2013年 12月 20日
訳詞の世界~The Circle Game – Joni Mitchell(和訳)
The Circle Gameは、Neil Young の Sugar Mountain という曲にインスパイアされて書かれたときいたことがことがあります。Sugar Mountain は Neil さんが過ぎゆく10代を嘆いて書いた曲なのですって。
さてこの曲なんですが、簡単そうでとっても難しいんです。
まず、いきなりタイトルに The がついているのはなぜ???と思いました。
Circle Gameではなく The Circle Gameとなっている。
それと詞を読んでいくと、過去形、現在形、未来形が混ざっています。
こういうところ見ていきながら訳を考えるのが楽しいのだけれど。。。
この続きは以下で考察しています。
以下をクリックして読んでくださいね。
→ The Circle Game – Joni Mitchell 訳詞考察
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The Circle Game
Yesterday a child came out to wonder
Caught a dragonfly inside a jar
Fearful when the sky was full of thunder
And tearful at the falling of a star
ひとりの子供が好奇心と出会ったのは、ついこの間のこと
捕まえたトンボはビンの中
雷がとどろく空に怯え
流れ星に涙したのです
~Chorus〜
And the seasons they go round and round
And the painted ponies go up and down
We’re captive on the carousel of time
We can’t return, we can only look behind
From where we came
And go round and round and round
In the circle game
~Chorus~
そして季節は何度もめぐっていきます
ペンキで塗られた子馬は上がったり下がったり
私たちは時という回転木馬に乗った捕われ人
戻ることなどできません
ただ、私たちが通ってきた足跡から、後ろを振り返るだけ
季節はめぐりめぐっては回り続けるのです
サークルゲームの中で
Then the child moved ten times round the seasons
Skated over ten clear frozen streams
Words like “when you’re older” must appease him
And promises of someday make his dreams
それから少年は10回の季節を駆け抜けて
その間に同じ数の清らかな氷の小川を滑りました
「大人になったらね」って言葉になだめられて
いつかきっと夢をかなえようと誓うのです
Sixteen springs and sixteen summers gone now
Cartwheels turn to car wheels through the town
And they tell him, "take your time, it won't be long now”
Till you drag your feet to slow the circles down
16回の春と16回の夏が過ぎていきました
おもちゃのカートは町を走る本物の車になります
季節たちが彼に言うのです
「ゆっくりと時間を楽しむのさ。今のうちだからね」
そのうちに足を引きずるようになるから
時の流れを遅くするためにね
So the years spin by and now the boy is twenty
Though his dreams have lost some grandeur coming true
There’ll be new dreams, maybe better dreams and plenty
Before the last revolving year is through
そして月日は流れ、あの少年はもう20になりました
実現させようと抱いていた夢は少し輝きを失ってしまったけれど
新しい夢が、たぶんもっと素晴らしくて豊かな夢が
生まれるでしょう
最後の年が回転し終わる前に
And the seasons, they go round and round
And the painted ponies go up and down
We’re captive on the carousel of time
We can’t return
We can only look behind from where we came
And go round and round and round
In the circle game
そして季節は何度もめぐっていきます
ペンキで塗られた子馬は上がったり下がったり
私たちは時という回転木馬に乗った捕われ人
戻ることなどできません
私たちが通ってきた足跡から、後ろを振り返るだけ
季節はめぐりめぐっては回り続けるのです
サークルゲームの中で
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R.E.M.のNightswimmingという曲にも同じようなものを感じます。
初めまして。コメントをありがとうございました。
しばらく留守にしておりましてお返事遅くなって失礼しました。
Circle Game は大好きな曲です。
大人になっていくことの寂しさと美しさ...
本当にそんな感じがしますね。
R.E.M. の Nightswimming という曲は聴いたことがありませんでした。
私のブログには、コメントをくださる皆さんが良い曲を紹介してくださることが多いです。
早速、Nightswimming を聴かなくちゃ。
Thank you very much. (^^)
いちご白書にあこがれた時代もありました。
孫が出来た今は輪廻応変をthe circle gameに感じたりしています。
曲の解釈は時とともに変わっていくもんですね。
訳をありがとうございます。
コメントをありがとございます。
中学生の頃から聴かれているのですね。
私は大人になってからこの曲を知り、Joni Mitchell のファンになりました。
いつもは派手な洋楽を聴くことが多いのですが、安らかな気持ちになりたいときにこの曲を聴くと癒されます。
Circle Game のような曲は Timeless なんだなあと思います。
いちご白書では Buffy Sainte-marie が歌っていましたよね。
こちらこそお立ち寄りくださり、またコメントまでありがとうございました。
また是非お越しください。
初めまして。コメントをありがとうございます。学生の頃に聴かれた曲なんですね。そういえばアグネスもカバーしていました。
The Circle Game は1970年に書かれたものなので、50年近く経っていますが、全く色褪せない名曲ですね。この曲を聴くと、どんなに時代が変わっても、人間の本質は変わらないのだと感じます。一人の少年の成長を綴ったこの曲に、自分もそうだったのだと共感を覚えます。これからも大切に聴き続けたい曲です。
温かなコメントをありがとうございました。
大変申し訳ありません。youjiiiii さんへのお返事のコメントを何度も削除し直して書き直していたら、自分のコメントを削除するつもりが誤って youjiiiii さんのコメントを削除してしまいました。大変温かいコメントをいただきましたのに申し訳ないです。きちんと読ませていただいております。
本当に申し訳ございません。
ありがとうございます。安心しました。
次回から気を付けますね。
私もこの曲が大好きで、また、歌詞も重視する方でして。
でも英語力はダメダメなのであちこちの和訳を見回っていましたがladysatinさんの翻訳が一番しっくりと来ました。
「Cartwheels」の部分なんかも納得です。
ありがとうございました。
初めまして。コメントをありがとうございます。
訳詞は大変難しいのですが、これからも頑張っていきたいと思います。
お褒めいただき恐縮です。また遊びに来てくださいね。
こちらこそありがとうございました。
色んな人がカバーしているけど、俺はMejaのが好きかな。
コメントをありがとうございます。今こんな時代なので、これからの人生のこと私もよく考えています。Meja さんという歌手は知りませんでした。早速聴いてみました。ボサノバ調?ですね。聴きやすくていいです。声もきれいですね。
しかし当時は、この歌よりも映画の中でかかるCSN&Yの曲の方へ関心が向いていました。しかしあれから半世紀以上が過ぎ、あなたの翻訳を読んで、やっと何故この曲があのラストシーンで使われたのか分かり、改めてあのラストシーンを回想しています。ありがとうございました。
コメントをありがとうございます。
「イチゴ白書」はテレビで何度か放送されたのを見ました。
バフィー・セントメリー のサークルゲームは、全く雰囲気が違いますね。
PumpkinsKing さんに私の訳を読んでいただき、またご感想を添えていただき
こちらこそありがとうございました。