったら何でもっと早くやらないのか。40年以上たってから何を今さらと思います。まあとにかく、一件落着ということで安心しました。

閑話休題

Stairway To Heaven は Led Zeppelin Ⅳに入っています。私もこのアルバムをもってます。1曲目の Black Dog を聴いた瞬間、あまりのカッコよさに「やられた」って思いました。Rock And Roll も入っているし、本当に大好きなアルバムです。

さて、私が訳詞の対象としている曲は、大なり小なり私の人生に影響を与えた曲ばかりです。大好きな曲だから、その詞について考察をすることはとても楽しいです。以前も書きましたが、好きな曲の訳詞をしてその内容を考察したあと、その曲を歌うアーティストや曲を書いた人のことを、ますます好きになるんですね。そして、その曲を書いた人を、前よりももっと理解できたことに喜びを感じます。Stairway To Heaven の詞は Robert Plant が書いています。だから今回は Robert は何を言いたかったのかな~と考えました。

訳をする上で私が一番大切だと思っていることは「ストーリー展開がスムーズかどうか」ということなので、物質文明がどうだとか悪魔崇拝だとか、そういうのは受け取る側がどうとでも感じればいいことだと思っています。ここでは、表現された言葉から直に切り込んでいくということをやってみたい。それが私のやり方なので。

ところで、Stairway To Heaven を聴くたびに、深い森の情景が浮かび上がります。
たとえばこんな感じの森です。
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もう一度、前回書いた Robert Plant の2つの言葉を書きますね。

"about a woman getting everything she wanted all the time without giving back any thought or consideration"
- 欲しいものを何でも手に入れるくせに何の思いも返さない女についての歌

※「何の思いも返さない」って直訳っぽくていまいちですが、言いたいことは「アタシはもらうだけ。アタシから見返りは期待せんといて」ってことだと思います。

"I think this a song of hope."
- 希望の歌

※このフレーズは、コンサートで Robert が実際に言った言葉です。

これを元に詞を考察します。

I は作者、すなわち Robert Plant です。そして lady = you と考えるとストーリーがつながります。
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There’s a lady who’s sure all that glitters is gold
And she’s buying a stairway to heaven.
When she gets there she knows, if the stores are all closed
With a word she can get what she came for.
Ooh, ooh, and she’s buying a stairway to heaven.

ある貴婦人がいてね
彼女は光り輝くものは全てが黄金だと信じているんだ
彼女は天国への階段を買おうとしているよ

彼女は知ってるんだ
天国に着くだろ
そこで店が全部閉まっていたとしても
ある言葉を唱えると目的のものを手に入れることができるんだって
だから彼女は天国への階段を買いたいのさ
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ここでポイントになるのは、there が何を指すのかです。私は there = heaven だと思います。there が唐突に何らかの場所を示すとは考えにくい。直前に場所を表す heaven があるので、heaven を指すと考えるのが自然だと思いました。つまり stairway を上って When she gets there (= to heaven) と考えると解釈に無理がないように思います。

この女性は欲深い人で、gold と引き換えに何でも手に入ると思っています。今の状態でも gold さえあれば何でも手に入ります。あとで出てきますが、彼女は物を gold に変える能力をもっています。しかし、一番手っ取り早い方法は天国へ行くことです。天国へ着いて、ある言葉を唱えすらすれば、欲しいものは何でも手に入るんですから。もちろん gold もです。だから彼女は天国への階段を買いたいのです。

With a word…「ある言葉」って何でしょう。さすがにこれについては手掛かりになるものがありません。何か呪文のようなものでしょうかね。ここはお手上げ。ごめんなさい。

★ She is buying a stairway to heaven. の構文について
be + ~ing は近接未来です。そして、「進行形は、現在の計画・取り決めによって予期される未来の出来事を表す(現代英文法講義 P119 より)」ということだから、彼女は天国への階段を買う気満々だとわかります。

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There’s a sign on the wall but she wants to be sure
‘Cause you know sometimes words have two meanings.
In a tree by the brook, there’s a songbird who sings,
Sometimes all of our thoughts are misgiven.

