Listening Practice: Slash Interview (3回目)

これまで2回、スラッシュのインタビューを題材にリスニングの練習をやってみました。

めったにやらないディクテーションをやってみて、やっぱりディクテーションは効果があるんだなって実感しました。それと今回の材料は、それぞれ1分ちょっとしかないので、集中して聞けたのもよかったです。

あと、やっぱりネィティブ同士の会話って違うな~と思いました。私も長いこと仕事でネィティブとやりとりをしてきましたけど、相手は日本人としゃべっているという意識が働くので、使う語句も自然と選んでいますね。といってもボキャブラリーの難易度が違うという意味ではないんです。

スラングというほどでもない。ごく普通にネィティブの皆さんが使う英語だけれど、英会話学校の教材ではなかなか出てきませんよねというフレーズが、ネィティブ同士の会話ではたくさん出てくるんですね。それを今回、ひしと感じた次第。

さて、今日はその3回目(最終回)です。ガンズの結成当時のことと、どうして脱退したのかについて、ラリーがスラッシュに聞いています。

This is the last part of Slash Interview from Larry King Live. Slash talked about how the band was formed and why he left the band. I think he has been asked the same question many times so far, so he might have been sick and tired of it, but he is always nice to any interviewer. I like his personality.^^





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いかがでしたか?

何かこのパートのスラッシュの受け答えについて、私は思うところがあったわ~。
あとで書きますけど、まず発表会からいきますね。

L は Larry、S は Slash ね。

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L: How did Guns N’ Roses come about?
ガンズ・アンド・ローゼスの結成はどうやって?

S: That’s a long story.
長くなっちゃうけど。

L: Shorten it.
短くたのむよ。(笑)

S: Yeah. I mean, basically, the guy who turned me on to the guitar was Steven Adler. So, he became a drummer and I was a guitar player. And, Axl and Izzy were in LA from Indiana, and met Duff who came from Seattle. And, we just had a bunch of different variations. You know, bands with Axl... and Izzy, bands with Axl. Steve and I, bands with Duff and Steve and I...Anyway, it’s just somehow...

わかった。(笑)最初、俺をギターに走らせたのはスティーブン・アドラーだよ。奴がドラマーになって俺がギタリストになった。で、アクセルとイジーはインディアナからロスに来ていて、シアトルから来ていたダフと会った。俺たち色んなバンドを作ってたんだ。アクセルとイジーのバンド、アクセルとスティーブンと俺のバンド、ダフとスティーブンと俺のバンドみたいな。ともかくそれが何ていうか。。。

L: Molded into one.
ひとつになった。

S: Yeah. It was the perfect combination of people. I think I always said that we were the only five people that could’ve made that band.
そう。完璧な組み合わせだった。俺はいつも言ってたよ。あのバンドを作れたのは、俺たち5人しかいなかっただろうなって。

L: Who named the band?
バンドの名前は誰が?

S: It was the name that came from L.A. Guns and Hollywood Rose. So, it was Tracy Guns and Axl Rose.
LAガンズとハリウッド・ローズからとったのさ。トレイシー・ガンズとアクセル・ローズ。

L: It’s a great name.
素晴らしい名前だね。

S: It’s a great name.
素晴らしい名前だよね。(←スラッシュうれしそう♪)

L: How long was the band together?
どのくらい一緒にいたの?

S: I’d see probably from...I think I was in…1984 to I was in until 1986. Oh, 1996.
えっと、俺がいたのは1984年から86年、あっ96年だったっけな。

L: 12 years. You made a lot of money, became famous. Why did you leave?
12年か。リッチになって有名になったのに。なんでやめたの?

S: It’s just a lot of...That’s even a longer story. Basically, you know, what it was is Axl took over the band, and reformed it under...Guns N’ Roses under his direction. And I chose not to join that configuration. So, that was that.

それはすごく。。。もっと長い話になっちゃうなあ。基本的にはさ、アクセルがバンドを支配するようになって自分のやりたい方向にバンドを変えちまったんだ。それで、俺はその形態には参加しない方を選んだ。そんなとこだね。

L: So you formed another group, right?
それで、別のグループを作ったんだろ?

