言葉の力

大好きな町。

熊本県には出張でよく行きました。

熊本、八代、玉名、人吉、宇土、そして益城にも。

「日本で住みたい場所はどこ?」と聞かれたら、「熊本」と即答するくらい好きな場所です。

理由はひとつ。

人々の優しさ。

今も思い出すのは優しい熊本の人々のこと。

私自身も阪神大震災を経験しました。被災されている方々の姿をテレビで見るたびに、胸が締め付けられる思いです。

今も余震が続く中、地震についての安易な発言はすべきではないと思っています。

今日は一つだけ書きたかった。

NHK のアナウンサーの報道がいつもと違っていました。

「お互い励まし合ってください。」
「必ず救助は来ます。諦めないで下さい。」
「小さな子供がいる方やお年寄りの方は、気を使って外や入り口付近にいることが多いです。皆さん、声をかけてあげてください。」

これまでの有事の際の放送では耳にしたことがないような、力強くそして温かいメッセージを、アナウンサーの方々が発信されていたことに、驚きと感動を覚えました。

「苦しいけれど一致団結して頑張ろう」と呼びかけているようでした。被災しテレビどころではない方々へは届かないかもしれないけれど、心が揺さぶられるような呼びかけでした。

家族が被災していてそれを遠くから見守るしかない方や、近隣の県に住んでいて揺れの大きかった地域の方々は、テレビで状況を把握するしかありません。そのような方々にとっては、心強いメッセージだったことと思います。

このことはネットでも話題になっていました。NHK では東日本大震災の震災報道をきっかけに、アナウンスについて見直しをしたとのこと。20日の放送総局長会見のときに、板野裕爾放送総局長は、「アナウンサーが気象庁や各自治体からの発表をそのまま読むだけではなく、視聴者に訴えるように語りかけることを心がけている」と説明したとのことです。

16日の晩の NHK スペシャルでの武田アナウンサーの言葉も、とても心に響きました。武田さんは熊本のご出身でもあり、今回の地震のことを人一倍心配なさっていたと思います。番組の最後に武田さんはこう言いました。

「力を合わせて、この夜を乗り切りましょう。この災害を乗り越えましょう」と。

番組の最後をきれいにまとめる言葉でなく、本心からそう言っているのが伝わりました。

「私たちもあなた方と一緒にいます。」とおっしゃっているように感じ、不安な心が安らぎました。

ありがとうございます。

心のこもった言葉は、人の心に明かりを灯してくれます。

そんな言葉を発することのできる人に私もなりたいと思います。

被災地の皆様の生活が早く元通りになりますように。
Commented by obayamafight at 2016-04-30 21:55
うん、心から復興を願います。
Commented by ladysatin at 2016-05-01 14:45
obayamafight さん
初めまして。コメントをありがとうございます。
うれしかったです。感謝。
Commented by obayamafight at 2016-05-01 18:00
あ、ごめんなさい!obayamafightだけど、ファイトです。本当にごめんなさい。
Commented by ladysatin at 2016-05-01 20:27
ファイトさん
あやまらないで~。また私を笑わしてくださいね。(^_^)
Commented by Southern Man at 2016-05-01 23:25 x
Cross My Mind

この頃は、昔の好きな曲を聴く度に「彼女ならどう訳すだろう?」と、このブログのことを思い浮かべます。今回、このページを読ませていただいて、その理由が少し分かったような気がします。
語学というアカデミックなジャンルを扱いながら、ladysatinさんのブログには機知と思いやりを感じていました。それは、取り上げる曲や相手の解釈を慮った返事に現れていましたが、何よりも世の中で起こっていることへのladysatinさんの感受性が生み出しているものだったんですね。
そういう人が発する言葉には「力」が宿っています。読む人を惹き付ける魅力があります。これからも自分の得意とする分野で、人の心に明かりを灯してください。私はしっかり灯されています。

さて、恒例のladysatinさんに聴いてもらいたい一曲です。
今回はMind絡みで、『Gentle on My Mind』をお薦めします。ヒットしたのはGlen Campbellのバージョンですが、アメリカでは愛唱歌のようで数多のミュージシャンがカバーしています。個人的にはWaylon Jenningsが好きです。でも、それでは趣味に走りすぎなので、ladysatinさんは最新カバーのThe Band Perryを聴いてみてください。PV版、ライブ版(CMA Awards 2014)があります。どちらも初期のEaglesの香りが仄かに漂ってきて、心地よい気分になれます。
たぶん、「勝手なこと言うな」と女性に叱られそうな歌詞だと思いますが、男はこういう女性にいてもらいたいものです。
Your Blog is Gentle on My Mind


Commented by ladysatin at 2016-05-02 23:01
Southern Man さん
こんにちは。いつも温かなコメントをありがとうございます。