壁には何かの掲示がある
でも彼女は確信がほしい
なぜなら言葉には2つの意味があったりするだろ

小川のそばの木に鳴き鳥が止まって歌っているよ
時に僕らの考えることすべてが疑わしくなると
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壁には何らかの掲示があるのですが、彼女はその意味に確信がもてません。2つの意味がある掲示って何でしょう?ひょっとして天国への行き方が書いてあるのではないかな?って私は思ったんです。

Y というアルファベットの形をした道があるとします。lady は下の道から上に歩いていきます。すると3本の道が交わるところに “This way (こっちだよ)”と書いてあります。This way は左上に伸びる道を指しているのか、右上の道を指しているのかわかりません。どちらかは天国への階段に通じる道で、もうひとつは地獄です。もちろんこれは私の想像ですが、この This way には「2つの意味がある」と思いませんか。

こう考えた理由は、あとからそれを裏付けるようなフレーズがあるからです。もうちょっと待ってね。

そして場面は森に変わり、今の2つの意味の箇所を受けて、鳴き鳥も言ってます。「僕らの考えることすべてに疑いが生じることもある」と。

彼女はこの段階では、どっちが天国への道なのか確信をもっていません。

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Ooh, it makes me wonder,
Ooh, it makes me wonder.

何なんだろう
どこにあるんだろう
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この it makes me wonder の続きは何なのでしょう。

私はここでは wonder の次に以下の青文字を補ってみました。
it makes me wonder what the sign means. (その掲示の意味って何なんだろう)
it makes me wonder where heaven lies. (天国はどこにあるんだろう)

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There’s a feeling I get when I look to the west,
And my spirit is crying for leaving.
In my thoughts I have seen rings of smoke through the trees,
And the voices of those who stand looking.

西の方を向くとある感情を覚える
そして僕の魂がここを離れようと叫んでいる

木々の間を抜けていく煙の輪を見たんだ
僕の思考の中でね
そしてそれを立って眺めている人々の声も聞こえた
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ここで初めて、自分(作者)はどうだという話が出ます。

「西を向くとある感情を覚える。」その感情とは「ここを離れよう」という思いです。西は太陽が沈む方位であることから、衰退や死と関連付けられます。作者は死への思いがあります。

★a feeling について
feeling には不可算と可算の用法があります。ここでは a feeling と可算名詞として使われており、かつ単数です。

そこで feeling を英辞郎で調べてみると以下の記載がありました。
「感情、気持ち - 外界の刺激などによって引き起こされる具体的な感情と、理性に対する働きとしての感情の二つに区分される。後者の意味では通例 feelings。」

なるほどと思いました。ここで a feeling が単数なのは、「西の方を向く」ことによる外界からの刺激により引き起こされる感情だからなんですね。

元に戻って、作者は思考の中で煙の輪を見ますが、この輪は天国への階段に通じる輪だと思います。この輪の先に階段はある。そして、作者と同じく死して天国へ行きたい人々の声も聞こえます。この人たちは、後に作者の仲間になります。後半に出てくる we という二人称はこの人たちを巻き込んだ表現です。

ついでながらこの節は、Robert Plant が J.R.R Tolkien のファンだったことから、The Lord Of The Rings をヒントにしているという説があります。

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Ooh, it makes me wonder,
Ooh, it really makes me wonder.

ああ何なんだろう
どこにあるんだろう
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ここは先ほどと同じ解釈です。really が入って「どこにあるんだ」という思いがさらに強調されています。

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And it’s whispered that soon if we all call the tune
Then the piper will lead us to reason.
And a new day will dawn for those who stand long,
And the forests will echo with laughter.

