英文法のおさらいどうしましょ

今日は英語学習について書いてみようと思っています。

私はよく文法の勉強の仕方についてのご相談を受けることがあります。その中で、大人になってから英文法のやり直しをするにあたり、どこから手をつけてよいか迷っておられる方が非常に多いということがわかりました。

実は、材料さえあればとても簡単で効率的な勉強の仕方がありますので、気にとめていただければと思っています。ただ、この材料は社会人の皆さんの多くの方は捨てているか、捨てずともどこにあるのかわかりませんとおっしゃるものです。なので、ここに私が書く内容は皆さんには役に立たないかもしれませんが、皆さんの2世のお役には立つかもしれないと思って書かせていただいております。

このブログを読んでらっしゃる方の中には、小中高生のお子様をお持ちの親御さんがいらっしゃると思います。お子様が大人になって仕事で英語を使わなければならなくなったときのために、一つご提案したいことがあります。

それは、中学と高校で使った教材をすべて取っておくということです。

こと英語については、いつ仕事で必要になるかわかりません。これはかなり多くの方が身をもって体験されているのではないでしょうか。ですので、中学高校の英語の教科書と学校で強制的に買わされた問題集、および先生の板書を書き取ったノートは決して捨ててはなりません。お子様が「もういらん。」と言っても、親心でとっておかれることを強くお勧めします。

社会人になってから10年後、20年後に英語を勉強せざるを得なくなることは珍しくなくなってきました。

そこで、まずやるべきは学校英語のおさらいから。

なぜならば、中学高校で学習した内容は英語のエッセンスそのものだからです。

特に「高校英語」は重要だと思います。

別に教科書を保管しておかなくても、書店に行けば英語の教材はいくらでもあるし、必要になったときに考えればと思われるかもしれません。しかし、実際に書店の英語コーナーを見てみると、参考書、問題集の数々に圧倒された方も多いと思います。ここから自分に合った教材を探すのは至難の業なのです。

私が学校で使った教材を推奨するのは、学んだ記憶をたどりやすいからです。英語が嫌いであった子でも、授業は受けていますし、何なりと板書もしているでしょう。教科書にマーカーで線を引いているでしょう。それらを数年後に見直したとき、記憶が目覚めることが多々あります。高校の時に授業で理解できていたことは、すぐに脳に呼び戻すことができます。逆に理解出来ていなかった内容は、市販の文法書などと照らし合わせて、一からやり直しということになります。

書店で買ったばかりのまっさらの参考書だと、自分が何が理解出来ていて何が理解できていなかったのかを探し出す作業から始まるので、辛抱強くない人は挫折してしまい、あれやこれや本を買っては結局中途半端に終わることが多いのです。

皆さんの2世のために...と書きましたが、もちろん今でも教科書等を保存していらっしゃる方は、まずそれを引っ張り出して勉強しなおすことをお勧めします。

実は、分厚い文法書はいらなかったのでは?ということに気づくかもしれません。(←ここ大事)

ちょっとお節介なお話になりましたが、ごく当たり前のことなのに誰も気づかないのはなぜなのだろうとずっと思っていましたので、書かせていただきました。

近いうちに文法書について書きたいと思います。
少し違った目線から文法書を選ぶ試みです。
ではまた。
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by ladysatin | 2013-05-13 07:20 | 英語学習のヒント_Tips | Comments(0)