私が人の心に明かりを灯せるようになるにはまだまだ先だと思っていますが、Southern Man さんから励ましの言葉をいただき、うれしくて涙が出そうです。本当にありがとうございます。これからも精進し頑張ります。

今回も良い曲のご紹介ありがとうございます。Gentle On My Mind という曲は知りませんでした。調べたところ、本当にたくさんのアーティストがカバーしているのですね。Elvis Presley や Aretha Franklin の名前も見つけました。

早速ですが、Glen Campbell、Waylon Jennings、そして The Band Perry のバージョンを聴かせていただきました。それぞれに味があっていいですね。詞も読んでみました。とても興味深い詞ですが、この曲に出てくるような男性を好きになった女性の気持ちってどうなんだろうと思いました。

The Band Perry の PV を見て、切なくなってしまった箇所があります。彼女が車を出て戻ってくると、彼の姿はなく一枚の紙きれが…。”HAD TO GO - 行かなくちゃ” と書かれたその文字を見た彼女が言うセリフが “I know. - でしょうよ。” でした。そのときの彼女の表情には色んな思いが交錯しているように思えました。「どうなっちゃうんだろう私達。今度はいつ帰ってくるんだろう。私って馬鹿みたい。」などなど。女心が彼にはわかっているのかなあ。Gentle On My Mind の Gentle には「優しい」という意味のほかに「寛大な」という意味もあります。
優しくて寛大な彼女 - 男性はそういう女性を求めるものなのかもしれませんね。

Thank you for your gentle comment. (^_^)
Commented by Southern Man at 2016-05-03 18:22 x
That's Wonderful as Expected
拙い英語ですみません。

「I know=でしょうよ」。とてもいい訳ですね。唸りました。さすがladysatinさん。「またなの?」という腹立たしさ。「待っててあげる!」という深い愛。彼女の二つの心情を的確に伝える表現だと思います。映画翻訳家でも、この台詞は思いつかないかもしれません。彼は彼女のもとに、きっと帰ってきます。

自分勝手な男性の曲を紹介しました。今度は雰囲気を変えて『Tougher Than the Rest』という優しいメロディの曲をどうぞ。Bluce Springsteenの1987年のアルバム『Tunnel of Love』の中の曲です。自信過剰な色男の上から目線の歌詞のように思われがちですが、私は違った解釈をしています。どんな男性から声をかけられても、サラリとかわしてしまうクールな美女。そんな女性を好きになってしまった気弱な男。彼の心の中でしか言えない、思いきり強がった愛の告白だと思っています。ladysatinさんはどう思われますか?
オリジナルがいいのは勿論ですが、カバーのChris LeDouxのPV版をお薦めします。
〈疲れ切った金髪美人が酒場のドアを開ける。中は紫煙とアルコールの匂い。そして、むさ苦しい野郎ばかり――〉。頻繁に挿入されるカメラ目線の本人のカットを我慢すれば(出来ないかもしれませんが)、映画のワンシーンを観ているようなスタイリッシュなPVに仕上がっています。

連休が明ければ、こんな話ができない日常の生活が待っています。
でも、熊本の人たちは復興に向けて、はるかに厳しい毎日を送っています。
私も頑張らなくてはと思います。
疲れたら、またここへ戻ってくればいいのですから。

Commented by ladysatin at 2016-05-04 20:31
Southern Man さん
I know の訳をほめてくださって、ありがとうございます。(うれしい♪)
ここの訳は時間がかかりました。「知ってたわ。わかってたわ。」なども考えたのですが、Southern Man さんのおっしゃる通り、「またなの?」という腹立たしさと「待っててあげる!」という深い愛を感じ、プラス「しょうがないわね」の気持ちも表したくて、「でしょうよ」を思いつきました。この言葉に全部込められたかどうか不安でしたが、ご評価いただき少し自信がつきました。

Tougher Than the Rest 初めて聴きました。本当に優しいメロディですね。Bruce Springsteen のオリジナルと Chris LeDoux の PV 版の両方ともいいですね。私の解釈も Southern Man さんと同じです。彼は自信過剰な色男などではなくて、彼女に振り向いてほしくて一生懸命求愛しているように思いました。「俺がここにいるやんか」という気持ちじゃないかと思います。Bruce Springsteen といえば、Tunnel of Love の前のアルバム、Born In The U.S.A.をもっていることを思い出しました。ジャケットのカッコよさにひかれて買いました。このアルバムの Cover Me と Downbound Train が好きです。

そういえば世の中は連休でしたね。在宅ワークになると休みの感覚が麻痺するようです。Southern Man さんもお仕事頑張ってください。私も頑張りますので。疲れたときに、私のブログを気休めにしていただければ大変うれしく思います。
by ladysatin | 2016-04-27 00:21 | 英語と私といろいろ | Comments(8)