S: I did a bunch of other bands since then.
いろんなバンドを作ったよ。それ以来。

L: Ever regret leaving?
やめたことを後悔することは?

S: No, ...no. It was really something that it was one of those kind of things it happened a way that it happened. And I think that probably was the smartest thing, a big decision I’ve ever made.

いや。。。ないね。ほんと起こるべくして起こったようなもんだね。たぶん、俺が決断したことの中ではもっとも利口で大きな決断だったと思うよ。

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はい、ここまでです。
今回は大きな聞きとりミスはないと思うけど、ちょろちょろ冠詞の間違いやら単数複数の聴き間違いやらありそうです。

ではいくつか表現のお勉強。

★How did Guns N’ Roses come about?
ガンズ・アンド・ローゼスの結成はどうやって?

●come about: <事が>起る、生じる(happen)(ジーニアスより)

come about がなぜ「起こる」という意味になるのかわかりませんが、口語ではとってもよく使います。come を使ったイディオムはとっても多いですね。come about はこれでしっかり身につきました。

★the guy who turned me on to the guitar was Steven Adler.
俺をギターに走らせたのはスティーブン・アドラーだよ。

●turn someone on to: (人)の関心を~に向けさせる、(人)に~について話す[教える] (英辞郎より)

★we were the only five people that could’ve made that band.
あのバンドを作れたのは、俺たち5人しかいなかっただろうな

027.gif この could’ve (could have) は要注意。過去の推量を表します。
直接法と比較してみましょう。

<直接法>
We were the only five people that could make that band.
俺達5人だけがあのバンドを作ることができた。
(←事実を述べている。)

<過去の推量>
We were the only five people that could have made that band.
俺達5人だけがあのバンドを作れたであろう。
(←他の連中にはできないことだっただろうよという含みがある)

こうやって比較するとわかりやすいですね。
まだ私、過去の推量を口語でうまく使えていません。
日本人には難易度高いです。

★Axl took over the band

take over と言えば、「引き継ぐ」という意味でよく使われますが、ここでは「支配権を得る」の意味が強いと思います。アクセルがボスになっちゃたってことかな。

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以上、スラッシュでリスニングやってみよう のシリーズはこれでおしまいです。(^^)

今回のパートを聴いていて思ったことは、いろいろあってもスラッシュはガンズのことを誇りにしているんだということでした。ふとしたところで垣間見る表情や話し方でその人の真意が見えるときってあるでしょう?

ラリーが It’s a great name って言ったら、スラッシュが思わず It’s a great name ってオウム返しのように、嬉々として言ってるところがあったでしょ。あ、スラッシュかわいいって思いましたよ。それと perfect combination って言いきっているところも、自分達の作り上げたことに対する自信の表れですよね。

私はいつか再結成するんじゃないかと思ってますね。だってこの数年でダフとイジーはアクセルと共演しているしね。スティーブンは元々、皆と仲良しなのね。おもしろかったのが、スティーブンのインタビューを YouTube で見ていたら、彼が「僕のおばあちゃんは時間が解決するっていってた」って言ってるの。

そっか~スティーブン。20年じゃまだ足らへんってことなんよね。^^
ええ、あなたのおばあちゃんの言う通り、時間が解決することを願いましょ。

では、このシリーズを読んでくださった皆さん。
おおきに。

001.gif
Commented by L.A.メタ子 at 2015-05-05 16:11 x
気分はスラッシュ、なーんて。 - お久です。L.A.メタ子です。
せっかく、スラッシュでリスニングやってみようということだったので、Shadowingをやってみました。Satin先生(ここではあえて、先生と呼ばせていただきましょう)がディクテーション、訳出、解説までしてくれて、こんな素材は他にないぞ、と、挑戦しました。
1. Shadowing ぴったんこShadowingを抑揚まねて、わからなくても聞こえた通りにやってみた。
2. Overlapping YouTubeの字幕ボタンを押して、字幕見ながら、やってみたら、訳の精度が低かったので、Satin先生のディクテ見ながら、やりました。
3. 翻訳、解説を読んで、内容を理解した後、Delayed Shadowing
自分はスラッシュだ、と妄想に浸ってやると、気持ちよくできるかと思ったが、ついていくのが大変。何かほかにもっといい練習方法があれば、教えてください。好きなアーティストのインタビューが理解できる、そんな人になってみたいが、無理だろうなあ。いつかは行ってみせるぞ、Whisky a Go Go!文法のお話なども、少しずつ、読ませていただいてます♡
Commented by ladysatin at 2015-05-05 22:59
Dear L. A. メタ子さん

