理由を表す and

今日は小学生でも知っている and のお話です。

and には、今さらですが「そして」という意味があります。しかし、ほかにも使えます。

この and はおりこうさんで「理由」を表すことができるというすぐれものです。
これについてちょっと書いてみますね。

以下は、ある技術文書の教本に出ている対訳です。

(英文)
This approach will improve the strength of the pipe and eliminate gas leakage from the pipe.

(訳文)
この方法を採用することで、パイプの強度が増すので、パイプからのガス漏れを防ぐことができる。

そして「なぜ、この and が「そして」ではなく「ので」になっちゃうの?」という質問を受けたのです。

なるほど、とても自然な質問ですね。
でもね、これは、そんなに難しく考えなくてもいいの。
and は並列だけでなく理由をあらわすことも可能です。辞書を引くと載っています。

※ランダムハウス英和大辞典の説明
(当然の帰結・成行きを示して)…ので、…だから

「パイプの強度が増す」ので、その当然の帰結として「パイプからのガス漏れを防ぐことができる。」
このように考えると自然だと思います。

※ジーニアス英和大辞典の説明
[理由・結果]を表す。
例)The clock is accurate and dependable.
「その時計は正確で、それゆえに当てにできる。」

※Longmanの説明
“and” is used to say that something is caused by something else:
例)I missed supper and I'm starving!
例)She fell downstairs and broke her leg.

ちなみに技術文書では時系列に書くことが多いのでこのような書き方(原因→結果)をよくします。私自身もこういう文を日英翻訳する場合に、あえて because などを使わずに and を使うことがあります。

and は「そして」だけじゃないのよ~っていうことを、今日は書いてみました。

これ、実はけっこう盲点だと思うのですが、どうでしょう。
(^ー^* )
by ladysatin | 2013-11-23 20:01 | 語法_English Usage | Comments(0)