そしてこんな囁きが聞こえる
僕らが調べを吹いてくれと求めればすぐに
笛吹きが僕らを理性へと導いてくれるだろうと
そして長い間待ち続けていた者には新たな日が幕を開け
森に笑い声がこだまするだろうと
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ここで、唐突に piper(笛吹き)が登場します。このくだりを見てください。
soon if we all call the tune, then the piper will lead us to reason
「僕らが調べを吹いてくれと求めればすぐに、笛吹きが僕らを理性へと導いてくれるだろう」

私の訳は call the tune を「調べを吹いてくれと求める」、the piper を「笛吹き」としました。直訳です。ここでのpiper は、作者とその仲間を天国への階段に導く案内人の役目だと考えました。

ようやく天国へ行ける-暗がりで明日を待ちわびていた森の住人たちの間で、希望に満ちた笑い声が聞こえる。そういう情景がここでは描かれています。

ところで、call the tune と piper と言えばこんな諺があります。
He who pays the piper calls the tune.
《諺》 費用 [責任] を受け持つ者に決定権がある(研究社 新英和中辞典より引用)

おそらく Robert はこの諺をもじって上の文言を入れたのだと思います。直訳すると「笛吹にお金を払う者が曲を注文できる」という意味ですが、なぜ上の諺の意味になったんでしょうか。気になって調べてみました。そしたらこんなサイトを発見しました。
What ‘paying the piper’ means

pay the piper の意味は 「特に何かを約束したあとで、あなたがそれを履行せず、自らの行為のために不快な結果に直面すること」とあります。

このサイトに書かれている伝説によると…
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1284年、ドイツの Hamelin という町は、ネズミの蔓延に苦しんでいました。そこへカラフルな衣装の笛吹きが現れ、自分が問題を解決してあげようと申し出ました。町民はネズミを駆除してくれたら金を払うと約束しました。笛吹きは承諾し、笛を吹いて川へネズミをおびき寄せ、ネズミを溺れ死にさせました。これで問題は解決したものの、町民は笛吹きに金を払いませんでした。笛吹きは怒って、あとで仕返しするために戻ってくると言い残して去りました。

ある日曜日、笛吹きは住民が教会に行っている間を見計らって、町に戻りました。そこでまた笛を吹いて、今度は子供達を誘惑しました。130人の子供達が笛吹きのあとをついていき、洞窟の中へ連れ込まれました。そして子供達の姿を二度と見ることはなくなりました。

ただし、子供達の中で笛吹きについていかなかった子供が3人いました。ひとりは足が不自由、ひとりは聴覚に障害がありました。もうひとりは目が不自由だったのでついていくことはできなかったのです。この3人は教会を出てきた住民にこの出来事を通告しましたが、時すでに遅し。ネズミはいなくなったはいいけれど、お金を払わなかったがために子供達は行方不明になってしまったのです。
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If you don’t pay the piper, be willing to accept the consequences.
笛吹きにお金を払わないのなら、結果を受け入れる覚悟をしておけ。

He who pays the piper calls the tune. に戻ると、「笛吹きにお金を真っ当に払う人だけが、彼の拭く調べを享受できる」ということになるでしょう。そこから転じて、「お金を払う人に決定権がある」つまり「金がものをいう」という意味になったと考えられます。

続きです。
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If there’s a bustle in your hedgerow, don’t be alarmed now,
It’s just a spring clean for the May queen.
Yes, there are two paths you can go by, but in the long run
There’s still time to change the road you’re on.
And it makes me wonder.

君の生垣の中でざわめきが起こったとしても
心配することはないよ
5月の女王を迎えるための春の大掃除の音なんだから

そう、君には2つの道が用意されている
でも長い目で見れば、君が選んだ道を変える時間はまだあるよ

君はどうするんだろう
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73年の MSG でのコンサートの時、このパート If there’s a bustle… に入る直前、Robert は "I got some good news.(いいニュースがあるんだ)"って言ってます。ここから曲調がぐっと明るくなりますね。

さて hedgerow は生垣の低木の列のことですが、わたしの想像では lady には聖域があって、その周りを群生している木々のことなんじゃないかと思っています。ファンタジーですから色んな想像がふくらみます。普段は音ひとつしないけど、ざわめきが起きています。lady は何事かと思いますが、それを見つめる作者は心配するなと言います。

そしてここでこのフレーズがきます。
Yes, there are two paths you can go by
「そう、君には2つの道が用意されている」

最初の方で、Y の字をした道があって、交差するポイントに "This way (こっちだよ)"と書いてあると私が思ったのは、このフレーズを解釈してのことでした。左上に伸びる道と右上に伸びる道、そうこの2つの道が lady には用意されています。

And it makes me wonder がまた出てきました。
ここで省略されているのは以下の青文字です。
And it makes me wonder which road you’re gonna choose. (君はどっちの道を選ぶのだろう)

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Your head is humming and it won’t go, in case you don’t know,
The piper’s calling you to join him,
Dear lady, can you hear the wind blow, and did you know
Your stairway lies on the whispering wind?