スラッシュでリスニングへようこそ。お久ぶりです♪
この記事はまだコメントがなかったのでうれしいです。

Shadowing やってみたんですね。素晴らしいです。Shadowing は難しいですよね。私は実は Shadowing は自分に合わない学習法だったので、ほとんどやってないんです。英文を一度聞いて、それを即座に口に出してリピートする Reproduction を主にやっていました。Shadowing もすごく効果があるという人と、今ひとつという人がいるみたい。

リスニングの力を上げるには、スクリプトのある教材を使うのが一番良いと思います。スラッシュのように早口の人は、単語の途中が聞きとりにくいですよね。あるはずの音が脱落してしまいます。音が消える箇所や、音と音が合体してしまう箇所などは、スクリプトがあると確認できてよいかなと思います。

ところで、このインタビューのスラッシュはカッコいいですね。あのニヤッとしながらのしゃべり方がかなり好きです。

文法の記事も読んでくださってるんですね。うれしいです。最近はブログがスローペースなんですが、また面白い話を見つけて書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。(^_-)-☆
Commented by L.A.メタ子 at 2015-05-06 10:10 x
Satin様、早速のお返事、アドバイス、ありがとうございます。
私もあのインタビューのSlashが好きで、思わず、Shadowingしたくなったのです。
Reproduction/Retentionは、フレーズや短文などから始めて、だんだん長くしていく感じでやってみます。
KISSだ、Motleyだ、とRockばっかりで、メタ子は英語の勉強していたのか、思われたでしょうが、その通りで、音楽が先生(堂々と言うこの図々しさ)です。
それでも一応、教室には行っていて、講師の割合は日本人(プロの同通・会議通訳者)とNativeが2:1ぐらいです。日本人の先生は、メタ子がサイトラの練習をしないので、鉄拳飛ばしてくる人がいます。一番下のクラスなのに~(><);
それでも、K先生は自分の通訳現場での失敗を時々披露します。
ex)だいぶ前のことらしいですが、〝シェフの世界大会“(おそらく逐次)MCで、「コックさんが台所で」と言ったら、”司厨士が厨房で“と言わないとダメじゃないか」と司会の〝○○もんた”さんに、オフ・ステージで怒られたそうです。
他にも、先生方のおかしな話は、数知れずで、機会があれば、ご報告しますね。
「ブログがスローペース」とおっしゃいますが、過去の記事もはずせないものばかりで、そちらを見ています!(^^)!
音楽、英語、いつも、おもしろく役に立つお話をありがとうございます。♡♡
Commented by ladysatin at 2015-05-06 22:13
メタ子さん、こちらこそいつも楽しいお話をありがとうございます。^^

もしかして通訳の学校ですか?私も昔、通っていたんです。会議通訳コースだったんですが、通訳の勉強より翻訳が自分には合っているとわかり、途中で変えました。通訳は英語から日本語がメインなので、私にはあまり興味がわきませんでした。今の仕事は日本語から英語の翻訳が主体なので、とてもやりがいがあります。同じ英語を使う仕事でも、全く違いますね。よく私がたとえで言うのは「旅の恥はかき捨ての通訳」と「旅の恥が一生ついて回る翻訳」。これいうと皆、笑うんです。またこの話もいずれブログに書こうかな。

「コックさんが台所で」は笑っちゃいました。私も以前、アメリカ人の同僚にきかれたことがあります。「料理人のことを日本語では何ていうんだ」って。私は「コックさんだよ」って答えたんですが、回りの外国人の皆さんが一斉に沈黙したんですよ。まずかったかしら?ヾ(>▽<)o

過去の記事もごゆるりとどうぞ♪
また面白いお話きかせてくださいね。
by ladysatin | 2014-07-19 18:35 | Music & English_1 | Comments(4)