君の頭の中でガヤガヤと音がしていても
君が気づかなければそれはずっと続くんだ
笛吹きが、仲間にお入りって君を誘っているんだよ

親愛なる貴婦人よ
風の音が聞えるかい
そして君は知ってた?
天国への階段は風の囁きに沿って続いているのだと
************************************

笛吹きが lady に仲間にお入りと言っています。そしたら天国へ行けるんだよと。
そして作者は言います。ここが大切。
Your stairway lies on the whispering wind?
君の天国への階段は風の囁きに沿って続いている」

前回の記事で「ある時期を境に Robert Plant が1箇所歌詞を変えて歌っているんです。」って書いたのはこの箇所でした。

実は1990年代以降、Robert は Your ではなく Our に変えて歌っています。「僕らの天国への階段は風の囁きに沿って続いている」と歌っているのです。なぜ歌詞を変えたのかはわかりません。でも Our に変えたことによって、第三者的な言い方ではなく、自分も当事者として言っていることが明確になりました。「僕とあなたとみんなの天国への階段」ということです。これによって、There’s a feeling I get when I look to the west のパートで Robert が言いたかったことも、私の中で明確になったのです。

一方の lady はまだ piper の誘いにも作者の誘いに応じていません。

最後のパートです。
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And as we wind on down the road
Our shadows taller than our soul.
There walks a lady we all know
Who shines white light and wants to show
How everything still turns to gold.
And if you listen very hard
The tune will come to you at last.
When all is one and one is all
To be a rock and not to roll.

そして僕らが曲がりくねった道を進むにつれ
僕らの影が僕らの魂を隠そうとするんだ
そこへ僕らが知る貴婦人が歩いていてくる
白い光をあてながらね
あらゆるものが今でも金に変わるそのさまを
彼女は示したいのさ

だけど耳をすませしてよく聞けば
その調べが最後には君に聞こえるようになるんだよ

すべてのものが一つになり
一つのものがすべてになる
そして一つの岩になり揺らぐことはなくなるときに
聞こえるようになるんだ
************************************

作者と仲間が天国への階段に向かって歩いていくと
Our shadows taller than our soul
「僕らの影が僕らの魂を隠そうとするんだ」

shadow は影ですが、それが soul よりも高くなるってどういうことでしょう?私はここでの shadow は死を意味していると思います。ここで言いたいことは、死が我々の生を覆い隠そうとしているということだと思います。何故ならば死の世界、つまり天国に近づいているのだから。

そこへあの lady がやってきて「私には何でも金に変える力がある」と誇示します。その金で天国への階段を買うとでも言いたいかのように。

作者は lady に「tune (調べ)を耳を澄まして聴け」と言います。この tune は、もちろん先に出てきた笛吹きの tune です。笛吹きは天国への階段に導く案内人ですから。でも lady は耳を傾けないんです。

When all is one and one is all to be a rock and not to roll
この When 節は、The tune will come to you at last にかかっていると思います。ほかには考えられません。「僕らすべてが一枚岩になって結束すれば、君にもあの調べが聞こえるようになるよ。僕らと一緒に行こう。」と lady に呼びかけているのだと思います。

で、結論。
************************************
And she’s buying a stairway to heaven.

それでも彼女は天国への階段を買おうとしているんだ
************************************

ここでの And は逆接にとらないと意味が通りません。一生懸命に作者は lady に説得しようとしましたが、lady はやはり我が道を行くことにしたということだと思います。

Robert Plant が言うように、強欲な女の歌でもあり、希望の歌でもある。その線で解釈した結果、上記のストーリーに帰結しました。

長い記事を読んでくださった皆様、ありがとうございました。

おしまい 001.gif
Commented by travelster at 2016-07-12 22:33
初めまして!
Bon Joviの歌を検索して辿り着きました♪
英語は得意ではないのでタメになります。
また寄せて頂きます〜^^
Commented by ladysatin at 2016-07-13 20:27
travelster さん
初めまして。コメントをありがとうございます。

Bon Jovi がお好きなんですね。
travelster さんのコメントを拝見して、かわいい女性の方だとばかり思っていました。
ブログを拝見したら...男性でしたね。σ(^_^;) 
とても素敵なブログですね。世界各地を旅されているなんてかっこいいです。
またいつでも遊びにきてください。
Commented by travelster at 2016-07-15 07:37
このページに遭遇したもので。。。
9post.jp/35911

かっこいいでしょう?
'80世代なのでとても懐かしく^^

あ、あまりオトコオトコしてないかもしれませんね(笑
Commented by ladysatin at 2016-07-15 16:07
travelster さん
リンク先を拝見しました。
Jon はいくつになってもかっこいいですね♪
Bon Jovi は2回観に行きました。また来日してほしいです。

色んな方にコメントをいただくのですが、男性だと思っていた方が女性だったり、その逆も時々あります。
travelster さんのコメントは優しい印象を受けたので、てっきり女性だと思ってしまいました。(^_^)
Commented by ryu at 2016-07-15 21:54 x
はじめまして!いつも新規投稿を楽しみに覗いていますが、コメントは初めてです(*^^*)

何となくですが、冒頭のthereは、storesがある場所かなと思いました。
天国が最終目的で、その手段としての階段、そしてそれを「カネ」で得る……という流れだとしたら、階段を買うのは販売所であり、きっとそれは「下界」にあるのかなと。。。

自分も大好きなグループですので、他曲も取り上げてくださることを秘かに期待しています(*^^*)
Commented by ladysatin at 2016-07-17 02:24
ryu さん
初めまして。コメントをありがとうございます。
いつも読んでくださっているとはとてもうれしいです。

there は stores のある場所だと思われたのですね。実は私もその線で考えていたのですが、途中で考えを変えてしまいました。σ(^_^;)

もう一度見てみますね。
And she’s buying a stairway to heaven.
When she gets there she knows, if the stores are all closed
ここまで読むと、there は stores がある場所と考えることも可能だと思いました。

ただ、その後ろがこうなってます。
With a word she can get what she came for.
「ある言葉を唱えると目的のものを手に入れることができる」と。

ということは、「お金がなくても何か呪文をとなえると、ただでほしいものを手に入れることができるのだ」と解釈できます。しかし、she’s buying a stairway to heaven とあります。”buy” の本来の意味は、「お金をはらって(この場合は gold を払って)何かを得る」という意味なので、論理に矛盾が生じるのではないかと思ったのです。

そこで私はこう考えました。今もっている gold で lady は stairway を買おうとしている。この場合は下界でです。そして heaven に着くと stores がある。今までは gold で何でも買えていましたが、heaven では gold はなくても、ある言葉を発すれば何でも手に入るといいたいのじゃないかと。

ただしこれは私の個人的見解なので、絶対ということではありません。ryu さんのお考えに賛同する方もいらっしゃると思います。私のブログには、異なる意見を書いてくださる方が多くいらっしゃいます。また間違いを指摘してくださる方もいらっしゃいます。とてもありがたいです。こうやって色んな意見をいただくことで、また私自身も勉強することができます。今後も読者の皆様が、気軽にコメントしていただける雰囲気を作っていきたいと思っています。

どうぞこれからもよろしくお願いいたします。(^_^)
Commented by ryu at 2016-07-21 09:19 x
lady satin様 お返事有難うございます(*^_^*)

ここ数日,there=heaven説のストーリーを考えていました(曲が頭の中をループしていました。笑)。
先入観から,there=the stores とばかり考えていましたが,=heavenもありですね!!

個人的には,
「There’s a sign on the wall」
の「the wall」は閉店していた 「the stores」の壁で,「a sign」は「closed」の表示と考えていました。
つまり,
お店には閉店の掲示があるけど,ホントに閉まってるのか確かめたい,確信したい・・・
言葉は多義的な意味を持つこともあるので,「閉店」だけどそうじゃないこともある・・・
といった流れです。冒頭の「there」はこのにつながってくるのかなと。


これまで,この曲をこんなに掘り下げて考えたことはありませんでした。(考えすぎて,いよいよreally males wonder 状態で,深い森に迷い込んでいくような気分ですが。笑)

今回,lady satin様の訳詞,解説に触れてホントに勉強になりました!また丁寧なお返事をいただいてとても嬉しかったです!!これからもご活躍,期待しています!!
Commented by ladysatin at 2016-07-21 23:29
ryu さん
こちらこそありがとうございました。

とても深く考えてくださって私も勉強になりました。
この歌はネィティブの間でも様々な議論がされているようですね。
それほど難解な歌であり、かつ如何様にも解釈できる歌なのかもしれません。

ただひとつ思うことは、Robert Plant が song of hope と言ったように、この歌はとてもポジティブな思いを歌ったものなのだろうということです。20代半ばの Robert Plant の感性溢れる作品ですね。

ブログは不定期ですが、これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします。^^
Commented by キヒロ at 2016-09-13 11:48 x
以前、fool for you lovingの和訳を探していましてこのサイトを訪問させていただきました。
私はいろんなバンドで歌を歌わせてもらってるのですが、このサイトで取り上げられるバンドとのシンクロ率が高くてビックリしております。
きっと同年代で聞いてきた音楽か似てるのですね。(笑)

zeppelinはずーと歌ってまして、Robert Plant は私にとって神のような存在なのです。
Stairway To Heaven、、、歌ってます、、、とてもむつかしいですね(*_*)
でもここでの解説を読ませていただくと、少し自信をもって歌えるようになります。
ありがとうございます。

最近新たに取り組んでいるのがsteel panther!
LAメタル世代にはニコニコしながら聞けるバンドなんですが、歌詞が、、、、
urban dictionaryにお世話になりっぱなしです(笑)

今後も更新楽しみにしております。


Commented by ladysatin at 2016-09-13 21:04
キヒロさん
いつぞやはコメントをありがとうございました。
今もコメントはそのままあります。(^^)

そうですね。同年代かもしれません。
Robert Plant は声も素晴らしいし、若い時は本当に美しい人だったと思います。
今はお年を召されましたが、やっぱり素敵ですね。God ですね。

Stairway To Heaven も歌われるのですか。
私の解説が歌のお役にたてれば、とてもうれしいです。

Steel Panther の歌詞は Motley Crue の比ではありませんね。
Asian Hooker という歌を聴いて、私はひっくり返りそうになりました。(◎_◎;)
でもコンサートは文句なしに楽しめそう。

また遊びにきてくださいね。
Commented by そそ at 2016-12-26 20:23 x
訳詞が適当で、その解釈の過程まで書いているのでとても参考になります。

ツェッペリンのファンではないので、中立の立場から訴訟問題について語ると、
音楽業界のコードの盗作は市場で腐るほど出回っており、
レコード会社が合意の上でお互いにやっているのでしょう。

だから、規模の小さいレコード会社に所属するような弱小ミュージシャンは、
特に、自身が盗作していない場合、不満が募ります。
しかし、レコード会社、プロデューサーがビッグ企業を相手取り、
訴訟した後の悪影響(仕事が回らなくなる、音楽業界で干される)を考えて
推奨していないのかと思います。

今回は、バンド自らが訴訟(?)したようなので、
音楽業界とのしがらみが取れ、満を持して訴訟したのでしょう。

私は、素直に、spiritがかわいそうと感じます。
Commented by ladysatin at 2016-12-27 19:41
そそさん
コメントをありがとうございます。

音楽業界のことはよく存じませんが、そのようなことが考えられるのですね。40年以上も前の曲が何故今、問題になったのか、とても不思議に思っていました。Led Zeppelin と Spirit はかつて一緒にツアーをしたことがあるようです。確かにイントロのところは似ていますね。ただ似ている箇所が短すぎて、盗作とまではいかないかなと私は思いました。きっと Spirit のメンバーにとっては思い入れのある箇所なのでしょうね。

とても参考になりました。ありがとうございます。
by ladysatin | 2016-07-07 22:55 | Music & English_1 | Comments(12)